プレスリリース
今回、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))はスマートフォン向けフリマアプリを運営する株式会社メルカリと連携して、リユース品(中古品)(※1)を安全に使用するための注意ポイントを紹介します。
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近年、リユース品は店頭販売だけではなく、フリマアプリやインターネットオークションといったサービスも充実し、時間や場所を問わず手軽に個人間で売買できるようになっています。さらに消費者のSDGs(※2)や3R(※3)への認知が高まったことに伴い、資源の有効活用やゴミ削減の意識も向上し、リユース市場の規模は、2021年で約2.7兆円(前年比11.7%増)となるなど、今後も拡大が予測されています。(※4)
その反面、リユース品による事故は毎年発生し、そのうち約8割は火災の原因となっているため注意が必要です。2017年度から2021年度までの5年間で、NITEに通知があった製品事故の情報(※5)では、リユース品の事故は合計279件発生しています。
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図1 入手方法の内訳
リユース品の受け渡しにおいては、譲渡/販売する側(提供側)が事故の危険性のある製品を提供しない配慮はもちろんのこと、譲受/購入する側(入手側)でも安全な製品かどうかを見極めることが大切です。サステナブルな循環型社会の実現に向けてリユース品を上手に活用しつつ、双方が気をつけるべきポイントを確認し、事故を未然に防止しましょう。また、11月は「製品安全総点検月間」となっていますので、この機会にリユース品に限らず身の回りにある製品について改めてチェックしてみましょう。
リユース品の提供側/入手側で気を付けるべき5つのポイント
1.製品がリコール対象製品ではないことを確認する。
2.製造時から長期間経過している製品かどうかを確認し、破損や変形、異常動作などの不具合がないかをチェック
する。
3.取扱説明書を入手し、付属品が揃っているか、正しく取り付けられているか、正常動作に影響する汚れがない
か、消耗品の交換が必要かどうかなどを確認する。特に、ガス器具の取り外し・取り付けや電気工事は、有資格
者、専門の事業者に依頼し、自分では行わない。
4.メーカー等の信頼できる者以外により修理・改造された製品ではないか確認する。5.非純正バッテリーの取り付
けの有無を確認し、機器メーカーで禁止されていないか確認する。
5.非純正バッテリーの取り付けの有無を確認し、機器メーカーで禁止されていないか確認する。
>>>プレスリリースの詳細をご覧になりたい場合は、下記、NITE HPよりご確認ください。
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2022fy/prs221027_00001.html
▼NITE公式YouTube動画 リユース品「提供・入手時のチェックポイント」▼
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=jyebn9l6_g4 ]
[動画解説]
リユース品の受け渡しにおいては、提供側が事故の危険性のある製品を提供しない配慮はもちろんの
こと、入手側でも安全な製品かどうかを見極めることが大切です。サステナブルな循環型社会の実現
に向けてリユース品を上手に活用しつつ、双方が気をつけるべきポイントを確認し、事故を未然に
防止しましょう。
補足説明
(※1)本資料では、中古品販売店で購入したもの、インターネットオークション及びインターネット通販で購入
した中古品、譲渡されたもの、中古住宅などに既設で設置されていたものなどを「リユース品」(メーカ
ー等の専門業者による分解・整備・清掃された製品を含む)と呼びます。
(※2)持続可能な開発目標。「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続
可能でよりよい世界を目指す国際目標のこと。17のゴール・169のターゲットから構成されています。
(※3)環境と経済が両立した循環型社会を形成していくための3つの取組の頭文字(リデュース、リユース、リサ
イクル)をとったものです。
(※4)出典:リサイクル通信「リユース業界の市場規模推計2022(2021年版)」
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_7557.php
(※5)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重
大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。
(※6)インターネットには、インターネットでのリユース品の購入、インターネットオークション、フリマアプ
リなどを含みます。
独立行政法人 製品評価技術基盤機構 製品安全センターの概要
NITE 製品安全センターには、消費生活用製品安全法などの法律に基づき、一般消費者が購入する消費生活用製品(家庭用電気製品やガス・石油機器、身の回り品など)を対象に毎年1千件以上の事故情報が寄せられます。
製品安全センターでは、こうして収集した事故情報を公平かつ中立な立場で調査・分析して原因究明やリスク評価を行っています。原因究明調査の結果を公表することで、製品事故の再発・未然防止に役立てています。
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▼『うんこドリル』の開発秘話 note記事▼
・『うんこドリル』×NITE異色のコラボ裏話 前編 〜うんこを通じてくらしのキケンをベンキョウ〜
https://nite-gov.note.jp/n/nb81b88c779b0
・『うんこドリル』×NITE異色のコラボ裏話 後編 〜うんこは電子レンジに入れてはいけません!〜
https://nite-gov.note.jp/n/n54ba82e91592
[画像3: https://prtimes.jp/i/92488/80/resize/d92488-80-0eb1b77911061f3b0ae5-1.png ]
プレスリリース提供:PR TIMES