プレスリリース
大手前大学 (本部:大阪市中央区、理事長:福井要、学長:鳥越皓之、以下本学) 建築&芸術学部 映像・アニメーション専攻の和田 淳 准教授の新作アニメーション「半島の鳥」が「ベルリン国際映画祭短編部門」にてノミネートされ特別表彰(スペシャルメンション)を受けました。
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ベルリン国際映画祭は、毎年2月に開催され、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭とともに世界三大映画祭の一つに数えられる今回で72回目を迎える歴史のある映画祭です。
短編部門特別表彰とは、金熊賞と銀熊賞とは別に審査員として特別に言及しておきたい作品があるときに表彰されるものです。ノミネート後、2月10日から映画祭が始まり現地で上映ののち、2月16日に授賞式が行われ「半島の鳥」が特別表彰を受けました。
なお、和田 准教授は2012年に「グレートラビット」という作品で同映画祭の銀熊賞を受賞しています。
■作品について(和田 淳 准教授コメント
新作短編の「半島の鳥」は構想自体は10年以上前からあり、おおよその骨格はそのときにできていたのですが、そこから寝かせに寝かせてようやく少し前に制作に取りかかり、1年以上かけて完成させました。
これまで、作品内でみんなで輪になって踊ったり、変な動きをするというような儀式的モチーフは何度も出てきているのですが、儀式そのものをちゃんと考えたことがなかったので、今回は子供が大人になるための通過儀礼という設定にして儀式とは何かをテーマにつくりました。
■特別表彰について(和田 淳 准教授コメント)
日本時間の夜中の3時から授賞式があり、そこで発表されるまでまったく知らされていなかったため、ただただ表彰を受け驚きました。
金熊などの賞をもらえれば一番良かったのですが、こうやって誰かしらに自分の作品が評価されたことは間違いないため、そこは単純に嬉しいですし、光栄に思います。
和田 准教授は、「間」や「気持ちのいい動き」を大きなテーマとし、主に手描きによる短編アニメーションを制作し第一線で活躍しながら本学にて「描画アニメーション制作」「アニメーション演習」などを担当し、学生への指導を行っています。
■和田 淳(わだ あつし)准教授 プロフィール
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1980年神戸生まれ。大阪教育大教養学科美術コース、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を卒業。
『鼻の日』 (2005年) がノーリッチ国際アニメーション映画祭グランプリ、『わからないブタ』 (2010年) がファントーシュ国際アニメーション映画祭最優秀賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞など多数の映画祭で受賞。
『グレートラビット』 (2012年) はベルリン国際映画祭で銀熊賞 (短編部門) を受賞するなど、注目を集めています。
■大手前大学 建築&芸術学部について
建築&芸術学部には、建築コース(建築専攻、インテリアデザイン専攻)、芸術コース(デザイン・造形美術専攻、マンガ制作専攻、映像・アニメーション専攻、映画・演劇専攻)、メディアコース(メディアコミュニケーション専攻)があります。
本学部はモノづくりに関する多様な学びが揃っており、それらを興味に合わせて横断的に学び刺激を受けることで、独自のセンスを確立することができます。卒業後に、即戦力として活躍できる力をつけるため、文理の出身を問わず基礎教育を徹底。4年間で丁寧にクリエイティブな力を養っていきます。
授業では、地域の行政機関や企業と連携して「空き家再生」「救急車適正利用PR動画」制作といった実践プロジェクトも多く準備されているため、学内で学んだ基礎力を活かした応用力も培われます。
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2023年4月 経営学部(設置届出予定)
特設サイト: https://www.otemae.ac.jp/special/business/
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