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【7月下旬発売】ロシアによるウクライナ侵攻ーー戦禍を生きる24人の日記アンソロジー『ウクライナ戦争日記』が本日より予約開始

(PR TIMES) 2022年07月02日(土)14時40分配信 PR TIMES

『ウクライナ戦争日記』Stand With Ukraine Japan、左右社編集部編/7月28日より順次発売開始(Amazon発売日8月4日)


戦争が始まって今日で17日目だが、もう何百年も続いてきたとも言える。
(キーウ在住/37歳男性)
[画像: https://prtimes.jp/i/52594/73/resize/d52594-73-a3213c1b0fabc16e73a9-0.jpg ]

2022年2月24日ーーロシアが攻めてきた日、すべてが変わってしまった。
キーウ、ハルキウ、マウリポリなど戦禍のウクライナに暮らしている方、故郷に思いをよせる日本在住の方など、19歳から58歳までの24人の日記を収録したStand With Ukraine Japan/左右社編集部編『ウクライナ戦争日記』が、2022年7月下旬に左右社より刊行されます。また電子書籍版では日本語版、英語版を同時にリリース(配信7月28日〜)。
報道では伝えきれない、戦禍を生きる人々の切実な思いが詰まった一冊です。本日7月1日より、全国書店で予約を開始いたします。ご紹介や取材をご検討いただけましたら幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。本書に関するお問い合わせは下記にお願いします。

【はじめにより】


日記を書いた人は、特別な人々ではありません。残酷にも、いきなり恐ろしい状況下に投げ込まれてしまっただけの、あなたや私と同じ人間であるということを忘れないでください。本書は、ウクライナが子どもたちを守るために払った犠牲の証であり続けるでしょう。そして、本当の勝利を収めるまで、ウクライナの味方でいてください。
サーシャ・カヴェリーナ(Stand With Ukraine Japanの共同創設者)


【日記より一部抜粋】


ハルキウから激戦地マリウポリへ……たったひとりで乗り込んだ41歳の女性
やがて、マングーシュ村にある巨大な軍事拠点に辿り着いた。そこは、以前警察署だった敷地につくられた、でかでかとしたロシアの検問所だった。マシンガンを持った男が私を引きとめ、書類と車両証明書を取り上げると、「車を置いて行くなら見逃してやる」と言い放った。

ウクライナ南部の都市メリトポリにて……ロシア兵に街が占領された34歳の女性
2月26日 メリトポリがすでに占領されていると知った日、私と母は床に顔をつけ、机の下に息を潜めて隠れていたーーそう、ロシア軍の「鉄砲隊」から。銃声が聞こえた。最初は遠くから聞こえるだけだったが、だんだん近くなってきた。

戦禍の地マリウポリにて……ウクライナ鉄道の職員
一晩中爆撃されている!最初の爆撃が夜の8時半にあってから、ずっと続いているのだ。外はマイナス9度、室内はプラス9度だ。ついに今日で水が底をついた。街はこの一週間、水、電気、電波、そして暖房もない。

ハルキウで爆撃に……ロシアに姉がいる58歳の男性
私にはロシアに住む双子の姉がいる。戦争が始まったときに、姉に写真を送って「こんなことが起こっているんだ、見て」と伝えた。だが彼女は、「これは嘘よ」と答えた。ロケットが私たちの地域を攻撃し始めても、彼女は電話で「ロシア軍は軍事施設にしか発砲していないわ」と言った。元気いっぱいの幸福な声で、「私たちがあなたたちを自由にするよ!」と言い放ったのだ。

 【書誌情報】
『ウクライナ戦争日記』
編者:Stand With Ukraine Japan、左右社
刊行予定日:2022年7月28日
電子書籍配信:2022年7月28日(日本語版・英語版同時配信)
判型:四六判変型並製 /320頁予定
ISBN:978-4-86528-091-3
定価:1,800+税
装幀:鈴木千佳子
左右社HP: http://sayusha.com/catalog/books/nonfiction/pukraine
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/486528091X
(流通の関係でAmazon発売日は8月4日になります)
※本書の収益の一部はNGO団体「Stand With Ukraine Japan」に寄付いたします

【目次】
ハルキウ
ーーイリーナ・ラサディナ 美容室経営
ーーオルガ・ツガンチュ 法律事務所の副長官
ーーヴァレリー 元建設業者
ーーオルガ・ユリナ オペラ歌手
ーーオレグ・ミハイロフ 劇作家

スームィ
ーーユリア・ヌメンコ マーケティング会社の管理職

マリウポリ
ーーオレナ・シェピーロフ 鉄道会社の職員

メリトポリ
ーーハンナ・メルニク 芸術家

ヘルソン
ーーエレーナ・アスタシエフ 劇作家/コピーライター

キーウ
ーータチアナ・キトセンコ 劇作家
ーーカオル・ン フォトジャーナリスト
ーーアローナ・ビヒコフスカ 日本語教師
ーーリュドミラ・ティモシェンコ 大学教授
ーーマリナ・スミリャネッツ 劇場の副館長
ーーユージン・ナサディウク(仮名) 映画監督
ーーオルガ・アンネコ 脚本講師
ーーオレクシー・タラセンコ 清掃員

イルピン
ーーイレーナ・フェオファノーヴァ  脚本家

リヴィウ
ーーアナスタシア・ホロシコ ハチミツ輸出会社の部長

オデーサ
ーーアリョーナ・イワイ 英語教師

クラクフ
ーーユリア・ジャリコワ 陶芸家

川崎
ーーナタリア・コロブチェンコ 原宿のアパレルスタッフ
ーーボグダン・スラシンスキー プログラマー

東京
ーーサーシャ・カヴェリーナ IT 企業のマーケター

【編者プロフィール】
Stand With Ukraine Japan(SWU Japan):2022年2月のウクライナ侵攻後に日本の東京で生まれたNGO団体。ウクライナ侵攻の初日から、東京で働くウクライナ人(およびさまざまな国籍の友人)が集まり、ウクライナの人々への支援を行なっている。
Official website:https://www.swujapan.com
Twitter:https://twitter.com/swujapan
Instagram:https://www.instagram.com/swujapan/

プレスリリース提供:PR TIMES

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