プレスリリース
小学生高学年向けの児童書です。中島敦の名作『山月記』を人気画家の手でリニューアルしました。
株式会社新興出版社啓林館(本社:大阪市、代表取締役社長:佐藤諭史)は、児童書の「文研出版」ブランドで2022年7月29日(金)より『山月記』(エコトバシリーズ)を、全国の書店で順次発売いたします。
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★あらすじ
唐の時代の中国のお話です。
秀才である李徴は、自尊心の高さから平凡な役人の仕事に満足出来ずに、詩で名を上げようとするも失敗。
復職した時には既に友人は出世していて、李徴は「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」の為に人と交わる事が出来ない。
そんな自分に苦しんで、羞恥心のあまりに虎になってしまった李徴。
昔の友人と森の中で再会し、自身のこれまでの数奇な運命を語る。
最後に詩と妻子への計らいを託し、姿を消してしまう……。
★編集者より
エコトバシリーズは新進気鋭のイラストレーターたちが選んだ文豪の作品を、イラストレーターの感性によりビジュアル化した文学作品です。
「山月記」は、「よだかの星」に続くエコトバシリーズの第2弾になります。
「山月記」は、1942年に文芸雑誌『文学界』で発表された中島敦の短編小説です。
虎になってしまった男が、自身の身に起こったことを友人に語って、自分と向き合う物語です。
自尊心の高さから人との交流がなくなり、やがて孤立をしていく。
これは、今の社会の中でありうる事象です。この作品を独自の解釈で絵を描いていただきました。
この作品について、多くの小中学生が関心を持ち、触れる機会ができるように願っています。
★著作者紹介
中島敦(作)
日本の小説家。1909年〈明治42年〉東京都生まれ。1942年〈昭和17年〉に33歳で病没。代表作は『山月記』『光と風と夢』『弟子』『李陵』など『山月記』は雑誌『文學界』に掲載されたことで中島敦の名を初めて世間に知らしめた作品であり、のちに新制高等学校の国語教科書に広く掲載され、多くの人々に読み継がれている。
ぺぺ(絵)
イラストレーター。神奈川県横浜市生まれ。高校卒業後、イラストレーターを志し、専門学校でグラフィック科デザインコースを専攻。パステル調のかわいらしい絵を得意とし、自らデザインしたキャラクターのグッズ制作も行っている。
★商品情報
書名 『山月記』
中島敦・作
ぺぺ・絵
定価 1,980円(本体1,800円+税10%)
ISBN 978-4-580- 82513-0
発売日 2022年7月29日(金)より発売
https://www.shinko-keirin.co.jp/bunken/
プレスリリース提供:PR TIMES