プレスリリース

2023年5月9日
PRCA23-04
PRCA23019

　アジレント・テクノロジー株式会社（社長：松崎 寿文、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、120個のサンプルバイアルを収納できる「Agilent 8697 ヘッドスペースサンプラ -XLトレイ」の市場投入を発表します。この新しいサンプラは、現行の8697 ヘッドスペースサンプラ（最大48サンプルバイアル）を上回るサンプルを収納できます。8697 -XLトレイ は 8697 と同様に最新の機器インテリジェンス機能を搭載しているため、従来機の 7697A ヘッドスペースサンプラと比較して稼働時間が延び、操作が簡単になっています。
　
　アジレントのガスフェーズセパレーション事業本部のバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーである Mike Zhang は次のように述べています。
　「ヘッドスペース GC システムを用いるラボは、シーケンス中に問題が発生すると、サンプルの再分析や再収集が必要になる場合があることを知っています。8697 および 8697 ヘッドスペースサンプラ -XLトレイは、この問題を実質的に解消します。GC ヘッドスペースシステム全体で、システムとデータ品質が標準作業手順書 (SOP) の基準を満たしていることをチェックし、サンプルの再収集や再分析を回避します。」
　
　8697 ヘッドスペースサンプラ -XLトレイに搭載された機器インテリジェンスは、操作をセルフモニタリングするとともに、GC のタッチスクリーンに何十ものトラブルシューティングとメンテナンスの手順を段階ごとに表示してオペレータをガイドすることで、ダウンタイムを低減し、効率を向上します。8697 ヘッドスペースサンプラ -XLトレイは、リークチェック、アーリーメンテナンスフィードバック（EMF）、自己診断などのシステムチェックを自動で実行できるため、システムをいつでも稼働可能な状態にしておくことができます。また、品質管理 (QC) サンプルをチェックして、非常に高いデータ品質を確保し、サンプルの再分析を不要にします。
　
　この新しい大容量サンプラは、短期間で簡単に導入できます。従来モデルの 7697A または 8697 ヘッドサンプラから移行する場合、メソッドの再開発やSOPの変更は必要ありません。8697 ヘッドスペースサンプラ -XLトレイでは、代替キャリアガスの使用も可能です。これは、バイアル加圧とサンプルループが分離されており、メソッドの柔軟性が高いためです。
　
　アジレントのガスフェーズセパレーション事業本部のマーケティング担当アソシエイトバイスプレジデントである Jim Gearing は次のように述べています。
「アジレントの拡大を続けるインテリジェント機器ポートフォリオに、8697 ヘッドスペースサンプラ -XLトレイが加わることを喜ばしく思います。8697 ヘッドスペースサンプラ -XLトレイは、GC インテリジェンスエコシステムへの完全統合によって、GC と直接情報をやり取りし、操作の最適化と稼働時間の最大化を実現します。」
アジレント・テクノロジーについて
　アジレント・テクノロジー (NYSE:A)は、ライフサイエンス、診断、応用化学市場におけるグローバルリーダーであり、当社のお客様が偉大なサイエンスを生活にもたらすのを助けるインサイトやイノベーションを提供しています。当社の機器、ソフトウェア、サービス、専門性を含む、幅広いソリューションは、お客様が抱えるきわめて困難な課題に信頼できる答えをお届けします。2022年度の売上高は 68 億5000万米ドルでした。従業員は全世界で 18,000 人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、www.agilent.com でご覧ください。アジレントの最新の情報を得るには、Newsroomを購読してください。LinkedIn、Twitter 、Facebook、LINE、YouTube、でアジレントをフォローしてください（※Twitter、LINE、YouTubeでは、日本語で情報を発信しています）。

※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
※このプレスリリースに掲載の製品はすべて試験研究用です。国内において医薬品医療機器等法に基づく承認申請等を行っていません。また予定もありません。

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