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公立大学法人島根県立大学

サテライトキャンパス「石見銀山まちを楽しくするライブラリー」がオープンしました【島根県立大学】

(PR TIMES) 2023年05月18日(木)13時45分配信 PR TIMES

島根県立大学は4月29日(土)に「石見銀山まちを楽しくするライブラリー」をオープンしました。6日間(4月29〜30日、5月4〜7日)に延べ2,000名程の来館者があり、思い思いの時間を過ごしました。
学生が企画運営し、地域住民とともにまちの賑わいを創出する


[画像1: https://prtimes.jp/i/88950/69/resize/d88950-69-c6a8945648962c6ca7d0-1.jpg ]

「石見銀山まちを楽しくするライブラリー」は地元で義肢装具の製造販売を手掛ける中村ブレイス(株)の中村俊郎会長の「地域に学びの場を作り、町に学生の活動で活力を与えたい」という思いと島根県立大学の「地域とともにあゆむ」という考え方が共感し合い、連携協定のもと旧松原邸というお屋敷を中村ブレイス(株)の古民家再生事業の一環として改装し、施設運営を島根県立大学が行っている施設です。


大学だけが使用する単なるサテライトキャンパスではなく、地域住民や観光客が利用出来るライブラリーカフェ兼コワーキングスペースとし、施設内には書架(絵本約200冊、一般書約200冊)カフェ、コワーキングスペース、ミーティングラウンジ、ギャラリー、プール、ゼミスペース等を備えています。

企画と運営を学生が行う事自体を学びの機会と捉え、無料で開放する木曜日〜日曜日(月曜日〜水曜日は大学が利用)はカフェでの飲食が出来る他、コワーキングスペース(有料)や学生の企画した展覧会を行うギャラリーの運営も行っています。館内の本はお気に入りの場所で自由に閲覧することが出来ます。

ゴールデンウィークの営業期間中(6日間)には延べ2,000名程の来館者が有り、思い思いの時間を過ごされました。

カフェのプロデュースと運営も授業の一環


[画像2: https://prtimes.jp/i/88950/69/resize/d88950-69-b82fb121b60c7aab712a-0.jpg ]

施設内のカフェのメニュー開発や収支計画、スタッフのリクルーティングやシフト管理やコスト管理、食材や包材の受発注といった一般のカフェ運営に係る全てを授業の一環として行っています。スイーツは2種類あり、地域食材を使った「島根のクリームあんみつ」は木次牛乳を使ったジェラートや町内の人気ベーカリー「ベッカライ コンディトライ ヒダカ」のあんぱんに使用する餡や飯南町の冷凍芋「森の絹」等が使われています。


味作りに半年間試行錯誤した「不動のプリン」はしっかりとした食感を残しながら、濃厚で記憶に残る味を作るため何度もゼミの授業に試作を持ち込みゼミ生で試食を重ねて完成させました。使用する玉子は大田市で平飼いし大切に育てられた鶏の玉子を生産している「田中ファーム」の玉子を中心に使っています。生産量が限られており、注文した日に有る分だけ購入しているので、田中ファームの玉子が無くなった場合は県内産の玉子を使用しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/88950/69/resize/d88950-69-334762a198693ed756fd-2.jpg ]

また、木次牛乳を使ったジェラートは「クリームソーダ」にも使われており、自家製琥珀糖を使った「琥珀糖ソーダ」も人気です。

コーヒーやオレは大田市内で焙煎している「山羊コーヒー」の豆を仕入れており、お茶は出雲産の茶葉を使った「べにふうき紅茶」「出西しょうが紅茶」「出雲国の特上玄米茶」を用意しています。

選書は苦労に苦労を重ねて集めた珠玉の本ばかり


行燈型の本棚に並べられた多種多様な本は学生が憧れる方や島根県で活躍する方に「人生に影響を与えた本」というテーマで直接メールと手紙で1〜3冊の選書をお願いし、揃えました。(一部著書を献本いただいています)当初は知名度の高い芸能関連の方400名程にお願いしたものの、ご回答頂けた方は極わずかで、プロジェクトとして始めてから半年以上経っても数冊しか揃える事が出来ませんでした。その後、様々な協力いただける方を介したお願いをしたり、県内で活躍されている方には直接訪問させていただきながら主旨を説明し、一冊一冊を集めていきオープン時には約100名程の方に選書いただいた本を揃える事が出来ました。そのかいあって多様なジャンルのユニークで有意義な本が揃っています。これからも徐々に蔵書を増やしていく予定です。
[画像4: https://prtimes.jp/i/88950/69/resize/d88950-69-498806026be59b488395-5.jpg ]

石見銀山の坑道(間歩)を模した洞窟型書架「えほんのどうくつ」には読み聞かせイベントなどでも人気の本ばかりを200冊以上揃えており、少し暗めの書庫で子供達が懐中電灯で絵本を照らしながら探検気分で絵本と出合う機会を提供しています。オープン以降、お子様連れのご家族や絵本好きの方に大人気のコーナーとなっています。



月に一回の「ご縁日」の開催


[画像5: https://prtimes.jp/i/88950/69/resize/d88950-69-dddf173b76ef65abb810-4.jpg ]

より多くのお客様とのご縁を作りたいという思いから月に一回の「ご縁日」を開催していきます。4月30日(日)には第一回の「ご縁日」が行われ、たくさんのご家族連れのお客様で賑わいました。中庭のプールを活用し、「ヨーヨー釣り」や「的当て」などを学生が企画し、お子様と一緒になって楽しんでいる姿はご家族も微笑ましくご覧になっていました。今後は「ご縁日」の遊びを充実させつつ、地元野菜の販売や、地域の方も参加するフリーマーケットも開催予定です。その他、夏休みの子供向け「寺子屋」や夜の時間を楽しんでいただくイベントも企画しており、地域の方と一緒にライブラリーを盛り上げていく取組みを行っていきます。

リアルな現場を通した学び


[画像6: https://prtimes.jp/i/88950/69/resize/d88950-69-5790a887f5365b5e8cda-3.jpg ]

こうした施設内での取組み以外にも、学生が町に出ていき地域の方に暮らしにまつわる事、歴史にまつわる事などを教えていただく機会を設けたり、自治会の仕事をお手伝いさせていただいたりするなど、地域の一員として活動していく事で信頼関係を構築しつつ、その取り組み自体を映像のコンテンツとして動画配信したり、ブログやSNSで配信したり、フリーペーパーにデザインする等、社会人になっても求められるスキルを同時に身に付けていきます。

「石見銀山まちを楽しくするライブラリー」は、中村ブレイス(株)の中村俊郎会長の「地域に学びの場を作り、町に学生の活動で活力を与えたい」という思いと島根県立大学の「地域とともにあゆむ」という考え方をリアルに実践する場となっています。



プレスリリース提供:PR TIMES

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