プレスリリース
日本電気株式会社、株式会社南紀白浜エアポート、株式会社オリエンタルコンサルタンツは、第5回「インフラメンテナンス大賞」において国土交通大臣賞を受賞した「ドライブレコーダーを活用した空港滑走路の調査及び点検」技術を一般道路の調査及び点検に展開することを目指し、令和4年3月10日より実証実験を開始します。
日本電気株式会社、株式会社南紀白浜エアポート、株式会社オリエンタルコンサルタンツは、第5回「インフラメンテナンス大賞」において国土交通大臣賞※1を受賞した「ドライブレコーダーを活用した空港滑走路の調査及び点検」技術を一般道路の舗装調査及び点検に展開する実証実験を行います。
具体的には、熊野御坊南海バス株式会社が運行する空港リムジンバス(白浜空港〜新宮駅間を1日2往復走行)にドライブレコーダー(以下ドラレコという)を設置し、バス運行(道路走行)時に路面の状況(映像)をドラレコに記録し、その画像から学習を重ねた AI がき裂・損傷(例:ひび割れ、ポットホール)を自動検知する実証実験を行います。同時に道路の平坦性(IRI)も計測します。
1か月間の実証期間を経てその精度を確認した上で、国や地方公共団体等の道路管理者が定期的に点検車で実施している目視点検の一部を「AI による自動検知」に置き換えることを目指します。
※1:ドライブレコーダーを活用した空港滑走路の調査及び点検 取組概要
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/maintenance/03activity/pdf/05_19.pdf
[画像1: https://prtimes.jp/i/78149/66/resize/d78149-66-e16ad52ae077708a98e7-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/78149/66/resize/d78149-66-74d66cb8b1d88fb62385-1.png ]
■背景と目的
老朽化が進む公共インフラの維持管理に必要な労働力及び技術力の継続的な確保は、空港のみならず全てのインフラ事業者の共通課題です。特に、資金的に余裕のない「地方」ではその課題が顕著であり、維持管理業務のうち舗装の定期点検調査の効率化とコスト縮減が急務です。
一方で、「地方」の路線バスは地元住民及び観光客の移動にとって必要インフラである一方、旅客数が少なく路線の維持が困難となる路線も多く存在します。旅客輸送という路線バス走行の目的に、道路の調査及び点検という新たな機能を付与することにより、(特に地方の)路線バスの走行に新たな価値を創出するものです。
老朽化が進む舗装の維持管理の効率化と路線バスの運行業務の多機能化を同時に実現することにより、地方のインフラ事業者に夢と希望を与える取組みを目指します。
■実証期間(設置期間)
令和4年3月10日〜4月9日(延長する場合あり)
■実証路線(詳細は別紙参照)
南紀白浜空港〜JR新宮駅(路線延長は103km(片道)。国道42号及び紀勢自動車道(南紀白浜IC〜すさみ南IC間)を1日2往復走行)
[画像3: https://prtimes.jp/i/78149/66/resize/d78149-66-1d315712b963cfca04f0-2.png ]
以上
<本件に関するお問い合わせ先>
日本電気株式会社 担当:岩渕
E-mail: infra-diagnosis@sdd.jp.nec.com URL:https://jpn.nec.com/
株式会社南紀白浜エアポート 担当:池田
E-mail:info@nsap.co.jp TEL:0739-43-0095 URL:http://shirahama-airport.jp/company
株式会社オリエンタルコンサルタンツ 統括本部:宮内、丸山
E-mail:webmaster@oriconsul.com TEL:03-6311-7551 URL:https://www.oriconsul.com/
熊野御坊南海バス株式会社 担当:谷埜
E-mail:kumano@nankai-nanki.jpTEL:0735-22-5101URL:https://kumanogobobus.nankai-nanki.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES