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コーン・フェリー・ジャパン

コーン・フェリー、従業員エンゲージメントとコンプライアンスの相関関係を調査

(PR TIMES) 2024年01月24日(水)11時45分配信 PR TIMES

コンプライアンス意識と従業員エンゲージメントとの相関性を確認

グローバルな組織コンサルティングファームのコーン・フェリー(NYSE:KFY|コーン・フェリー・ジャパン 東京都千代田区 日本代表:滝波純一)は、従業員エンゲージメントとコンプライアンス意識に関する調査結果を分析しました。その結果、相関係数は0.727と非常に高く、組織内において従業員エンゲージメントとコンプライアンス意識の間には明確な相関関係があることが分かりました(無相関検定済)。
図表:日本企業における従業員エンゲージメントとコンプライアンスの相関関係
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30621/66/30621-66-55072b5709ba642be4b176b67a20e15a-1004x755.png ]


■調査手法
・2020〜2023年のKFエンゲージメント調査結果よりエンゲージメントとコンプライアンスに関する設問の組織別肯定的回答率を分析。146の企業と組織(人数中央値123人)を対象。
・コンプライアンス意識については業績目標達成のために、コンプライアンスを犠牲にした経験の有無を問う一設問を対象。

■調査結果から得られる示唆
・従業員エンゲージメントの高低とコンプライアンス意識の間には強い相関関係がある。
・その傾向は個別の企業や事業部を超えて共通性がある(146の日本国内の企業・組織での傾向分析)。
・従業員エンゲージメントとコンプライアンス順守意識の低下圧力となるのは有言・無言の“上位下達の組織風土”等の可能性がある。
・従業員エンゲージメントの低い組織は潜在的なコンプライアンス違反リスクを含む可能性を認識し、早期な対策を実施すべき。

■エンゲージメント調査責任者のコメント
「昨今、製造現場における品質偽装や企業のコンプライアンス違反関連のニュースを聞く機会が増えました。これは特定の一従業員の悪意によるものではなく、会社・組織全体の暗黙的な業績至上主義や強すぎる年功序列、親会社・子会社関係から生まれる上意下達の組織風土に一従業員が抗うことが難しいという日本企業の経営課題の一つであるように思います。今回の調査結果では従業員エンゲージメントとコンプライアンス意識の間に強い相関関係があることが確認できました。従業員エンゲージメント(組織への帰属意識と社員の自発性)が高い組織は、『組織のために誤っていると思うことは意思をもって主張する』という行動が歓迎され、低い組織は『誤っていることは認知しているが、わざわざ自分が波風を立てない』という行動となり、そのような意識・行動の蓄積が大きなコンプライアンス違反へとつながっていきます。人的資本経営の中でも重視される従業員エンゲージメントの向上により、本質的なコンプライアンス意識の向上が日本企業の中に併せて拡がっていくことを願っています」(シニア クライアント ディレクター 岡部 雅仁)


コーン・フェリーについて
コーン・フェリーは、グローバルな組織コンサルティングファームです。クライアントの組織設計、適材適所を支援し、社員の処遇・育成・動機付けといった課題についてもコンサルテーションを提供します。さらに、専門性を高めることによる人材のキャリアアップを支援します。

メディアの方からの本件についてのお問い合わせ先:
コーン・フェリー・ジャパン株式会社 マーケティング マネジャー 松田 清史
Tel: 070 3193 6371(携帯)/E-mail: kiyofumi.matsuda@kornferry.com

プレスリリース提供:PR TIMES

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