プレスリリース
鹿児島県の委託を受け、自動収穫ロボットによる収穫性能を検証
農業ロボット開発のAGRIST株式会社(宮崎県児湯郡新富町 代表取締役:齋藤潤一、以下 アグリスト)は自社で開発したピーマン自動収穫ロボット「L」の実証実験を鹿児島県から受託しました。2022年2月14日より鹿児島県農業開発総合センター(鹿児島県南さつま市金峰町大野2200)において、自動収穫ロボットによる収穫性能の検証や課題の整理を行い、自動収穫ロボットを最大限活用するうえで必要な知見や留意点等を同センターの協力も得ながら取りまとめます。
【実証実験の背景】
鹿児島県は東串良町、鹿屋市、志布志市等を中心にピーマンの生産が盛んですが、農業従事者の減少や高齢化等を背景とした担い手不足が深刻な課題となっています。このような背景のもと、鹿児島県は農業の持続的発展に向けて『鹿児島県スマート農業推進方針』(https://www.pref.kagoshima.jp/ag05/documents/71152_20191112100829-1.pdf)において、「作物の能力を最大限に発揮する施設園芸の実現」や「ベテラン農家の熟練技の見える化による技術継承の実現」といった将来像の柱を掲げており、今回の実証実験はこれらを具体化するものです。本事業を通じて得られる知見を活かし、鹿児島県だけでなく全国における自動収穫ロボットの普及を加速化させることを目指します。
なお、アグリストはピーマン自動収穫ロボット「L」の普及や実証実験にご関心のある自治体・行政の方々の視察を随時受け入れています。視察をご希望の方は弊社ホームページよりお問い合わせください。
(お問い合わせ先:https://agrist.com/contact/contact03)
【ピーマン自動収穫ロボット「L」詳細】
[画像1: https://prtimes.jp/i/50444/65/resize/d50444-65-d7fc61e8240dcfb07431-2.jpg ]
農家の声を一番近いところで聞き、「収穫ロボットが必要だ」という声を反映させ生まれたのが、自動収穫ロボット「L」です。
高齢化により収穫の労働力不足が要因で収益率が下がるという農業課題に対して、構造も機能もシンプルにすることで低価格での提供を実現し、取りこぼしや木の弱体化を軽減することで収穫量と農業所得の向上を目指して開発しました。
(ロボットの詳細:https://agrist.com/products/robot )
◇吊り下げ式移動
ハウス内に設置したワイヤー上を移動します。これまでに開発されてきた農業用ロボットは、地面を走行するモデルが多くを占めていましたがワイヤー上を移動することで、ぬかるみや落ち葉などの障害物でロボットが動かなくなるといった問題も解消します。さらに、地面にレールを引く必要がなく、初期工事の簡素化が可能です。
◇独自機構の収穫ハンド
従来の農場で収穫後におこなっていた余分な茎を切り取る作業を、収穫作業と同時にロボットが自動で行います。
※特許取得済(出願番号:特願2021-509934)
◇データ収集
様々な状態のピーマンの画像データを収集・蓄積することで、将来的にAIがデータを分析し、病害の警告や収穫量の予測などを行うサービスの提供を目指しています。(2022年3月サービス提供開始予定)
【実証実験の概要】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/50444/table/65_1_389515050fdb4491fe41ef49ffa2703a.jpg ]
【今後の展開】
様々な都道府県や地域と連携し、それぞれの地域の栽培方法や品種などの特徴を把握し、対応できるようにロボットを日々アップデートしていきます。また、本実証で明確になった課題の改善により、農家にとって最高の製品へと開発・改良し、日本全国への展開を目指します。
【AGRIST株式会社について】
[画像2: https://prtimes.jp/i/50444/65/resize/d50444-65-5ad74beb5f3ed412fb8e-1.png ]
アグリストはテクノロジーで農業課題を解決するベンチャー企業です。
高齢化が進み農産物の収穫の担い手が不足している課題を、自動収穫ロボットで解決します。
2017年から宮崎県新富町の農家らと勉強会を開催し、現場の農家らからロボットの必要性を聞いてきました。
2021年には宮崎県から全国に販路を拡大し、地方から世界の農業課題を解決するグローバルベンチャーへの成長に向けて事業を展開していきます。
【AGRIST株式会社 概要】
商号 : AGRIST株式会社
代表者 : 代表取締役兼最高経営責任者 齋藤 潤一
所在地 : 〒889-1412 宮崎県児湯郡新富町富田東1丁目47番地1
設立 : 2019年10月
事業内容 : 農業ロボット開発事業・AI開発事業・ソフトウェア開発事業
ホームページ : https://agrist.com
Facebook :https://www.facebook.com/teamAGRIST/
Twitter :https://twitter.com/agrist_inc
YouTube :https://www.youtube.com/channel/UCNsTwf0BvBXA-L17potl5MA
ロゴやアグリストの写真はこちらからご自由にご使用ください:https://agrist.com/media
プレスリリース提供:PR TIMES