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JAXAベンチャー天地人、Creww・Google for Startups主催のアクセラレータープログラム「Global Sustainability Accelerator」に採択。

(PR TIMES) 2023年03月23日(木)16時15分配信 PR TIMES

JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都港区 代表取締役 櫻庭康人)は、Creww・Google for Startups主催のアクセラレータープログラム「Global Sustainability Accelerator」に採択されました。

[画像: https://prtimes.jp/i/45963/64/resize/d45963-64-3c1d5fb9c8cf5caca671-0.png ]



■Global Sustainability Accelerator powered by Creww | Google for Startups とは

『Global Sustainability Accelerator』は、持続可能で豊かな世界を実現するために、テクノロジーやアイディアによってイノベーションを創出するスタートアップの成長支援を目的としています。

初開催となる本プログラムは、「電力・水・食糧保全」などの環境関連のプロダクトやサービスをもつ日本国内のスタートアップとともに、世界中の社会課題の解決に取り組みます。


■天地人が応募した背景

天地人は、「宇宙ビッグデータを使い、人類の文明活動を最適化する」をビジョンに掲げ、地球規模の社会課題を宇宙の視点から解決するスタートアップ企業です。

本アクセラレータープログラムのテーマは「Sustainability」となっており、天地人のビジョンと一致しているため応募いたしました。

また天地人は、グローバル市場での事業拡大を目指しています。現在は、日本以外に、フランス・アメリカを中心に16カ国で展開しております。今後海外での事業展開を本格化していくにあたり、本プログラムを通じて知見とネットワークを培い、更なる成長を遂げたいと考えています。


■天地人のエントリー内容

天地人は「天地人コンパス」というサービスを展開しています。天地人コンパスは、地球観測衛星のビッグデータをはじめとする様々なデータをもとに、解析、可視化、データ提供を総合的に行う土地評価サービスです。農業生産から都市開発まで、様々な目的に合わせてカスタマイズすることが可能となっており、ビジネスにおいて最適な土地を宇宙から見つけることができます。

これまで、宇宙から稲の栽培環境をモニタリングし、より美味しいお米の栽培を目指す「宇宙ビッグデータ米」プロジェクトや、キャンプ場候補地を宇宙から衛星で探すプロジェクト、複数の土地の類似性を気象の観点から評価するプロジェクトなどにサービスを活用してきました。

衛星データというと、多くの方が衛星から撮影した写真を思い浮かべると思います。衛星から撮影した画像は代表的な衛星データではありますが、天地人コンパスは、降水量などの気象情報や、3Dマップに代表される地形情報、赤外線によって観測される地表面温度なども世界中のあらゆる場所で取得可能です。

また、天地人コンパスでは、お客さまが元々お持ちの地上データや、実績データなどを重ね合わせて、複合的に分析することもできます。


利用方法
『天地人コンパス』
・料金:無料
・対応言語:日本語、英語
・対応ブラウザ:Google Chromeを推奨、PCのみ対応
・サイトURL:https://tenchijin.co.jp/compass/

今回、天地人コンパスを活用した2つの事業「水道管の漏水リスク管理業務システム」と「再生可能エネルギーの最適地探索」で応募しました。


1.「水道管の漏水リスク管理業務システム」について

昨今、水道事業において、有収率の増加が求められる中、水道管路の老朽化が進み、法定耐用年数を超過した多くの水道管路が「漏水事故寸前」の状態のため、水道管路の老朽化が社会課題となっています。それに加え、人口減少により税収減や職員減が発生し、その結果、水道管路の更新時期が遅れ、全国的に大規模な漏水事故が急増していることから、今後の深刻化も予想されています。

漏水リスク管理業務システムは、衛星が観測したデータ(=宇宙ビッグデータ)と、水道事業者が保有する水道管路情報や漏水履歴、オープンデータなどの様々な情報を組み合わせて、AI(機械学習)で解析することで、約100m四方の地区ごとに漏水リスクを評価し、本システムで確認・管理することができるサービスです。これにより調査費用は30%、調査期間は80%削減することが可能となります。


2.「再生可能エネルギーの最適地探索」について

2015年12月にフランス・パリで開催された国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で、パリ協定が締結されました。それをきっかけに、企業が気候変動へのリスクに対処することが重要になり、世界中で多くの企業や産業が気候変動に対する解決策の一つとして、再生エネルギーの開発に取り組んでいます。

また、再生可能エネルギーの最適地探索に関しては、従来、開発事業者の経験、勘、地図情報などによる選定方法が一般的でした。しかし、このような方法では主観的な要素が強く、判断基準が不明確であるため正確性に欠けることがあります。例えば、太陽光発電においては、ソーラーパネルの設置条件を基に地図アプリなどを活用して候補を算出し、現地調査を行い適地を探す手法が一般的でしたが、複雑な適地条件や法的規制に関する最新情報を収集するために、現地調査で多くの時間を費やしてきました。

一方、天地人のソリューションを活用することで、衛星データを使って地形、気象条件、その他のより詳細な環境条件など、複数の要素を総合的に判断することができます。これにより、主観的な要素による誤差を減らし、より正確な選定ができるようになります。また、開発事業者が現地調査を行う必要が最小限に抑えられるため、時間やコストの削減ができ、業務の効率化にも役立てることができます。このように宇宙ビッグデータを活用して、再生可能エネルギーの適地をより正確に探すことが可能となります。

本プログラムを通して、地球規模の社会課題の解決に寄与できればと存じます。


■株式会社 天地人 会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都港区芝公園1-1-1 住友不動産御成門タワー9F
代表者:代表取締役 櫻庭康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
サイトURL:https://tenchijin.co.jp/


プレスリリース提供:PR TIMES

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