• トップ
  • リリース
  • エンタープライズWi-FiメッシュのPicoCELA、測位APIの提供を開始〜測位空間を簡単構築、Web APIで他社ソリューションとの連携を加速

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4

エンタープライズWi-FiメッシュのPicoCELA、測位APIの提供を開始〜測位空間を簡単構築、Web APIで他社ソリューションとの連携を加速

(PR TIMES) 2021年08月04日(水)17時15分配信 PR TIMES

Wi-Fi通信は、人々の日常生活に欠かせない通信手段となっています。このWi-Fi空間をより一層活用する動きが高まっています。GPS電波を受信することが困難な屋内空間での位置測位は、非常に需要が高く、各社からWi-FiやBluetoothの電波を活用した測位ソリューションが提供されています。
一般に、測位可能な空間の構築は複数の基地局を敷設することで実現されます。しかし、各基地局の設置場所を慎重に選定のうえ設置・配線工事を行うなど、多大な労力を強いられる場合が多く、導入の敷居が高いという課題がありました。また、測位結果を他のシステムと連携するためには、複雑なシステムインテグレーションが必要でした。さらに多くの測位ソリューションは、通常のWi-Fiインフラとは独立して提供されるため、Wi-Fi構築とは別に導入費用が必要となる問題もありました。

PicoCELAはミッションクリティカルな利用シーンで活用されているエンタープライズグレードのWi-Fiメッシュソリューションを提供する会社です。PicoCELAのWi-FiメッシュによりLANケーブル配線を著しく削減しつつ、広大なWi-Fi空間を低コストかつ短期間に構築することができます。各PicoCELAデバイスはクラウドシステムPicoManager(R)と連携し、測位機能を提供します。今回、この測位機能のAPI化を主とするPicoCELA APIコンポーネントパッケージの提供を開始します。

PicoCELAのAPIコンポーネントパッケージは以下の特徴を有しています。

■高度な認可機構と秘匿機構を兼ね備えたエンタープライズ仕様のAPI群。特に測位APIに関しては、Wi-Fi端末の接続先アクセスポイント(PicoCELAデバイスが兼ねる)あるいはBLE端末から発せられる電波強度を複数のPicoCELAデバイスで観測、これらのデータ群をPicoManagerで集約し、当該端末の測位を行い、結果をAPIとして提供します。OAuth 2.0に準拠した認可の機能を搭載することで、組織単位の情報保護・管理機構を実現。エンタープライズシーンで安心してご活用いただけます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/35736/64/resize/d35736-64-fd96d13a6d1c14ce5b1f-0.png ]



■オプションのBluetoothマスタードングルをPicoCELAデバイス(*)に装着することで、BLEタグの測位にも対応できます。
(*2021年7月現在、PCWL-0400/0420/0450に装着が可能)

■測位精度向上の手間を低減。各PicoCELAデバイスは、Wi-Fiメッシュ機能を有しておりLANケーブル配線を大幅に削減しつつ、高い設置自由度のもとで配置できます。測位精度を決定づける基地局の設置場所や設置密度も容易に調整が可能、測位精度向上にかかる調整の手間を低減します。

■Web APIによりシステムインテグレーションの手間を大幅削減。PicoCELAのAPIコンポーネントパッケージはすべてWeb APIとして提供。他のソリューションとのインテグレーションも、自由度高く、簡易に実現できます。

■スマホアプリでも利用可能。ネットワーク側のみならず端末側のアプリでも測位APIを含むすべてのAPIを自由に活用することができます。PicoCELAデバイスで形成されたWi-Fi空間に接続するスマホから本測位APIを呼び出すことで当該スマホ自身の位置情報を得ることもできます。

■Wi-Fi通信エリアも同時に提供。各PicoCELAデバイスはエンタープライズグレードの高品質なWi-Fiアクセスポイント・ルータ機能も搭載。測位エリアを構築するのみならず、通常のWi-Fiアクセスエリアも同時に提供します。

■他社連携の幅を広げる豊富なAPI群。各PicoCELAデバイスに接続する端末の接続情報や無線パラメータ設定など、測位以外の様々な機能もWeb APIとして提供します。これにより、Wi-Fi空間を単なるスマホとインターネットとの橋渡し役から解き放ち、より高い付加価値を持った付加価値提供空間へと変貌させます。

本測位APIを活用することにより、以下のようなソリューションが実現できます。

・資機材の所在場所管理

例えば、広大なキャンパスを有するプラント。様々なIoT機器や資機材が運用されていることでしょう。PicoCELAデバイスをキャンパス全域に張り巡らし、各機材にBLEタグを貼付すれば、これら資機材の位置をモニタリングすることができます。各機材の位置情報は本測位APIによって参照可能。本測位APIを活用するだけで、独自の資機材所在場所管理システムを短期間で開発することができます。また、キャンパス全域を網羅するPicoCELAデバイス群は、IoT機器のWi-Fiインターネット通信のためのインフラとしても同時に活用できます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/35736/64/resize/d35736-64-b795c9cd9b9a9064cc3b-1.png ]

・業務系クラウドシステムとの連携

オフィスでの勤怠管理システム、ショッピングモールでのPOSデータ管理、倉庫や流通センターでの在庫管理、駐車場でのパーキングロット管理など、業務系デジタルソリューションはクラウドで実現させることが当たり前の時代になってきています。これらのクラウドシステムが本測位APIを活用することで端末位置情報という新たな情報を把握できる様になり、ソリューションの価値を高めることができます。

[画像3: https://prtimes.jp/i/35736/64/resize/d35736-64-55eba9ca7e9de14576b3-2.png ]

・インドアナビゲーションアプリ

広大な構内の端末位置測位はGPS電波を利用することが難しく、これまで困難とされてきました。複数のPicoCELAデバイスを適切に配置すれば、各フロア単位の3次元位置測位も実現可能。スマホやタブレットで動作するナビゲーションアプリが本測位APIを活用することで、インドアナビゲーションを実現することができます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/35736/64/resize/d35736-64-c8149528de1e7b8401ea-3.png ]



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る