プレスリリース
山梨県峡北消防本部による実証実験で証明
千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、2021年9月に山梨県の『TRY! YAMANASHI! 実証実験サポート事業』に採択された救急医療情報サービス「Smart119」(特許第6875734号)の実証実験を、韮崎市、北杜市、甲斐市を管轄とする峡北消防本部にて、本年2月8日に実施したことを発表します。
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救急医療情報サービス「Smart119」は、2021年9月に、山梨県主催『TRY! YAMANASHI!実証実験サポート事業』に採択され、山梨県における救急搬送困難事案(救急のたらい回し)の解決に取り組んできました。
2022年2月8日、峡北消防本部(管轄:韮崎市、北杜市、甲斐市/人口110,730 人)において、実証実験の第一段階であるシミュレーションを実施しました。救急活動における病院選定・交渉時間を、通常の電話連絡と、Smart119システムのタブレット端末を使用した一括要請及び情報共有システムの間で比較した結果、病院選定・交渉時間を74.2%にあたる、平均7分06秒短縮する結果が本システムによって得られました。
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峡北消防本部では、年間4,000件を超える救急出場があり、そのうち救急搬送困難事案と言える「現場滞在時間30 分以上かつ医療機関への受入れ照会回数4回以上」ケースが、およそ5件に1件の割合で発生しています。受入要請・交渉する医療機関の数に比例して、救急隊の現場滞在時間も増加し、傷病者のリスクが高まります。
救急隊員へのアンケートからも、一斉に受入要請・交渉を行い、速やかに搬送先医療機関を決定できる本システムは、市民の暮らしに有益であると評価されました。
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▲初動の傷病者情報が、タップ、または音声で入力される。
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▲現場では、救急車に装備されるタブレット端末へ、タップ、または音声入力で、
詳細に傷病者情報を整え、一斉に複数の医療機関へ受入要請を送信。
今回の実証実験は、2022年1月18日に東山梨消防本部、山梨県立中央病院、山梨厚生病院、山梨大学医学部附属病院が参加し、救急隊による搬送先病院の選定・交渉時間を70%短縮した実証実験の結果を裏付けるものとなりました。
東山梨消防本部、峡北消防本部における実証実験を通じ、救急医療情報サービス「Smart119」の有効性を立証しました。山梨県は、県下における救急搬送困難事案(救急搬入のたらい回し)解消を目的に導入を検討します。
■実証実験へのお問い合わせ
smart119toiawase@smart119.biz
※この実証実験についてのご質問やお問い合わせは株式会社Smart119にご連絡ください。
この内容について消防本部や各医療機関へ直接ご連絡することはご遠慮ください。
◆関連報道
・2022年2月16日 テレビ山梨
救急搬送の大幅な時間短縮が見込める119番の実証実験 費用負担の課題も
https://www.uty.co.jp/news/video/20220216/11353/
・2022年2月8日 テレビ山梨
消防本部で救急搬送の時間を短縮する実証実験峡北消防本部 Smart119実証実験
https://www.uty.co.jp/news/20220208/11280/
◆関連プレスリリース
・2022年2月3日
【実証実験報告】救急医療情報サービス「Smart119」が『TRY! YAMANASHI! 実証実験サポート事業』で高評価
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000056624.html
・2022年1月14日
【救急搬送困難を解消】『TRY! YAMANASHI! 実証実験サポート事業』が救急医療情報サービス「Smart119」の実証実験を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000056624.html
・2021年9月17日
【救急医療のDX化】救急医療情報サービス「Smart119」が山梨県主催『TRY! YAMANASHI!実証実験サポート事業』のライフサイエンス部門に認定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000056624.html
◆Smart119紹介ムービー
・次世代119通報システム「Smart119」
https://youtu.be/mebOF-Otv4g
・Smart119の紹介[日本語字幕]
https://youtu.be/QOJe9Gaq_so
◆株式会社SMART119:企業紹介ムービー
【Smart119企業ムービー】「誰もが安心できる未来医療を目指して」
https://youtu.be/Q-vnHIIBGgE
<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学医学部発スタートアップ」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用を行なっています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
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【株式会社Smart119概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
プレスリリース提供:PR TIMES