プレスリリース
AnyManagerを利用したマイクロペイメントサービスの導入によりPV単価が広告マネタイズの3.5倍に向上
AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河 宏輔)の子会社で、Webメディア・モバイルアプリ運営事業者向けに、メディアパートナー事業を展開する株式会社フォーエム(代表取締役:小堤音彦/以下「フォーエム」)は、株式会社カンゼンが運営するWebメディア「フットボール批評オンライン」に、マイクロペイメントサービスを本格導入したことをお知らせします。
これにより、「フットボール批評オンライン」の顧客体験向上をはかるとともに、広告マネタイズ以外の収益モデルの確立を目指します。既に試験導入を開始しており、PV単価は広告マネタイズの3.5倍を記録。AnyManagerで課金と広告を統合的に分析することで、サイト全体の収益性アップを実現しました。本結果を受け、この度、本格導入が決定いたしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57667/62/57667-62-22660825e5b644181e2139128fd1a98c-1280x720.jpg ]
マイクロペイメントサービス導入の背景
「フットボール批評」は、株式会社カンゼンが2014年に創刊したサッカー情報誌です。2023年3月に休刊後、Webメディア「フットボール批評オンライン」として、サッカーファンを中心とした読者に大きな支持を得ています。2017年7月より6年以上にわたり、フォーエムは株式会社カンゼンのメディアパートナーとして、収益化をはじめとした成長支援を行っております。
「フットボール批評」では、かねてよりWeb上で雑誌と同様の高品質なコンテンツの配信を実現するために、既存の広告収益モデルに加え、さらなるマネタイズの手法を模索していました。
サブスクリプションモデルの導入を検討しましたが、日本国内ではWebメディアの成功事例が少なく、「追加の課金をしてまで、高品質なコンテンツを読みたい」というユーザーがどれだけ存在しているかというニーズが不透明であり、ユーザーの離脱も懸念される課金モデルに投資を行うことに対して懸念を抱いていました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57667/62/57667-62-6fa936fdb4e5668709b0d4e997df9683-2516x1518.png ]
この課題を解決するため、広告マネタイズ以外にも幅広い領域でパブリッシャーの支援を行ってきた当社は、「フットボール批評オンライン」の高いコンテンツ力とマイクロペイメントサービスを活用し、記事ごとに課金を行う有料記事コンテンツの導入を提案し、試験導入を開始しました。
マイクロペイメントサービスの導入でPV単価が3.5倍に向上
本取り組み開始にあたっては、Fewcentsのマイクロペイメントサービスを活用し、少数の有料記事コンテンツ提供から開始し、徐々にコンテンツの増加を図りました。また、導入においては、WordPressのプラグイン機能を活用することで、迅速かつ簡単な実装に成功。
広告表示と有料記事コンテンツの提供によって、ユーザーが離脱する可能性も懸念されましたが、複数の異なる記事に対する適正な価格設定を検証し続けたことで、結果的にセッション数の大きな減少はなく、有料記事コンテンツのPV単価は、広告マネタイズのPV単価よりも3.5倍程度高い結果となりました。
この好結果を受け、「フットボール批評オンライン」へのマイクロペイメントの本格導入を決定しました。
マイクロペイメントは、過剰な広告によるユーザー体験の低下を防ぎつつ、Webメディアの収益を確保するための有用な手段になると考えています。当社は今後も、Web Publisherの持続的な成長を支えるため、このマイクロペイメントを含むAnyManagerを活用した、包括的なWebメディアの収益向上に貢献し続けます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57667/62/57667-62-ab0dbd3653b36d1301ed467c585dda85-1094x742.png ]
株式会社カンゼン フットボール批評オンライン編集長 加藤氏よりコメント
今回、マイクロペイメントを導入したことで日本のユーザーはデジタルコンテンツに課金する意欲があり、また、マイクロペイメントからの収益性は広告よりも高い傾向にあることが分かりました。
これまでカンゼンが運営する他のメディアでは広告でのマネタイズを主軸としていましたが、今回の結果を受け、今後はマイクロペイメントが課金モデルを始めるための低リスクな方法のひとつになると思います。
また、マイクロペイメントは効果的なデータ収集も可能であり、有料記事に向いているコンテンツがどんなものかということや、最適な価格設定の分析についても理解が深まってきました。今後はこれらのデータを活用し、収益性の高い記事に集中することで、広告マネタイズとの両立を強めていこうと考えています。
今回の結果を踏まえ、マイクロペイメントは、高品質なコンテンツへの収益化を促進し、Webメディアの発展に寄与すると考えています。
■株式会社カンゼンについて
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57667/62/57667-62-6cfe11a8b80c432641988e48c40d6321-681x187.png ]
会社名 :株式会社カンゼン
所在地 :東京都千代田区外神田2-7-1 開花ビル
代表者 :代表取締役 宇佐美 光昭
URL :https://www.kanzen.jp/company/cc420.html
株式会社カンゼンは、今までの出版社のかたちにとらわれず、新しい商品創りと、新しい販売戦略を心がけ、個性ある出版社としての成長をめざします。常に時流に敏感に反応し、“ブーム”を意識した出版物の発行を実行します。
■Fewcentsについて
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57667/62/57667-62-aaad28e1564531fc0f8f289b022a0b6f-570x150.png ]
Web Publisher向けに収益化支援を行うシンガポール発のフィンテックスタートアップ、Fewcentsが提供するマイクロペイメントサービスは、Webメディアに対し少額からの有料記事コンテンツ導入を可能にするサービスです。WordPressのプラグイン機能、もしくはフォーエムの発行するタグを埋め込むだけでWebメディア内に実装可能で、時間と開発リソースを割くことなく利用することができます。
URL:https://www.fewcents.co/
■パブリッシャーグロースプラットフォーム「AnyManager」
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57667/62/57667-62-dd14da951cf6add0d0d2da6f1d3f3d96-692x104.png ]
AnyManagerはWebメディア、アプリ、ECサイト向けのオールインワンプラットフォームです。広告収益やサイト分析を行う「Analytics」、表示スピードの高速化を実現する「Speed」、WebブラウザへのPush通知やアプリ内メッセージにより、エンゲージメントの強化を図る「Engage」、広告収益の最大化を実現する「Monetize」、ニュースメディアのアプリ化などを行う「Build」の5つのサービスを提供しています。2023年3月末時点で、アジア全域の1,400以上のパブリッシャーに利用いただいています。
URL:https://anymanager.io/ja/
■フォーエムについて
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/57667/62/57667-62-fb1796d20201c8b9e64eb824528fd241-284x64.png ]
会社名 :株式会社フォーエム
所在地 :東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
代表者 :代表取締役 小堤音彦
事業内容 :メディアプロダクト事業/メディアパートナー事業/テクノロジー支援事業
URL :https://corp.fourm.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES