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公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団

特別展「幻の写真家 チャールズ・ウィード 知られざる幕末日本の風景」 開催のお知らせ【横浜開港資料館】

(PR TIMES) 2022年12月09日(金)11時45分配信 PR TIMES

初公開! 幕末維新期の江戸・横浜・長崎の風景写真28枚


[画像1: https://prtimes.jp/i/64384/61/resize/d64384-61-8d4d2e33370797991b1f-0.jpg ]


幕末の日本を写した写真家といえば、フェリーチェ・ベアトがよく知られています。しかし、近年の研究の進展により、ベアト以外の外国人カメラマンの存在が徐々に明らかになってきました。なかでも、ほとんど一般に知られてこなかった写真家が、アメリカ人のチャールズ・リアンダー・ウィード(1824〜1903)です。

ウィードは明治維新の直前、1867(慶応3)〜68(慶応4)年に来日したプロカメラマンで、マンモス・プレートと呼ばれる大型のガラスネガを使用してスケール感のある風景写真を撮影しています。しかし、日本を撮った作品の残存例はきわめて少なく、かつ経歴にも不明な部分が多い、まさに「幻の写真家」と言ってよい存在でした。

ところが、2021年、ウィードが撮影したと推定される31枚の風景写真が新たに見出されました。写真は大判サイズにプリントされ、幕末維新期の日本各地(江戸・横浜・鎌倉・長崎)の風景が鮮明かつ緻密に記録されていました。

今回の展覧会では、初公開となる個人所蔵のウィード写真にくわえ、当館と国内機関が所蔵するウィードの作品も展示し、幕末日本の風景を今によみがえらせます。


特別展概要

会期  2023(令和5)年1月28日(土)〜3月12日(日)
開館時間  午前9時30分〜午後5時(券売は午後4時30分まで)
観覧料  一般500円、小・中学生・横浜市内在住65歳以上250円 毎週土曜日は高校生以下無料
休館日  月曜日
会場  横浜開港資料館 企画展示室
主催  公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団
共催  横浜市教育委員会
後援  朝日新聞横浜総局 神奈川新聞社 産経新聞社横浜総局 東京新聞横浜支局 毎日新聞社横浜支局 読売新聞横浜支局 NHK横浜放送局 tvk
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/news/index.html

特別展の見どころ・主な展示資料

1. ウィード写真の希少性
ウィードの作品は1867年のパリ万博で賞を得るなど、その技量が評価されたカメラマンでした。しかし、日本滞在時の写真は所蔵数が最も多い当館のものを含めても国内外の公的機関で確認できるのは約40枚と非常に少なく、研究者間でも今世紀に入るまではほとんど知られていませんでした。今回の特別展では、約50枚のウィードの作品を一堂に会し、この知られざるカメラマンの日本時代の全貌を紹介します。


[画像2: https://prtimes.jp/i/64384/61/resize/d64384-61-4ce9b6b56b3047f654e4-4.jpg ]

2. 「マンモス・プレート」で撮られた31枚の写真
展示の中心となる岡山洋二氏所蔵の写真プリント31枚(内3枚は昨年度当館が公開、残り28枚は今回初公開)は、ウィードが撮影した写真のまとまりとしては世界最大級のコレクションとなります。くわえて、写真はそれ以前の日本では用いられていなかった「マンモス・プレート」という巨大なガラスネガ(約43×53cm)を用いた可能性が高いものです(マンモス・プレートで撮影されたウィード写真は国内に他3例のみ)。そのため、画像を拡大すると幕末の都市風景の細部まで観察することができます。


[画像3: https://prtimes.jp/i/64384/61/resize/d64384-61-2b0a699e9a361fcb8fa8-5.jpg ]


3. 江戸時代「最後」の江戸の光景
ウィードが江戸で撮影をおこなったのは大政奉還(慶応3年10月14日)の数週間前、9月下旬と推定され、まさに江戸幕府が終わる直前にあたります。その写真のなかには、アメリカ公使ヴァルケンバーグと軍艦奉行勝海舟らが浜御殿(現浜離宮)で写ったものがありますが、江戸時代「最後」の江戸の光景を写したものとして貴重なものと言えるでしょう。また、この時期の幕府と欧米側の親しい関係を示すものとしても注目できます。


関連講座 *事前申込制

1.「幕末明治を記録した写真術」 2023(令和5)年2月18日(土)14:00〜15:30
講師:高橋則英氏(日本大学芸術学部特任教授)
申込〆切:2月2日(木)17:00
ウェブ申込:https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/event/entry.php?eventCorner=entry&event_id=704

2.「チャールズ・ウィードとその時代」 2023(令和5)年3月4日(土)14:00〜15:30
講師:吉崎雅規(当館調査研究員)
申込〆切:2月16日(木)17:00

ウェブ申込:https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/event/entry.php?eventCorner=entry&event_id=705
[画像4: https://prtimes.jp/i/64384/61/resize/d64384-61-42d8caab4103021e0599-1.jpg ]



特別展図録

『幻の写真家 チャールズ・ウィード』1,500円(予価・税込)
岡山氏所蔵の31枚も全て掲載。オンラインショップにて1月28日より販売。
https://kaikou.shop-pro.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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