プレスリリース
テスト自動化のAutify、「Autify AI Labs」の第二弾となるテストシナリオ要約機能「Scenario Summarizer」をローンチ
生成AIを活用しソフトウェア開発・テストの効率化に取り組む
AIを活用したテスト自動化ツール「Autify」を提供するオーティファイ株式会社(本社:米国サンフランシスコ、代表取締役CEO:近澤良、以下オーティファイ)は、生成AIを活用し、Autifyで作成されたテストシナリオの内容をわかりやすく要約する機能、Scenario Summarizerをリリースしました。
Scenario Summarizerは、Autifyで作成されたテストシナリオがどのようなユーザーストーリーを想定して何をテストしているのかをAIがわかりやすく要約し表示する機能です。テストシナリオの内容をAIが分析し自然言語で表示することにより、役割や職種を問わず、Autifyを活用したソフトウェアテストでの情報連携をなめらかにし、チームの業務効率の向上が可能となります。
Scenario Summarizerのご利用方法
既にAutifyをご利用のお客様
以下のURLからChromeの拡張機能をダウンロードし、トークンの取得をお申し込みください。
なお、Step Suggestionと同様のChrome拡張機能(「Autify AI Labs (Beta)」)を利用しますので、すでにStep Suggestionを活用されているお客様は手続きは不要です。
https://chromewebstore.google.com/detail/autify-ai-labs-beta/ckakdcagkiidpnaoakmahgopbignmogd
まだAutifyをご利用でないお客様
まずは、14日間のフリートライアルをお申し込みください。
https://app.autify.com/trial?locale=ja
その後、上記の手順にてお使いのブラウザ(Google Chrome)に、Chrome拡張機能(「Autify AI Labs (Beta)」)をインストールください。
Autify AI Labsとは
Autify AI Labsは、Autify上で生成AIを活用しソフトウェアテストの効率化に取り組む一連のプロジェクトです。
オーティファイはこのプロジェクトを通じて、ソフトウェア開発やテストの改革を目指しています。
Autify AI Labsのページはこちら:https://autify.com/ja/ai-labs
オーティファイはサービス提供開始時より、AIによるUI要素の認識技術に注力しており、シナリオを自動的に修復するSelf Healingや、スクリーンショットの差分を検出するVisual Regression機能の提供をしてきました。更に、チェックボックスなどの特殊なUIをAIで認識させたり、モバイルアプリのUIを認識させる機械学習モデルの開発に力を入れ、顧客のテスト自動化を支えてきました。
今後もAI技術の開発を進め、テストケースのデザインから、テスト作成、実行、そしてテストシナリオのメンテナンスに至るまで、全ての過程においてAIを活用した機能を随時リリースしていき、ソフトウェア開発プロセス全体の最適化を実現していきます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/61/49466-61-be2d72d98aac6948c6c5fc23ada6bb7a-1822x966.png ]
生成AIを活用したテストシナリオ要約機能開発の背景
企業の競争力向上を支えるアジャイル開発ですが、製品開発の速度向上に伴い品質管理の作業も増加するため、「開発速度」と「品質保証」の両立は長く課題となっていました。
品質保証と開発速度の両立を支えるテスト自動化には、「自動化におけるエンジニア人員不足」と「メンテナンス工数の肥大化」という大きな二つの問題が存在していました。Autifyはノーコードで誰でも自動化できるようにし、AIがメンテナンスを自動化することで、開発速度を速めながら、高品質な製品のリリースを可能にしました。
一方で、Autifyを活用されているお客様の中には、担当者の異動や退職、大人数のチームでAutifyを利用するといった場面で、頻繁に更新されるテストシナリオが、どういった意図で何をテストしているのか把握できなくなるケースも多く、シナリオ内のステップを確認する必要があるといった悩みをお持ちのお客様もいました。
オーティファイは、OpenAI社のGPT-4を使用し、このような悩みを解決する手段として、テストシナリオの中を全て確認せずとも、そのテストシナリオがどういったユーザーストーリーをテストしているのかを把握できる「Scenario Summarizer」を開発しました。
生成AIを活用したAutify独自のAI機能「Scenario Summarizer」とは
オーティファイが提供する「Scenario Summarizer」はChromeの拡張機能として提供しています。この拡張機能をインストールした状態で、テストシナリオの編集ページを開くと「シナリオ概要生成」というボタンが表示されます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/61/49466-61-1d2b3be927d702f612ce0f024d3527b2-1743x491.png ]
「シナリオ概要生成」ボタンを押すと、AIがシナリオを解析し、シナリオ概要が生成されます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/61/49466-61-f85898b07e22f1190e3ad5243ec8309a-1735x197.png ]
例えば、オーティファイのトップページにて、デモリクエストを行うシナリオを選択し、シナリオ概要を生成すると実際に下記のような文章が生成されます。
このシナリオは、Autifyのデモリクエストフォームの機能をテストします。ユーザーが必要な情報をフォームに入力し「Request Demo」ボタンをクリックできるかどうかを確認します。最も重要なアサーションは各入力フィールド(テキストボックスとセレクトボックス)が想定通りに機能し、ユーザーが入力した情報が正しく表示され、「Request Demo」ボタンのクリックでフォームが送信されるかどうかです。
また、本機能はシナリオが編集された場合、シナリオ概要も編集内容に合わせて変更されます。実際に、先ほどのオーティファイのデモリクエストを行うテストシナリオに、完了画面で表示される文言の確認を追加した場合、下記のように概要も変更されます。
このシナリオは、Autifyのデモリクエストフォームの動作をテストします。ユーザーがhttps://autify.com/にアクセスし、必要な情報(名前、メール、会社名など)を入力してから「Request Demo」ボタンをクリックする流れを試験します。最も重要なアサーションはすべての入力と操作後に、「Thank you for your inquiry.We got your Request」のメッセージが表示されることです。これにより、ユーザーのデモリクエストが正しく送信されたことを確認します。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49466/61/49466-61-74e16b2dad48280af160ccc476b9ae8b-2652x416.png ]
※Scenario Summarizerはページを開いた際にシナリオの情報を取得します。そのため、現状は、新規シナリオおよび更新後のシナリオの概要の生成を行う場合には、保存後にページのリロードが必要となります。また、生成された要約を保存することはできませんので、ご注意ください。
このように、Scenario Summarizerを利用することで、シナリオの概要を簡単に取得することができ、チーム内外問わず業務の効率化、コラボレーションの促進を行うことができます。
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Scenario Sumarizerはベータ機能です。今後、よりよい機能を提供するために皆様からのフィードバックをお待ちしております。ポップアップ上部の吹き出しアイコンをクリックすると、フォームが表示されますので、ぜひ提案内容に対する疑問点や、機能に対するご意見などをお寄せいただければ幸いです。
プレスリリース提供:PR TIMES