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コロナ禍で作品制作の現場はどのように変わったか?多摩美術大学 TUB第8回企画展「黙彫」開催

(PR TIMES) 2021年10月27日(水)17時45分配信 PR TIMES

〜 多摩美術大学 TUBにて、11月6日(土)より開催 〜

学校法人多摩美術大学(所在地:東京都世田谷区、理事長:青柳正規、多摩美術大学、学長:建畠 晢)は、2021年4月に東京ミッドタウン・デザインハブ内に開所した「多摩美術大学 TUB」にて、11月6日(土)より、多摩美術大学TUB 第8回企画展「黙彫」を開催します。
「マスクを着用し、距離をとり、喋らずに作るとどうなるか?」コロナ禍で、作品制作の現場がどのように変わったか、あるいは変わっていないのか。多摩美術大学大学院彫刻専攻にて選抜された学生3人による作品展で、多摩美術大学 TUBとしては初めて、大型の彫刻作品を展示します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34331/61/resize/d34331-61-6cd9d7a748e974c9a565-5.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/34331/61/resize/d34331-61-8d2f1eae2afbc3a896a7-0.jpg ]

「大学院彫刻専攻選抜展」は、今回で第12回目を迎えます。大学院生対象のこのサポートプロジェクトは、卒業後の作家活動を見据え、前期の成績優秀者に学外での発表の場を提供するものです。デザインやビジネスなど、新しい領域の方々への発信も目的とし、本年度は東京ミッドタウンに位置する多摩美術大学 TUBにて開催する運びとなりました。石彫、木彫、金属彫刻と、伝統的な素材と技法を用いつつ、混迷する現在に応答する若い感性が、自身の主題をどのように彫刻作品へと仕上げたか。是非ともご来場のうえご高覧ください。

■企画展情報
多摩美術大学 TUB第8回企画展「黙彫」
会 期:2021年11月6日(土)〜18日(木)日曜定休
時 間:11:00〜18:00 入場無料
会 場:多摩美術大学 TUB
東京都港区坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
主 催:多摩美術大学
企画展WEBページ https://tub.tamabi.ac.jp/exhibitions/1864/
多摩美術大学 彫刻学科 WEBページ https://sculpture.tamabi.ac.jp

■多摩美術大学 彫刻学科長 高嶺格 メッセージ
[画像3: https://prtimes.jp/i/34331/61/resize/d34331-61-cc58c282e8aa865eb8fb-6.png ]

「マスク着用!」「距離をとる!」「喋らない!」コロナ禍に課せられた幾多の制約は彫刻学科の雰囲気を一変させた。ヒトやモノとの関わり合いの中で作品を作る者にとって「接触を制限されること」は、表現の土台に関わる一大事だった。ここに選ばれた三人は、この孤独な条件下で制作を続けてきた者たちである。振り下ろすノミの先や溶接棒の炎の中に彼らが見ていたものはなにか?友人との語らいか、はたまた先人たちの一人黙々と素材に挑む姿か?いずれにしても彼らは強制的に自分と向き合うこととなった。「作品制作とは自分との闘いである」それは昔から変わらずそうかもしれない、しかしスマホのピーピー鳴き止まぬ現代において「沈思黙考」に求められる態度はずいぶん変化した。「黙(って)彫(れ)!」。彫刻を志す者は、時代の要請にどう応えるだろうか?


■出展者 プロフィール

[画像4: https://prtimes.jp/i/34331/61/resize/d34331-61-7594bac45cfb836d0205-2.png ]

くどうゆうだい 彫刻専攻 大学院1年
私は石を彫る。硬くて重い石から形を、空間を出すため彫り続ける。彫って出た欠片達は捨てられる、彼等も同じ石なのに。彼等に消費される自身の想いを重ねながら、私は石を彫り続ける。


[画像5: https://prtimes.jp/i/34331/61/resize/d34331-61-ad2febfa5e9f155f6f61-1.jpg ]

山添理花子 彫刻専攻 大学院1年
「感じる」ということは、自分個人の認識の中でしか起こらない現象であるように思う。感じ方や思考回路、その全ては私自身であり、他の誰かと重なりはしない。今、私がこの命を持って生きるということに向き合い、自意識を排除した後に残るカタチは何か。探りながら作品を創り続けている。

[画像6: https://prtimes.jp/i/34331/61/resize/d34331-61-41b5cc6cfc726bc0443b-3.png ]

渡部紗千 彫刻専攻 大学院2年
生々しい溶接跡、キャンバスの中で重なり合う筆跡。可愛いさに全振りした作品を、時間の軌跡によって気持ち悪くさせる。今はその相互関係を楽しみ、素材に自分をぶつけながら私の中の最大級の可愛い世界を表現していく。


■多摩美術大学 TUB 基本情報
英語名称:Tama Art University Bureau
名 称:多摩美術大学 TUB
所在地:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(デザインハブ内)
ディレクター:和田達也教授、永井一史教授

■多摩美術大学 TUB について
[画像7: https://prtimes.jp/i/34331/61/resize/d34331-61-88131fdbf4fe445eef8f-7.png ]

2021年4月、東京ミッドタウン・デザインハブ(所在地:東京都港区)に、デザインやアートが持つ創造性と美意識を社会とつなぐ場として開所。“まじわる・うみだす・ひらく” をコンセプトに、多摩美術大学の様々なステークホルダーや企業、社会人と行うオープンイノベーションによる新しい価値の創出、学生だけでなく子どもから社会人まで幅広い層に向けたデザインやアートのプログラムの提供、学生作品の展示・発信を行います。
https://tub.tamabi.ac.jp/

■学校法人多摩美術大学について
理事長:柳正規
多摩美術大学 学長:建畠 晢
所在地:〒158-8558 東京都世田谷区上野3-15-34
創 立:1935年
大学概要:創立以来「もの派」を牽引した関根伸夫、菅木志雄ら、またデザイン界でも三宅一生や深澤直人、佐藤可士和など世界を舞台に活躍する才能を数多く輩出。東京都世田谷区と八王子市に2つのキャンパスを持ち、絵画、彫刻、工芸、デザイン、建築、映像、演劇、舞踊、芸術学などアート、デザインから身体表現までを網羅する10学科と大学院を設置する美術系総合大学です。
https://www.tamabi.ac.jp



プレスリリース提供:PR TIMES

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