プレスリリース
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:池田 雅一、以下「MURC」)と宮城県気仙沼市(市長:菅原 茂、以下「気仙沼市」)は、東日本大震災からの復興への取り組みを機に共に歩んだ10年間の記録をまとめ、全国の自治体とシンクタンクとのこれからの協働可能性を展望した書籍「気仙沼 復興を超えて世界とつながる豊かなローカルへ〜自治体とシンクタンクが歩んだ10年〜」を2022年3月11日(金)に刊行いたします。
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【出版の背景】
東日本大震災発災以降、気仙沼市とMURCは、震災復興計画の策定をはじめ、復興からその先の発展を目指してさまざまな場面で取り組みを進めてきました。この取り組みは、大規模災害の被災地域の復旧・復興過程における自治体とシンクタンクとの協働の在り方の1つのモデルとなるものと考えています。
今般、この貴重な両者の歩みを記録として残し広く紹介することで、その経験を後世へ伝えながら、復興を超えて地域の理想の未来を創るにあたり、地域とシンクタンクのそれぞれが果たしうる役割を展望します。
【書籍情報】
・書籍名:気仙沼 復興を超えて世界とつながる豊かなローカルへ〜自治体とシンクタンクが歩んだ10年〜
・著者:三菱UFJリサーチ&コンサルティング、宮城県気仙沼市 編著
・発行:株式会社マイティブック
・発行年月:2022年3月
・価格:定価1,980円(本体1,800円+税10%)
・お求め方法:amazon他、契約書店で取り扱っております。詳細は出版社サイト( https://www.mightybook.net/l/kesennuma/)をご覧ください。
【代表者コメント】
■宮城県気仙沼市長/菅原 茂
東日本大震災から11年、本市にとって歴史上もっとも厳しい時間を過ごしてきましたが、同時にかけがえのない「縁」もたくさんいただきました。中でもMURの皆さまには未来社会を創造するためのアプローチの先導役として新たな扉を開いていただき、頼もしく有難く感じています。
■三菱UFJリサーチ&コンサルティング 代表取締役社長/池田 雅一
気仙沼市の皆さまと「伴走型」で進めてきた当社の10年間の取り組みは、他にはない独自の活動の形であったと捉えております。今後、全国の自治体の皆さまにもご参考いただければ幸いです。
【主要目次】
■第1章■ 復興に挑む
― 被災した市民の生活を取り戻し、希望を描いた10年
1. 「気仙沼市震災復興計画」策定支援プロジェクト-気仙沼市とMURCが歩んだ10年はこうして始まった-
(1)未曾有の大災害にシンクタンクとして何ができるか
(2)「気仙沼市震災復興計画」の策定までの道のり
2.「気仙沼市震災復興計画」策定後の様々な取り組みと10年後の到達点
(1)震災復興計画のアフターケアの取り組み
(2)共に歩んだ10年後の到達点
気仙沼レポート1. 気仙沼市とMURCの「震災復興計画」に挑んだ4か月
気仙沼レポート2. 気仙沼市震災復興市民委員会が目指した市民目線の「復興」
【寄稿】 偶然が生んだMURCと気仙沼市のつながり
■第2章■ 産業再生を成し遂げる
― 気仙沼の復興に不可欠な産業再生の可能性を探る
1.「気仙沼を支援する企業の会」構想から生まれた「ゴーヘイ!気仙沼の会」
2.新たな気仙沼観光戦略の策定を目指して
3.気仙沼と起業家をむすぶMURCアクセラレータLEAP OVER始動
4.AI・テクノロジーによる地域課題解決への取り組み
気仙沼レポート3. 気仙沼をもっと豊かなまちにする 未来が描ける産業再生を共に目指す
気仙沼レポート4. 地域課題を解決するデータ活用から考える 未来を担う高校生への教育ビジョン
【寄稿】 観光戦略に込めた気仙沼の復興
【寄稿】 観光戦略の推進と実践
■第3章■ 記憶を次世代へ伝える
― 震災の教訓を忘れず、祈りを希望へとつなげる
1.震災の経験と教訓を継承・伝承していくための計画と記録と検証
2.復興祈念公園の整備支援 -追悼と、伝承そして再生へ-
気仙沼レポート5. 「津波死ゼロのまちづくり」を目指して 災害時における危機管理とは何か?
気仙沼レポート6. 気仙沼市民が集う復興祈念公園の役割 震災の記憶を永遠に伝えるシンボルとして
【寄稿】 気仙沼市と連携し防災力を向上 「検証事業」と「伝承事業」を振り返る
【寄稿】 未来・未災地へと引き継ぐ被災の教訓
■第4章■ 復興を超えて
― 共に描いてきた未来、これから描いていく未来
1.世界とつながる 豊かなローカル
2.自治体とシンクタンクが創る地域の未来を展望する
プレスリリース提供:PR TIMES