プレスリリース
大腸ポリープ候補を検出し、大腸内視鏡検査を支援する「EIRL Colon Polyp」、対象モダリティーベンダーに富士フイルムを追加した新モデルを販売開始
2023年10月3日、エルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:鎌田富久、以下「エルピクセル 」)は、大腸ポリープ候補(1)を検出し、大腸内視鏡検査を支援する「EIRL Colon Polyp(2)」について、解析対象となるモダリティーベンダーに富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤禎一、以下「富士フイルム 」)を追加した新モデルの販売を開始いたしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10005/60/10005-60-9082a299469de908cb1bbcc9326c84e2-1920x1080.jpg ]
新モデルは、深層学習を活用したプログラム医療機器として、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」に基づき、一部変更申請を行い、2023年8月31日付で承認を取得いたしました。
エルピクセルが実施したソフトウェア単体性能試験において、富士フイルムの白色光モードにおいて入力された大腸内視鏡画像に対して、病変単位の感度100.0%、フレームベースの特異度94.3%を示しており(3)、医師が大腸内視鏡検査時に本ソフトウェアを併用して読影することで、大腸ポリープ候補(4)の検出・診断補助に寄与することが期待されます。本ソフトウェアは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構 革新的がん医療実用化研究事業「人工知能技術を用いた大腸内視鏡検査における病変検出・診断支援技術の開発」の支援を受け、製品化に至りました。
【製品の利用イメージ】
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10005/60/10005-60-fbadb194aefc2bf337b4d3e854e3449b-806x646.png ]
【EIRL Colon Polyp(5) について】
大腸内視鏡検査中に通常白色光モードにおいて入力された大腸内視鏡画像情報から、隆起型及び表面型(表面隆起型)の大腸ポリープ候補を検出します。検出した場合には、メイン画像の四隅にアラート枠を表示した後、大腸ポリープ候補の四隅を囲む矩形を表示します。2022年11月に薬事承認を取得、販売開始いたしました。
(1) 隆起型及び表面型(表面隆起型)
(2) 販売名:医用画像解析ソフトウェア EIRL Colon Polyp 製造販売承認番号:30400BZX00259000
(3) 大腸内視鏡検査動画から抽出した陽性動画159、陰性動画126を用いて実施した後ろ向き性能評価試験の結果であり、臨床現場における精度を保証するものではありません。
(4) 吉永繁高.“大腸ポリープとは”日本消化器内視鏡学会. https://www.jges.net/citizen/faq/large-intestine_06
(5)2022年12月9日 大腸ポリープ候補を検出し、 大腸内視鏡検査を支援する「EIRL Colon Polyp」 を新発売
https://lpixel.net/news/press-release/2022/10695/
【製品に関するお問い合わせ】
エルピクセル株式会社 営業本部
TEL:03-6259-1713 Mail:eirl-cs@lpixel.net
URL:https://marketing.eirl.ai/ja/contact/
【AI画像診断支援技術について】
高度化するモダリティとともに、医療画像診断の作業は増加の一途をたどっています。AIを活用した独自のアルゴリズムによって医療画像情報を解析し、効率的で、正確な診断が出来る環境の提供を目指します。
EIRLプロダクトサイト(医療従事者向け):https://eirl.ai/ja/
【エルピクセル株式会社について】
エルピクセル株式会社は、ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持ち、医療・製薬・農業分野において画像解析技術、とりわけ人工知能技術を応用することで、高精度のソフトウエアを開発してまいりました。医師の診断を支援するAI画像診断支援技術「EIRL(エイル)」、創薬に特化した画像解析AI「IMACEL(イマセル)」を軸に事業を展開しています。
プレスリリース提供:PR TIMES