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株式会社KabuK Style

HafH × JAL「航空サブスクサービス」実証実験レポートを公開!航空サブスクがもたらす「5つの効果」を発表

(PR TIMES) 2022年03月17日(木)17時45分配信 PR TIMES

「行き先を事前に決めずに購入した」参加者は約8割!「航空路線の分散効果」を確認、地方路線の活性化も期待。2022年中に実証実験第2弾の実施を計画

株式会社KabuK Style(本社:長崎県長崎市、代表取締役:砂田 憲治、以下「KabuK Style」)と日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:赤坂 祐二、以下「JAL」)および株式会社ジャルパック(本社:東京都品川区、代表取締役社長:江利川 宗光)は、2021年8月〜11月の期間、「航空サブスクサービス」実証実験(以下、本実証実験)を行いました。

本実証実験は、デジタル化の進展や働き方改革、SDGsの浸透などの社会の価値観の変化により、人々のライフスタイルが多様化していることを踏まえ、多様化するニーズに適応するサービス設計を行うため、3社で共同実施をしたものです。

この度、本実証実験で得られた知見を共有することで、さらなるライフスタイルの多様化を支援するため、本実証実験参加者の属性や利用動向、アンケートに基づく参加目的等のデータを一部公開いたします。

また、本実証実験で得られた知見をさらに発展させ、2022年中に「航空サブスクサービス」実証実験第2弾を実施することを計画中です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/39388/57/resize/d39388-57-93952cd2a364e037c133-0.png ]




「航空サブスクサービス」実証実験とは

KabuK Styleが運営する旅のサブスクサービス「HafH」*の会員を対象に、航空サブスクサービスを提供することで、これまでの出張や観光旅行のみならず、昨今新しいライフスタイル・ワークスタイルとして注目されるワーケーションや多拠点居住、より気軽に旅をできるライフスタイルなど、新たな旅のスタイルを提案したものです。

*KabuK Styleが提供する、毎月定額で世界中の宿泊施設に滞在することができるサービス。 2021年2月末現在、36の国と地域、583都市の1040拠点 (ホテル、旅館、ゲストハウスなど)を定額で利用することができます。

実施期間:2021年8月〜2021年11月の内、約3ヶ月間
参加者:HafH会員の中から 500名
商品内容:1往復の航空券と指定ホテル1泊分を3ヶ月間のうち最大3回まで利用する権利
対象区間:羽田発着10路線の往復
【新千歳、釧路、山形、小松、南紀白浜、高知、長崎、宮崎、那覇、宮古】
価格:36,000円(予約の都度 100 HafHコインが別途必要)
特集サイト:https://www.hafh.com/lp/jal/index.html
告知リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000039388.html


本実証実験の目的


[画像2: https://prtimes.jp/i/39388/57/resize/d39388-57-36bc6ac627bc60dcbfa0-2.png ]

コロナ禍が長期化する中、デジタル化の進展や働き方改革により、人々はリモートワークを行うという選択肢を発展させました。リモートワークを選択した人の通勤頻度が減り、都市部に居住するインセンティブが減少したことで、東京から離れた地域に住むという選択肢も改めて見直されています。

SDGsの浸透などの社会の価値観の変化により、シェアリングエコノミーも進展しており、「所有しない」という新たな選択の幅も広がりを見せたことで、所有せずに豊かな暮らしを営むことも可能になっています。

これらの選択肢の多様化は、ライフスタイルの多様化を可能としました。ライフスタイルの多様化は、顧客属性の多様化を意味し、多様化した顧客ニーズに対応すべく、サービスも多様化が進んでいます。デジタル化の進展による細やかな顧客ニーズの把握も、これを後押ししています。また、サービスの多様化は、さらなるライフスタイルの多様化を促進し、この「多様化のスパイラル」は加速度的に推し進められていくと考えられます。

旅行業界におけるサービスの多様化が顕在化しているのが、「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた「ワーケーション」というライフスタイルの出現です。また、新たなライフスタイルは仕事と組み合わせるワーケーションに限定されず、これまで年に数回の旅行を楽しんでいた人々の旅行頻度の増加を通じて、旅行市場の規模を成長させていくことが期待されます。

KabuK Styleは、多様なライフスタイルを実現するためのサービスを提供しており、本実証実験により、宿泊だけでなく、航空需要をも拡大させていくことで、日本の観光業の活性化に寄与するとともに、地域の活性化にも寄与していくよう、さらなるサービス拡充を行っていきます。


本実証実験で得られた5つの知見



20-30代の若年層が多く参加し、会社員の参加が68%。
ワーケーション目的との回答が50%。
80%が行き先を完全には決めずに航空サブスクサービスを申込み。
行き先が分散されたことを確認。
予定していなかった地域に出かけた参加者は75%。


1)20-30代の若年層が多く参加し、会社員の参加が68%。

[画像3: https://prtimes.jp/i/39388/57/resize/d39388-57-b6b2631d36ff6302eb7b-1.png ]

今回の実証実験に参加した500名の内、男性は298名、女性は169名、その他の方(未回答)は33名。 18〜72歳までの幅広い年代に参加いただき、平均年齢は37歳、中央値は34歳でした。図1のとおり、20代の参加者がもっとも多く、全体の33%を占め、次に30代の参加者が全体の27%を占めました。これはHafH会員の年代構成よりもやや若い傾向を示しました。一般的に、航空機の搭乗者層が中央値50〜54歳(令和元年 国土交通省「航空旅客動態調査」より)であることを鑑みると、今回の実証実験では20〜30歳代が多く参加しており、若年層が実証実験の中心となったことがわかります。これは、航空のサブスクという商品形態が若い世代への訴求力が強いことに起因していると考えられ、航空サブスクサービスにより、若年層の利用を促進することが期待されます。

[画像4: https://prtimes.jp/i/39388/57/resize/d39388-57-dcad14534801bb48ea9a-3.png ]

図2のとおり、参加者の職業は、会社員が68%と最多で、続いてフリーランス10%、経営者/自営業8%の順に多い結果になりました。
リモートワークの拡大により、会社員であっても、週末だけでなく、日常に旅行を取り込むことも可能となっていることで、積極的にライフスタイルに旅行を取り組む、感度の高い会社員が多く参加されたと考えられます。

2)ワーケーション目的との回答が50%。

[画像5: https://prtimes.jp/i/39388/57/resize/d39388-57-963262d830eba7b4c9a9-4.png ]

図3のとおり、本実証実験の参加目的を観光と回答した参加者が82%と最多で、多くの参加者が観光を目的の一つとしていることがわかります。一方、ワーケーションが50%、ビジネスが16%等、観光だけの旅行となっていない参加者が半数以上いたことも特徴的でした。
一人当たりの平均回答数は2.4項目となり、複数の目的を併用した使い方がなされていることもわかります。

3)80%が行き先を完全には決めずに航空サブスクサービスを申込み。

[画像6: https://prtimes.jp/i/39388/57/resize/d39388-57-610c0afdaa5e4e0df232-5.png ]

本実証実験では、3回の往復航空券がセットになっていましたが、図4のとおり、41%の参加者が購入時に行き先をまったく決めておらず、3回全部の行き先を決めていた参加者は20%にとどまりました。80%の参加者は行き先を完全には決めずに購入の意思決定をしていたことになり、行き先を決めて移動手段を購入する従来の旅のスタイルとは異なっており、航空サブスクサービスにおいては、まずは旅行へいくことだけを決めてから、行き先は後から決めるという購買行動が確認されました。

4)行き先が分散されたことを確認。

[画像7: https://prtimes.jp/i/39388/57/resize/d39388-57-708c197d5526ea2bb042-6.png ]

行き先について、本実証実験と同時期のJALグループの旅客割合とを比較すると、図5のとおり、本実証実験では、JALグループで割合の高い新千歳(37%)、那覇(28%)以外の行き先への需要が生じており、全体としては分散的な利用がなされたことが確認されました。

5)予定していなかった地域に出かけた参加者は75%。

[画像8: https://prtimes.jp/i/39388/57/resize/d39388-57-14619b1a6d2be25b6113-7.png ]

図6のとおり、75%の参加者が申込時には予定していなかった予定外の地域に旅行をしたと回答しました。これは、前述の申込時に行き先を完全には決めていなかった参加者の割合が80%であったことや、行き先が結果的に分散されたこととも整合的であり、旅行することだけ意思決定をし、行き先は後で意思決定するという航空サブスクサービスの特徴が、新たな需要を創出する可能性を示唆していると考えられます。

[画像9: https://prtimes.jp/i/39388/57/resize/d39388-57-37362bdb9c1d666a4465-8.png ]

また、図7のとおり、75%が「再度訪れたいと考えている地域がある」と回答しており、予定外に訪れただけでなく、訪れた方がリピーターとなり、さらなる需要を生み出す可能性も示唆されました。


〈今後の展望〉2022年中に実証実験第2弾の実施を計画

本実証実験では、多くの知見が得られるとともに、前述のとおり、おおむね航空サブスクサービスによって新しい需要創出効果があることを示す結果となりました。新しい需要は、コロナ禍で大きく痛手を負った日本の観光産業を再起させ、中長期的な視点では地域の活性化につながることも期待されます。

KabuK Styleは、JALとともに実証実験の第2弾を計画しており、2022年中にさらに利便性を高める形での実証実験を行っていきたいと考えています。また、世界的に国をまたぐ渡航制限も徐々に解除されてきており、KabuK Styleは、海外の航空会社との連携も進めていく計画です。

KabuK Styleは、新しい旅行のあり方をご提案するため、宿泊だけでなく、航空等の交通も含めた事業者との連携をより一層進めてまいります。


<会社概要>
社名:株式会社 KabuK Style
代表:代表取締役 砂田憲治
創業:2019年1月8日(設立 2018年2月5日)2019年4月1日 サービス開始
資本金:11億1,800万円(2021年4月時点、資本準備金等含む)
事業内容:旅のサブスク「HafH(ハフ)」の運営、宿泊及び賃貸運営業、旅行業
HafHについて:HafH(Home away from Homeの略:ハフ)とは、毎月定額で、好きな時に全世界の好きな場所で生活するためのプラットフォームを目指す、新しいライフスタイルのためのサブスクリプション型サービスです。ホテルを始めとする宿泊施設の定額化と交通事業者との各種提携により、旅をより簡単で、便利なものとし、移動の自由化を通じた新たなライフスタイルを提案しています。



プレスリリース提供:PR TIMES

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