プレスリリース
―石原 洋介氏×八子 知礼が対談。デジタル推進とウェルビーイング経営の大事なところは、未来を見せること―
デジタルトランスフォーメーション(DX※1)推進を行う、株式会社INDUSTRIAL-X(本社:東京都港区、代表取締役:八子 知礼、以下INDUSTRIAL-X)の代表取締役 八子 知礼 著『DX CX SX』(※2・※3)は、新著『ウェルビーイング経営!』の著者の一人である 石原 洋介氏と「サスティナブルな成長を見据えた組織の変革」をテーマとしたオンライン対談イベントを2022年7月5日に開催しました。
対談の模様
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対談の模様イベント開始後、『DX CX SX』の著者八子からは、VUCAの時代の今、なぜ変革が必要なのかを歴史的背景と労働人口の減少という観点から語りました。
歴史的背景として、今までも30〜50年に一度、産業革命が起こり、時代の転換が起こったことが挙げられました。現在は、技術の進展により自動運転に代表されるような第四次産業革命が起きている最中だとし、一方で、労働人口の減少については、今後20年で労働人口の20%が減少すると言われる昨今、少なくとも現状の20%の生産性を向上させないと企業の存続は難しく、さらに市場で優位に立つためにはそれ以上の変革が必要となってくると持論を展開しました。
『ウェルビーイング経営!』の著者で、身体的・精神的・社会的な社員と組織の幸せを追求している石原氏からは、過去のビジネスモデルからの転換や、社員の幸せがお客様の満足につながるウェルビーイングについての解説と、経営や生産性とウェルビーイングの両立の難しさも語られました。
また、PHONE APPLIが意識している「ウェルビーイング経営の三角形」を例に挙げ、その幸福度の要素である「未来・仕事・環境・人間関係」をもとに、毎月幸福度を計測していると社内の事例を紹介しました。
八子からは、企業がDX推進にあたり壁となり立ちはだかる「DX・魔のデッドロック」が語られました。このデッドロックに陥る要素として「デジタル(データ)、フィジカル(設備)、ヒューマン(人)」が挙げられ、中でも「ヒューマン」は属人性が強く、最も複雑で難解な要素であると、現場の事例を交えて語りました。
多くの人が苦手とする「変化」に順応するためにウェルビーイング経営でどういったアプローチができるかについて、石原氏より、「組織と個人の幸せの目指す姿を一致させる」ことが示されました。そのキーになるのが、「心理的安全性」。PHONE APPLIでは「ルール・ツール・プレイス」の3つを軸としたアプローチが挙げられました。その中でも最も着手しやすいのが「ルール」。自社での取り組みとして週に一度の30分間の上司と部下の1 on 1 MTGが紹介されました。また、社員同士が贈り合う「サンクスカード」が挙げられ、上司が1 on 1 の話題として活用しているという事例も紹介されました。
八子は、昨今言葉が先行する「DX」の本質的な意味として、「デジタル化が目的なのではなく、なりたい姿を描き、そのための手段としてのデジタル化である」ということ、そして変革後の未来にありたい姿、社会をどう変えていきたいのかを、社員やお客様に理解していただく必要性があると述べました。
DX推進アドバイザリを包括的に手掛ける弊社INDUSTRIAL-X と、企業の目指す姿としてウェルビーイングを掲げ、自社でも体現しているPHONE APPLI社がタッグを組むことで、市場全体ウェルビーイングへの意識がさらに高まり、社会全体で展開されるような、大きなムーブメントになっていけばと両者は語りました。
ウェルビーイングは、個人・会社ごとに異なるため、会社組織と個人、双方がバランスよく、デジタルの力を活用しながらルール・プレイスも活用することで、将来ありたい組織の姿や、目指すべきビジネスの姿を見据え、少しずつ、継続的に取り組んでいくことが重要なのではないでしょうかと、締めくくりました。
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※1:DX(デジタルトランスフォーメーション):データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
※2:CX(コーポレートトランスフォーメーション):スムーズなバリューチェーンと透明性高いガバナンスの実現による企業全体を変革すること。
※3:SX(ソーシャルトランスフォーメーション):サステナブルでフェアネスな人類の発展を目指して社会全体を変革すること。
書籍紹介
■『DX CX SX』(八子 知礼 著)とは
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競争力ある未来の産業に向けてDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組みながら、企業全体を変革(CX)し、そして社会全体を変えていく(SX)ことが求められる現在の巨大な潮流において、この3つのXに対して企業はいまどのように取り組むべきか、その方法と事例をまとめた書籍です。
今後20年で日本の人口が20%減少する予測から、私たちに残されている時間はもうそれほど多くはありません。徹底的なデジタル化によって経営をスピーディに変革し、垣根を跳び越えたまったく異なる業界・業種への進出や、形態の異なる企業に変容していく必要があります。
WebメディアにてDXの連載を行い、複数の企業・自治体・メディアにて、DXをテーマに豊富な講演実績を持つINDUSTRIAL-X・代表八子知礼が、数10社、100件以上のDXプロジェクトに関わる中で、成果を残してきたアプローチや考え方を事例と共に紹介しています。
(概要)
定価:1,738円(本体1,580円+税)
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング
全国の書店にて発売中
オンラインでのご購入はこちら https://www.amazon.co.jp/dp/4295406228/
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■『ウェルビーイング経営!』(株式会社PHONE APPLI ウェルビーイング経営出版プロジェクトチーム 著)とは
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「より良く生きる」を意味する言葉がウェルビーイング(well-being)。ウェルビーイング経営とは、社員が心身健康でいきいきとやりがいを感じて働くだけでなく、絆や自分の居場所を感じられる「社会的」な健康も実現していく経営手法です。あらゆる企業の成長の一軸となりうるメソッドを余すところなく公開! ウェルビーイング経営で会社に変化を起こしてみませんか?
(概要)
定価:1,980円(本体1,800円+税)
発行:株式会社小学館スクウェア
全国の書店にて発売中
オンラインでのご購入はこちら https://www.amazon.co.jp/dp/4797987596
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著者紹介
■八子 知礼(やこ・とものり)
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1997年松下電工(現パナソニック)入社、宅内組み込み型の情報配線事業の商品企画開発に従事。その後介護系新規ビジネス(現NAISエイジフリー)に社内移籍、製造業の上流から下流までを一通り経験。その後、後にベリングポイントとなるアーサーアンダーセンにシニアコンサルタントとして入社。2007年デロイトトーマツ コンサルティングに入社後、2010年に執行役員パートナーに就任、2014年シスコシステムズに移籍、ビジネスコンサルティング部門のシニアパートナーとして同部門の立ち上げに貢献。一貫して通信/メディア/ハイテク業界中心のビジネスコンサルタントとして新規事業戦略立案、バリューチェーン再編等を多数経験。2016年4月よりウフルIoTイノベーションセンター所長として様々なエコシステム形成に貢献。2019年4月にINDUSTRIAL-Xを創業、代表取締役を務める。2020年10月より広島大学AI・データイノベーション教育研究センターの特任教授就任。 (著書、執筆、取材記事など)著書:『DX CX SX(クロスメディア・パブリッシング(インプレス) )』 記事:Forbes Japan 5月号(誌面)/Brand Voice(ウェブ) 、経済界5月号(誌面)「注目企業2022」、/経済界ウェブ 連載:JDIR「ものづくりDXのトレンド解説」
■石原 洋介(いしはら・ようすけ) プロフィール
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1976年7月15日生まれ。1997年に株式会社APC Japanに入社し、外資企業の日本支社立上げにおけるスタートアップを経験。 2000年シスコシステムズ合同会社に入社、営業職、マーケティング職を経験し、その後、コラボレーション エバンジェリストに就任。日本におけるユニファイドコミュインケーション立上げに尽力し、IP-電話やビデオ・Web会議の市場拡大に注力。 その後、株式会社PHONE APPLIを立ち上げ、シェアNo1 Web電話帳クラウドサービス「PHONE APPLI PEOPLE(旧連絡とれるくん」を提供中。 現在企業ユーザ130万名に利用され、三菱商事、花王、Yahooなど非常に多くの企業の働き方改革に活用されている。 セールスフォース、シスコシステムズ、マイクロソフトとの深いアライアンスを生かし、お客様のIT環境と連携したクラウドサービスが高く評価されている。PHONE APPLIのワークスタイルである「CaMP」は、2500社6000名のお客様にご見学いただき、ITxオフィスxカルチャ・人事制度を工夫した新しいワークスタイルを体感できる環境として好評を得ている。
■株式会社INDUSTRIAL-Xについて
企業名:株式会社INDUSTRIAL-X(インダストリアル・エックス)
代表者:八子 知礼
所在地:東京都港区西新橋3丁目25-31 愛宕山PREX 11F
概要:デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に必要なあらゆるリソースを最適かつワンストップで提供することによって、企業および自治体の次世代型事業への構造変革をスピーディに支援するResource as a Service(R)ビジネスを行っています。具体的にはあるべき姿のコンサルティング、IoT/デジタルソリューションの目利きと導入、現場改革リーダーとしての参画、事業評価などを費用の払い方まで含めたサブスクリプションで提供します。それらをサービスとして実現した「Resource Cloud」を提供しています。
URL:https://industrial-x.jp/
【主なサービス】
「Resource Cloud」
DXを実現するための様々な商材(リソース)を、度々対面接触することなくワンストップかつオンラインで調達可能とするサービスです。経営アドバイスから変革に必要なDXソリューションや人材をオンライン月額課金のサービスとして提供します。
URL:https://resource-cloud.jp/
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