プレスリリース
渋谷をスマートシティ化し1人1人に合わせた理想の渋谷のまちづくりを
エッジAIカメラソリューション「IDEA(イデア)」を提供するIntelligence Design株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中澤 拓二、以下「当社」)は、一般社団法人渋谷未来デザイン(所在地:東京都渋谷区、代表理事:小泉 秀樹、以下「渋谷未来デザイン」)、一般社団法人渋谷再開発協会(所在地:東京都渋谷区、会長:安冨 正文、以下「渋谷再開発協会」)と共に、渋谷をスマートシティ化し1人1人に合わせた理想の渋谷のまちづくりを目的として、渋谷駅周辺に100台のエッジAIカメラを設置し、人流データの取得・解析を2023年7月を目途に開始いたします。
渋谷100台AIカメラ設置プロジェクト 特設サイト:https://idea.i-d.ai/shibuya-project/
[画像1: https://prtimes.jp/i/48250/56/resize/d48250-56-b12d8c675877b61a7707-0.png ]
■ 本プロジェクトの概要
本プロジェクトは、渋谷区のスマートシティ化を目的とした「渋谷データコンソーシアム」(https://fds.or.jp/shibuya-data-consortium/)の一環として、渋谷駅周辺の商業施設・公共エリアに当社のエッジAIカメラを100台設置しリアルタイムで利用者の人流データ取得し、解析をおこないます。
渋谷駅周辺での人流データを取得することにより、リアルタイムでのAI解析が可能になり、ハロウィーンや年末年始のカウントダウン時といった混雑時の防犯における警備員配置の最適化や人材不足の解決に寄与することができます。
また、マーケティングにおける新たな視座の獲得やデータ利用価値を模索するべく、幹線道路の通行量や各商業施設への入店客数といったリアルタイムの利用者の属性情報(性別・年代)や滞在時間等の人流データを複合的に可視化・分析したビックデータを一部オープンデータ化し、各協賛事業者が利用できる形で、渋谷のまちに還元することを予定しております。
■実施概要
設置期間:2023年7月〜
設置箇所:渋谷駅周辺の商業施設・幹線道路を中心にAIカメラ合計100台
解析内容:利用者のシルエットに基づく属性情報(性別・年代)の解析
利用者ごとの移動方向の解析、滞在時間の計測
実証実験協力企業:一般社団法人渋谷未来デザイン、一般社団法人渋谷再開発協会、Intelligence Design株式会社
渋谷100台AIカメラ設置プロジェクト 詳細:https://idea.i-d.ai/shibuya-project/
※取得したデータはIntelligence Design株式会社が保有し、設置場所を提供頂いた方には、該当箇所のデータを共有します。なお、取得したデータは一部オープンデータ化を計画しています。
※映像から抽出される人数、属性、滞留状況情報には個人を特定できる情報を含みません。また、カメラで撮影した映像は解析情報を抽出した後、即時破棄し、保存しません。
■ 本取り組みの背景
渋谷のまちのスマートシティ化を進める上で基礎となるまちのデジタル化やビックデータ取得による可視化には、各企業や自治体・専門家とともにプロジェクトを組成し、新たなソリューションを創出できる基盤の構築が重要です。一方で、デジタル化のために多数のセンサー・GPS・ビーコンを街中に設置しデータを取得する手法では、正しいデータが取得しづらく、人流の分析が正確にできないという課題がありました。また、人力で人流データの取得を実施する場合、人が張り付くため費用が掛かることに加え、24時間正確にカウントすることには限界があります。
当社ではこれまで、渋谷のセンター街や宮下パークなどにおいて、商業施設や公共交通機関と連携し、渋谷のまちの一部にAIカメラを設置し人流データの取得・解析を行ってまいりました。これらの課題を解決するために、これまで一部でおこなっていた人流データ解析を渋谷全体に広げ、渋谷のスマートシティ化を目的とした「渋谷データコンソーシアム」の一環として、当社が協力パートナーに参画いたしました。
■本プロジェクトで期待される人流データの利活用・施策への今後の展開
本プロジェクトでは、特に人流が多い商業施設や小売店・飲食店をテナントに持つ駅ビルが立ち並ぶエリアにAIカメラを設置することを想定しており、今回取得するデータをより多くの事業者に利用いただくことを目指しております。
渋谷駅周辺を対象として一部費用を当社が負担し、渋谷駅周辺を網羅した人流データの提供・利活用の提案をおこなうことで、1人1人に合わせた理想の渋谷のまちづくりの実現に還元いたします。
渋谷のまちのデータ活用のお問合せはこちら:https://idea.i-d.ai/shibuya-project/
[画像2: https://prtimes.jp/i/48250/56/resize/d48250-56-691255a01c3530dccb96-1.png ]
◆想定されるデータ活用例
・商業施設:顧客の属性・移動情報に合わせたプロモーションの実施、新規出店のエリア選定
・小売店:人流データに合わせた呼び込みやオフラインキャンペーン最適化、来店客数に応じた従業員配置の見直し、購買率を評価、インバウンドへのデータ活用
・防犯企業:不審者や不審物の検知
・ゲーム会社:渋谷広域でのイベントやキャンペーン
・広告会社:デジタルサイネージやその他広告手法との連携、ユーザーの行動範囲にもとづいて広告を配信
・施設管理:施設や店舗、乗り物の混雑状況を利用客に向けて可視化、施設内レイアウトの改善、オフィスビル内の空調や照明を調整、キャンペーンやイベントの集客効果を測定
・自治体・都市開発:災害時の避難ルート選定、通行実績データをもとに道路計画を策定
・建設コンサルタント:従来の交通量調査、通行量調査を自動化
■AIカメラの設置想定場所
以下、渋谷駅に通じる主要幹線道路及び公共交通機関の通路を対象とした設置を計画しています。
渋谷駅周辺の主要幹線道路
- 各幹線道路につき、100m間隔での計測を設置指標として人流を計測予定
渋谷駅改札からの出入口通路
- 改札から流れる人流を計測
商業施設前
- 商業施設に向かう/訪れる人流を計測
公園/その他施設
- 公園やその他施設に向かう/訪れる人流を計測する
[画像3: https://prtimes.jp/i/48250/56/resize/d48250-56-bf603d4ff7a1a8afc9eb-2.png ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/48250/56/resize/d48250-56-1f3b07b1dfb7cb6529e9-3.png ]
※設置イメージ
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渋谷未来デザインからのコメント
渋谷未来デザインでは、2020年より渋谷データコンソーシアムという産官学民の取り組みを通じ、渋谷の街のデータ取得と見える化に取り組んできました。その中で、来街者も多く活動時間も長い大都市として、人流の実態及び実数の把握が未整備であるという社会課題もみえてきました。今回のプロジェクトを通じ、より多くの方のご協力のもと、未来の基礎となる価値あるデータ取得ができる事を期待しています。
一般社団法人渋谷未来デザイン(URL:https://fds.or.jp/)
コンサルタント 久保田 夏彦
渋谷再開発協会からのコメント
渋谷再開発協会は1968年より、ほぼ4年に1度渋谷駅周辺の歩行者流動計測調査を行っています。このプロジェクトにより、現在行っている調査をAIカメラを用いて実施していくことで、人手によるピンポイントの時点の調査でなく継続的なデータを得ることが出来るようになるため、より、まちづくりの役に立つデータが得られるようになります。
一般社団法人渋谷再開発協会(URL:https://shibuya-redvip.com/)
常務理事 横山 和理
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エッジAIカメラソリューション「IDEA(イデア)」は様々な課題に対してご相談いただくことが可能です。ご興味をお持ち頂ける団体・企業様の方のご連絡をお待ちしております。
今後も集約 ・蓄積された実験結果やノウハウを活かし、当該サービスを通じて各企業・自治体のサービスの向上・発展を支援します。
■一般社団法人渋谷未来デザインについて
渋谷未来デザインは、ダイバーシティとインクルージョンを基本に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性をデザインする産官学民連携組織です。都市生活の新たな可能性として、渋谷から世界に向けて提示することで、渋谷区のみならず社会全体の持続発展につながることを目指しています。
・URL:https://fds.or.jp/
■一般社団法人渋谷再開発協会について
渋谷再開発協会は、渋谷の都市再生の促進や、人の活動のための場つくりを通して、職・住・遊における高い暮らしの質を実現し、サスティナブルな歩いて楽しいまちづくりを行うことを目的とした団体です。1964年に渋谷中心部の町会・商店会・地域で活動する企業により設立され、渋谷の将来のための計画づくりと推進、調査研究、意見具申、講演会等を行っています。
URL:https://shibuya-redvip.com/
■エッジAIカメラソリューション「IDEA(イデア)」とは
「IDEA(イデア)」は、 AIプラットフォームであるIDEAの画像認識技術を利用した交通量調査及び防犯業務自動化サービスです。設置が簡単なエッジAIカメラを活用することにより、大掛かりな設置工事が不要となるため、通行量調査業務の自動化を安価に実現することが可能です。
通行量だけでなく交通量カウント等も可能なソリューションとなっております。
・URL:https://idea.i-d.ai/
■ AI画像認識技術を持つIntelligence Design株式会社について
Intelligence Designは「AIを中心とした先端技術を社会実装する」ことをテーマに2018年5月に事業を開始いたしました。 AI関連技術は世の中に広く認知されるようになった一方で、その技術を利用した社会実装はまだ進んでいないのが現状です。そこで、だれでも、簡単、かつリーズナブルにAI関連技術を使えるようにすることが、テクノロジーの発展にも寄与すると考え「IDEA(イデア)」シリーズを開発し、UDX(アーバンデジタルトランスフォーメーション)を推進しています。
Intelligence Design株式会社概要(URL:https://i-d.ai)
会社名 :Intelligence Design株式会社
代表者 :代表取締役 中澤 拓二
所在地 :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目28番5号 3階
事業内容:◆先端技術の社会実装事業
◆AIを用いたプロダクト開発・販売
◆AIビジネスの事業企画、サービス開発支援、コンサルティング業務
◆ID Labの運営
設立 :2018年5月
資本金 :2億3200万円(資本準備金を含む)
〈本件お問い合わせ先〉
Intelligence Design株式会社
担当 :Business Development Group 小出
TEL :03-6869-4055
E-mail :contact@i-d.ai
プレスリリース提供:PR TIMES