プレスリリース
株式会社マーキュリアホールディングス(以下、「当社」といいます。)は、日本の企業や投資家に対して、海外の再生可能エネルギープロジェクトへの投資機会を提供する事業を展開いたします。その第一弾として、当社と共にエネクス・インフラ投資法人を上場させるなど、これまで数多くの大型プロジェクトを共同で推進してきた戦略的パートナーである、Maiora Asset Management Pte Ltd(以下、「Maiora」といいます。)と協業し、今後高い成長が期待できる台湾のメガソーラー開発事業に参画することをお知らせいたします。
第一段階として、当社ではMaioraが運営する台湾のメガソーラー開発会社に対し10億円相当の投資を行います。今後の事業進捗に応じてわが国企業や投資家の参画機会を拡げていく方針です。
【台湾における太陽光発電市場】
台湾は製造業が盛んであるため、一人当たりの電気使用量は日本の1.6倍超と多く、また火力発電への依存度が高い市場です。2017年に電業法(日本の電気事業法に相当)が改正され、台湾政府としては2025年までに再生エネルギーが総発電電力量に占める割合を20%まで高めるべく、太陽光発電容量の導入目標を20GWと設定しました。しかしながら、2020年の太陽光発電の導入実績は5.81GW(目標:6.5GW)に留まっています。目標達成に向けて今後は同実績を3倍超まで増加させる必要があることから、引き続き台湾においてはメガソーラー開発事業に対する旺盛な資金需要が見込まれます。
太陽光発電設備導入に係る今後の計画
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また、台湾のFIT制度は日本の同制度と類似点が多いことから日本の事業者が取り組みやすいことに加えて、売電単価が日本よりも高いことが特徴です。メガソーラー開発マーケットにおける事業者は未だ限られており、台湾市場の開発事業で先行するMaioraと組み、投資を行うことで高い収益が期待できます。
本プロジェクトのパートナーであるMaioraは、日本で大型メガソーラーの開発を行ってきた実績があります。台湾現地においても約30名のスタッフを擁し、彼らの卓越した物件開発能力を活かし、既に総パネル出力数約400MW、総事業費約900億円規模の開発案件に取り組んでおり、そのうち、今後1年間で約100MWの工事着工を予定しています。なお、条件交渉中の候補プロジェクトも含めると、最大で総パネル出力数約750MW、総事業費約1,700億円の規模が見込まれます。
【Maioraについて】
Maioraは、2010年にシンガポールで設立され、同社とその関連会社は、シンガポールの他、東京、台湾及びスペインに拠点を置き、不動産、再生可能エネルギー(太陽光発電)の分野において世界規模での豊富な投資実績を保有しています。同社の主要メンバーは、1990年代以降の日本での金融、不動産事業の経験を活かして、2012年より日本国内の太陽光発電事業への投資を開始しました。これまでの太陽光発電事業への投資案件は開発中案件を含み、パネル出力換算にして日本で約196MW、世界全体で約1.25GWを超えています。
【ESG・SDGs】
当社は、上記の海外メガソーラー開発事業に対する投資はESGあるいはSDGs達成のための重要な取り組みであると認識しています。すでに当社では、伊藤忠エネクス株式会社、三井住友信託銀行株式会社ならびにMaioraと共同で実施しているエネクス・インフラ投資法人の運営サポートや、子会社である株式会社マーキュリアインベストメントによる再生可能エネルギーの私募投資ファンド運営を通じて社会課題の解決に貢献していくことを目指しております。
以上
【株式会社マーキュリアホールディングスの概要】
会社名 : 株式会社マーキュリアホールディングス
本社所在地 :東京都千代田区内幸町一丁目3番3号
代表者 :代表取締役 豊島 俊弘
事業内容 :持株会社
Website :https://mercuria-hd.jp/
私たちは「ファンドの力で、日本の今を変える」をミッションとし、事業を行っています。
※本リリースに関するお問い合わせ先:
株式会社マーキュリアホールディングス
事業企画部
Tel :03-3500-9870
Mail :info@mercuria-hd.jp
Website :https://mercuria-hd.jp/
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