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CIC Tokyo 3周年記念イベントを開催 -防衛省航空幕僚監部宇宙協力オフィスが10月から入居を発表、小池都知事、CIC創業者CEOティモシー・ロウが登壇-

(PR TIMES) 2023年10月03日(火)19時40分配信 PR TIMES

入居スタートアップによるピッチコンテストでは資源ゴミAI自動選別システムの開発を行う株式会社PFUが優勝

世界に繋がるイノベーションの発進基地として、スタートアップのグローバルでの成長を支えるとともに、世界中のイノベーター・投資家・企業が高密度に集うイノベーション・コミュニティを創出するCIC Tokyo(本社:東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階、職務執行者: Timothy Rowe)は、2023年10月1日で3周年を迎えるにあたり、9月28日(木)にCIC Tokyoで記念イベントを開催しました。
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■イベント冒頭ではCIC Tokyoに入居する東京都の小池都知事から祝辞
イベントは2022年8月よりCIC Tokyoに入居し、庁内横断チーム「Team Tokyo Innovation」としてスタートアップとの官民連携を進める東京都の小池百合子知事からの祝辞でスタートしました。続いて、吉村恵一スタートアップ・国際金融都市戦略室長より東京都スタートアップ政策についてお話いただきました。


<小池百合子都知事による祝辞(一部抜粋)>
CIC Tokyo 3 周年を迎えられましたこと、お祝いを申し上げます。3周年ということはコロナがあり、長らく厳しい状況にもありましたが、スタートアップの光をずっと飛ばし続けていただいて、そして東京都のスタートアップを元気づけてくれました。これに敬意を表したいと存じます。東京都も「出島」をCIC Tokyoに設けさせていただき、意見や情報の交換など、有効に活用させていただいております。また、東京都でもエコシステムを作るために「Tokyo Innovation Base」を設立し、東京都のスタートアップ、大学関係者、投資家、アクセラレーターの皆様が集う場を作っており、11月からスタートしますので覗いてみていただければと思います。東京都のスタートアップをグローバルに育てていくような、出発の基地にしていきたいと思っております。これからもますます東京都のスタートアップが元気であるように応援をし、東京都がファーストカスタマーになるような機会を作っていきたいと思っております。 共に頑張っていきましょう。
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続いて、西村康稔経済産業大臣によるビデオメッセージを放映いたしました。

<西村康稔経済産業大臣によるビデオメッセージ(一部抜粋)>
CIC Tokyo 3周年記念イベントが盛大に行われますこと心からお慶び申し上げます。CIC Tokyoが設立された2020年10月1日、日本はコロナ渦にあり、人々の交流や日本と世界のつながりが薄れつつある時期でした。そのような逆境の中、アジアで初めての拠点を東京に開設していただいたことについて、CICの皆様のご英断に心から感謝申し上げます。皆様のご尽力により日本最大級のイノベーションキャンパスとして、国内外のスタートアップの関係者が集まる場が生まれ、日本と世界のスタートアップエコシステムのつながりがよみがえり、強くなったことは間違いないと思います。特に日本が強みを有するバイオ、クリーンテックなどのディープテック領域において、CICのグローバルなネットワークを活用いただいていることは日本のスタートアップエコシステムの活性化に大きな役割を果たしています。昨年、日本はスタートアップ創出元年を宣言し、施策の柱として人材、ネットワークの構築に向けた取り組みを行っていますが、この事業においてもCICの皆様にボストンのアクセラレーターと連携し、日本のスタートアップの海外展開を支援するプログラムを実施していただいています。先週までロボティクスやクリーンテックのスタートアップがCICの本拠地であるボストンでプログラムを受講し、大きな学びや今後のビジネスにつながる機会を得たと伺っています。これからもCIC Tokyoが世界に羽ばたくスタートアップを生み出す場となることを心から祈念いたしまして、私のご挨拶とさせていただきます。
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第一部の最後には、スタートアップの支援にご尽力いただいている平将明衆議院議員に登壇いただきました。

<平将明衆議院議員による祝辞(一部抜粋)>
CIC 3周年本当におめでとうございます。本当に苦しかった時期もよく存じておりますが、今このように活気を取り戻していて、ここから世界に羽ばたくスタートアップが生まれていくのだろうと思います。西村経済産業大臣からもありました通り、新しい資本主義の大きな柱の一つとしてスタートアップがあります。私が担当するのはWeb3とAIになりますが、まずWeb3においてはDAOの法制化をしようと考えています。近い時期に自民党でDAOのピッチを予定しており、ぜひスタートアップの皆様からもアイデアをいただきたいと思っています。そして、そこから得た知見をベースに議員立法をしていきます。また、AIについても米国やEUといった世界の規制の流れがありますが、日本は独自のスタンスを貫くべきだと考えています。AIにまつわるリスクを把握した上で、課題解決のためにAIを使い倒すような姿勢で臨んでいきたいと思っています。皆さんが新しいテクノロジーで新しいサービスをするとき、一番の問題はレギュレーションが適合していない点ですが、これは我々の仕事なので早めに行動して行きたいと思います。そして、日本でサービスを立ち上げ、アジアに世界に広がっていけるように皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。
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■防衛省航空幕僚監部宇宙協力オフィスがCIC Tokyoへの新たな入居を発表
第二部冒頭では、防衛省航空幕僚監部が登壇し、CIC Tokyoの入居を発表いたしました。イベントに登壇した航空幕僚長 空将 内倉浩昭氏は進歩の著しい宇宙利用分野に関して、民生技術の防衛分野への一層の活用を図ることで、我が国全体としての宇宙空間における能力の向上につなげると話し、CIC Tokyoを活用した今後の活動展望をお話いただきました。
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■自治体が実施するスタートアップ施策について議論
本セッションでは各自治体のご担当者と取り組みのご紹介の後、自治体が感じている課題感の共有や、今後の意気込みについて伺いました。広島県からは「スタートアップと自治体の関係構築の難しさ」という課題点があがりスピード感の違いなどについて触れ、福岡県も同様に「公平性の観点から関係構築に難しさを感じている」ことをお話いただきました。これに対して宇都宮市は「まず話を聞く、そして素早く動く、そして素早く判断する」という点を大切にしているとし、取り組みが難しいこともたくさんあるので、結論を引っ張ることなく、宇都宮が難しい場合にはすぐに他の自治体に行けるように心がけていることをお伝えいただきました。続いて、仙台市より「若年層の流出」についての課題が挙げられ、これに対しては、現在、仙台市が東北在住者や出身者で参加チームを作り一緒にビジネスを学び、ディスカッションなどを行う独自のプログラムをご紹介いただき、プログラムの中で新たな化学反応が生まれることで、東北での起業につながる可能性に期待しているとお話いただきました。
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そして最後には、各自治体から今後に向けた意気込みを発表いただき、今後も自治体の皆様がスタートアップと密にコミュニケーションを取り、新たな取り組みを増やしていくことに対して意欲的であることをお伝えいただきました。

■入居企業によるピッチコンテストを開催:優勝は資源ゴミAI自動選別システムを手掛ける株式会社PFU
最後のプログラムではピッチコンテストを実施。今回は応募条件を初めて入居者のみに限定し、応募があったスタートアップや大手企業の新規事業部の中からCIC Tokyoの審査を通過した14社が参加しました。見事優勝に輝いたのは、社内の新規事業として資源ゴミAI自動選別システムを手掛ける株式会社PFUとなり、優勝賞品としてCIC Tokyoよりオフィスクレジット50万円分が授与されました。
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優勝:株式会社PFU
第2位:株式会社asai
第3位:株式会社クラウド人材バンク
審査員特別賞:メタジェンセラピューティクス株式会社

<ピッチイベント参加企業>
株式会社天煌堂(TENKODO inc)/株式会社asai/植松千明建築事務所/TekMonks株式会社/
Degas株式会社/株式会社PFU/ HelloBoss/株式会社クラウド人材バンク/Tubeless Japan(株)/
ENEOSホールディングス株式会社 /エーアイシルク株式会社/サステナジー株式会社/
メタジェンセラピューティクス株式会社/株式会社資生堂


<審査員>
MPower Partners 関 美和氏/DIMEMSION 伊藤紀行/富士通ベンチャーズ 村田和也


そして、ピッチコンテストの最後にCIC創業者CEOであるティモシー・ロウよりスピーチを行いました。

■CIC創業者CEO ティモシー・ロウからのご挨拶
近年、日本でもスタートアップ業界が盛り上がりを見せていますが、今日はそこについてお話できればと思います。日本には多くの大企業がありますが、それらの歴史を振り返ると元は全ての企業がスタートアップでした。国のスタートアップの育成能力は成功した企業の数を見ることでわかりますが、日本は人口比率でみるとアメリカに並ぶトップクラスの国です。その日本がこれから必要とされているのはグローバル市場への挑戦です。アメリカのスタートアップを見ると半数以上が他国の出身者となっていて、非常に多様性のある環境ですが、日本はまだまだこの点において成長の余地があります。CICはこういった現状を持つ日本のスタートアップに対してノウハウを提供し、支援したいと思っています。

現在、CIC Tokyoには日本企業が7割、外国企業が3割程度入居していますが、これがCIC Tokyoの国際的な環境作りに寄与していると考えています。今後もスタートアップの方々には、自分達のアイデアを世界で通用するものにするために磨き上げる場としてCICを活用していってほしいと思います。CICはこれからも日本国内の起業家の機会を拡大させるために活動していきます。
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■CIC Tokyoが目指す姿
CIC Tokyoが目指すのは単なる「オフィススペース」ではなく、有望なスタートアップが集まり、必要な際に必要なサポートを受けることができ、次々とイノベーションが起こる環境です。この3年間で快適なオフィススペースの提供に加えて、年間200を超えるイベントの開催を通じたコミュニティの形成を進めてきました。この結果として、国内で最大規模の入居者数に到達することができ、今後の新たな拠点立ち上げや他団体との取り組みの可能性を広げることが出来ています。

<CICに入居するスタートアップが受けられる支援の例>
・ 24時間365日利用が可能なプライベートオフィスやコワーキングスペース、キッチン(飲料・スナック等)、会議室、イベントスペース、マッサージルーム、シャワールーム、授乳室、スポーツ&リラックスルームの利用
・ 起業家、投資家、政府・自治体関係者、ベンチャーを支援するプロフェッショナル、学生、研究者等が参加するグローバルなイノベーション・コミュニティへの参加
・ 欧米を中心とした世界8都市にある拠点間で連携し行われる、日本のスタートアップの海外進出や、海外スタートアップの日本拠点開設サポート。
・ CIC Tokyoを拠点とし、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担う「CIC Institute」が運営するライフサイエンス、環境エネルギー、エドテック、アカデミアの4つに分かれるイノベーション・コミュニティへの参加。


現在検討が進んでいるアジア2拠点目となる福岡拠点の開設を含めて、今後もCICは関わるスタートアップが成長・拡大するために必要なサポートや、イノベーション・コミュニティの形成を進めてまいります。

【CIC Tokyoとは】
CIC Tokyoは、虎ノ門ヒルズビジネスタワーの15階と16階に計6000平米を有する、快適なシェアオフィススペースと、世界に繋がるイノベーションの発信地です。現在の入居企業は280社以上、年間で開催しているイベントは200を超えます。
スタートアップのグローバルでの成長を支えていくとともに、世界中のイノベーター・投資家・企業が高密度に集うイノベーション・コミュニティを創出することで、単なる「オフィススペース」ではなく、有望なスタートアップ企業が必要な時に必要なサポートを受けることができ、次々とイノベーションが起こっていく環境を目指しています。

【会社概要】
社名:CIC Japan 合同会社
所在地:〒105-6415 東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
代表者:ティモシー・ロウ
URL:https://jp.cic.com



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