プレスリリース
〜布のハギレや先進国から流れついた古着をアップサイクルした商品を開発〜
ウガンダ発のライフスタイルブランド「RICCI EVERYDAY」(リッチーエブリデイ)を展開する株式会社RICCI EVERYDAY(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲本律枝、仲本千津)は、ブランド創業7周年を記念し、布のハギレや先進国から流れついた古着のジーンズをアップサイクルする新コレクション、“Gift from TRASH(ギフトフロムトラッシュ)”を発表いたします。
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■ “Gift from TRASH”コレクション開始背景
昨今、アパレル業界における大量生産・大量消費が大きな課題となっています。日本においては、年間30億点にものぼる衣料品がファッション市場に毎年出回りますが、残念ながら実際に消費されるのは半分の15億点ほどで、残りは廃棄もしくは開発途上国に安く売られていきます。
また難民キャンプへの古着の寄付により、アフリカをはじめとする開発途上国に流れつくものもあります。もちろん難民へ配給されるものが大半であるものの、捌ききれなかった古着は受け取り国の市場に流れつき、現地の人々に向けて、安いものだと一着10円ほどで叩き売られています。
このように先進国からの余剰衣料品や古着などによって、現地の人々が安く洋服を手に入れることができるのも確かなのですが、一方で現地の繊維産業や縫製業に従事している人びとの仕事を奪ってしまっている現実もあります。
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私たちが事業を行うウガンダでも、2016年にウガンダ政府が国内産業保護を目的に、古着の輸入を禁止しようと法案を作るところまではいきましたが、先進国側からの圧力により施行には至りませんでした。
「余剰品の有効活用」もしくは「寄付」といったある種の「善意」によって、実は世界の誰かの生活を圧迫しているという現実があることを認識してほしいという想いを込めて、今回のコレクションを生み出すことにしました。
私たちは今、従来の大量生産・大量消費モデルを見直す転換期にいます。
■“Gift from TRASH”コレクション概要
●コレクション概要
布のハギレや先進国から流れついた古着ジーンズを活用し、アップサイクルする新しいコレクションです。このコレクションを通じて、ウガンダで生じている問題に光をあて、本来なら捨てられるべきものを再定義し、新たな価値として送り出す、そんな社会実験を試みたいと考えています。そしてこれまでの大量生産・大量消費ではなく、本当に必要なものだけを購入し、長く愛用するスローファッションが主流となり、生活スタイルを見直すきっかけに繋がることを願っています。
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●商品詳細
1st Product: グッドウィル・バッグ
古着マーケットで調達したユーズド・デニムと、工房での生産過程で出た布のハギレを使用し制作した、トートバッグです。サイドのフリルがカラフルなハギレで彩られ、一つとして同じものはない、ユニークな色彩を放っています。
価格:13,200円(税込)
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2nd Product: ホープ・バッグ
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工房での生産過程ででたハギレを活用し、ウガンダの特産品であるバーククロスや牛の角を用いてデザインしたハンドバッグ。昨年発表したNAWOLOVUコレクションの「エババッグ」と同じデザインで、アップサイクルに希望を見出したいという想いを込め、「ホープバッグ」と名付けました。
価格:16,500円(税込)
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●販売詳細
販売場所:
・RICCI EVERYDAY公式オンラインストア
URL:https://www.riccieveryday.com/
・RICCI EVERYDAY The Hill 神楽坂ショールーム
住所:〒162-0856 東京都新宿区市谷甲良町2-17-A
営業日時:土日祝日のみ 11:00〜17:00
販売開始日:2022年9月2日(金)21:00〜
【“Gift from TRASH”コレクションの開始に向けて、代表・仲本千津のコメント】
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先進国からの余剰衣料品や古着が、ウガンダのローカルマーケットで山積みにされて安価で叩き売りされている様子や、日本の有名なアニメのキャラクターがプリントされた子ども用Tシャツの古着が売られている様子を見た時、とても複雑な気持ちになりました。まさか、日本から巡りめぐってウガンダにまで衣料品が流れてきているとは、とても信じがたく、見方によっては、先進国のゴミ箱のように扱われているように感じ、ショックを受けました。
この問題の難しいところは、善意の上に成り立っていることです。「廃棄するよりは、開発途上国の人に使ってもらった方がいいだろう」、「難民キャンプに寄付した方がいいだろう」など、そういった一人ひとりの善意の積み重ねが、実はウガンダなどのアフリカ諸国に負担を強いていることを、きちんと知ることからスタートする必要があると考えました。
私たちは、古着のデニムを一度解体しさまざまなパーツを組み合わせデザインすることで、一つとして同じものはない新しい価値を付与し、発信することにしました。お客さまには、この商品を手にすることで、裏側にあるストーリーも含めて感じていただけることを願っています。
【「RICCI EVERYDAY」について】
「RICCI EVERYDAY」は、カラフルでプレイフルなアフリカンプリントの布地やウガンダのサステナブルな素材を使用し、デザイン性のみならず機能性も兼ね備えたバッグやインテリアアイテム、アパレルを展開しているウガンダのライフスタイルブランドです。製品はウガンダの直営工房において、現地の女性たちの手仕事により生産を行なっています。工房ではシングルマザーをはじめ社会的に疎外されがちな女性たちを積極的に採用することで、彼女たちの自信と誇りを醸成する機会を創出してきました。2020年8月にブランド5周年とともにリブランディングを行い、今後はウガンダや日本といった地域にこだわらず、世界中の女性が社会的通念や固定観念を乗り越え、本来のありたい姿を見出し、実現できる世界を目指しています。
・ブランドサイトURL:https://www.riccieveryday.com/
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・「RICCI EVERYDAY The Hill 神楽坂ショールーム」
〒162-0856 東京都新宿区市谷甲良町2-17-A
(都営大江戸線「牛込柳町駅」南東口から徒歩3分)
営業時間:土日祝日11:00〜17:00
・百貨店販売実績:高島屋、大丸松坂屋、三越伊勢丹、近鉄百貨店、阪急阪神百貨店など
【RICCI EVERYDAY 代表取締役COO / rebeccakello Ltdマネージングディレクター
仲本千津 プロフィール】
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1984年静岡県生まれ。一橋大学大学院卒業後、邦銀で法人営業を経験。その後国際農業NGOに参画し、ウガンダの首都カンパラに駐在。その時に出会った女性たちと日本に暮らす母と共に、カラフルでプレイフルなアフリカンプリントを使用したバッグやインテリアアイテム、アパレルを企画・製造・販売する「RICCI EVERYDAY」を創業。2015年に日本法人、2016年に現地法人及び直営店舗をカンパラ市にオープン。2019年に日本直営店舗を代官山にオープン。
頭の中を巡るテーマは、「紛争を経験した地域が、過去を乗り越え、幸せを生み出し続ける場になるには、どうすればいいか」ということ。
【株式会社RICCI EVERYDAYについて】
・会社名: 株式会社RICCI EVERYDAY
・代表者: 仲本律枝、仲本千津
・所在地: 東京都新宿区市谷甲良町2-17-A
・創業 : 2015年8月
プレスリリース提供:PR TIMES