プレスリリース
新東工業株式会社(本社:名古屋市、社長:永井 淳)は、6軸力覚センサ「ZYXer(ジクサー)」を活用して産業用ロボットの高性能化を実現する新アプリケーション「フレキシブルプリント基板の挿入」を新たに開発しました。
「ZYXer」WEBサイトはこちら:https://www.sinto.co.jp/product/force-sensor/
[画像: https://prtimes.jp/i/58550/52/resize/d58550-52-102ffd4ce6718947be52-0.png ]
フレキシブルプリント基板は、近年ではスマートフォンや各種モバイル端末に広く活用されている電子部品で、「薄い、柔らかい、軽い」といった特徴があります。しかし、フレキシブルプリント基板を別のコネクタへ挿入する作業には非常に繊細な力加減が必要となるため、ロボットを活用した自動化が難しい点が課題となっていました。当社のZYXerを活用することで、小さな力でも正確に検知し、確実に挿入作業ができるため、ロボットによる配線作業の自動化に貢献します。
【新アプリケーションの3つの特長】
1.わずか「0.5g」の荷重判別を実現
2.通信速度「0.83msec」の高速通信による制御が実施可能
3.外乱影響が少なくフィルタリングが不要
当社はこの他にも、複雑な形状に対して、倣って押し当てることが可能な、ムラのない「バリ取り」アプリケーションや、わずかな接触も検知することで、ねじ山を傷付けない「ピッキング」アプリケーションなどを開発し、製造工程の省人化を提案しています。また、3月9日より東京ビッグサイトにて開催予定の「2022国際ロボット展」にて、本アプリケーションを始めとしたさまざまなアプリケーションを展示いたします。
当社は今後も、ZYXerを搭載したロボットシステムを開発、拡販するとともに、グループ会社の新東スマートエンジニアリングと共同し、ニーズに合わせた自動化システムを提供することで、ロボット関連の新規事業を拡大してまいります。
■会社概要
会社名:新東工業株式会社
設立:1934年10月2日
代表者:代表取締役社長 永井 淳
事業概要:鋳造事業を核に、魅力ある表面づくりを提供する表面処理事業や、働く人の安全と健康を守る環境事業、様々なものづくりの基盤となるメカトロ事業を展開。近年では、ロボット用センサや介護機器、IoTサービスなどの新分野にも参入。
Webサイト:https://www.sinto.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES