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株式会社イミュー

2024年度の本ししゃも製造を開始!北海道白糠町の伝統を受け継ぎ未来へとつなぐ

(PR TIMES) 2024年11月25日(月)11時45分配信 PR TIMES

流通量わずか1割未満の希少食材を守り抜き、伝統製法を継承!


 株式会社イミュー(所在地:東京都品川区、代表:黒田 康平、以下イミュー)は、北海道白糠町に設立した水産加工業子会社「株式会社シラリカ」にて、地元白糠町で水揚げされたししゃもを伝統製法で加工する「本ししゃも」の製造を2024年11月20日(水)より開始しました。白糠町で創業60年の歴史を持つ老舗「大森水産」から事業承継して2年目を迎える今年は、製造に携わる人員を増員し、本格的な生産体制に移行します。
本ししゃもふるさと納税サイト
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81865/50/81865-50-5b1cc2433cd8d8d53e4f2f1faf843b6e-1706x960.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2024年度の本ししゃも製造がスタート

●流通量はわずか1割未満、希少な国産「本ししゃも」
実は国内で流通している「ししゃも」の9割以上(※)は、「カペリン(カラフトシシャモ)」という輸入魚です。本物のししゃも(本ししゃも)は、世界で唯一北海道の太平洋沿岸にのみ生息する希少魚です。その流通量はわずか5%ほどで、一般市場にはほとんど出回らないのが実情です。

ししゃもは毎年11月頃、産卵のために、北海道西部から白糠町の茶路川(ちゃろがわ)と庶路川(しょろがわ)へ回遊します。ひとつの町でししゃもが遡上する川を2本持つのは白糠町だけです。ししゃもは、十勝沖から徐々に油が抜け、白糠沖に到達する頃、オスの身はしまり、メスの卵は成熟期を迎えます。この時期、白糠沖では非常に美味しいししゃもが獲れ、名産となっています。
ししゃも漁は10月下旬から11月下旬のわずか1か月間に行われますが、大森水産の伝統を引き継ぐ当社は、その漁期の中でも特に11月10日頃からの美味しさの頂点を極めたししゃもだけを厳選して仕入れを行います。

※参照元 財務省貿易統計 北海道水産統計

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81865/50/81865-50-483de923a3e1987cbd2ccd1bcd550cf3-960x1706.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


●60年守られてきた伝統を受け継ぐ!イミューと大森水産の出会い
北海道白糠町で60年にわたって本ししゃもの伝統製法を守り続けてきた「大森水産」が、高齢化や後継者不在を理由に廃業の決断を下したのは2023年8月のことです。町の人々に惜しまれながら一度は灯が消えた大森水産ですが、白糠町役場や町の方々の支援を受け、イミューが事業承継することとなりました。当社は2022年より白糠町役場や地域事業者と協力し、地元産品の開発や「極寒ぶり(R)」のブランド化などに取り組み、2023年6月には町内に自社の水産工場を着工。同年9月には「株式会社シラリカ」を白糠町に設立し、地元の雇用も進めています。
東京からやってきた「よそ者」でありながら、地域に根を張り本気で取り組む姿勢を町の皆様に評価いただいた結果、伝統ある大森水産の事業承継に至りました。

●本ししゃもの伝統製法を受け継ぎ、未来へとつなぐ
事業承継が決まった当初、当社の従業員はししゃもについては素人でした。大森水産が永年守ってきた味と品質を受け継ぐために、伝統製法「手振り塩」や、仕入れの際の「目利き」など、大森水産の魂ともいえる技術と知識を、社長の大森照子さんから直接伝授いただきました。製造にかかわる従業員は初年度は1〜2名でしたが、2024年度は人員体制を2倍に増強し、3〜4名体制で製造に取り組みます。未来へとつないでいきたい伝統製法を、より多くの人間が継承する体制を作りました。
2023年度の販売数量は約1トン(3000食)でしたが、2024年度は約2トンの販売を目指しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81865/50/81865-50-606cfcadfa042353b1e9863231a82f96-1706x960.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
先代社長・大森照子さん(左)と共に伝統的な製法で製造に当たる後継者たち


●アイヌの伝承:ししゃもは神様がくれた魚
ししゃもは、漢字で「柳葉魚」と書きます。アイヌの伝承によると、ししゃもはもともと柳の葉だったとされています。天上界にある柳の葉が地上界に落ち、カムイ(神)がその葉に生命を吹き込んだ結果、ししゃもという魚が生まれたと言われています。また、アイヌの人々が食糧不足に苦しんでいたときに神が現れ、柳の葉を魚に変えて人々に授けた、という物語も伝えられています。アイヌの文化では、自然と神々が深く結びついており、動植物にまつわる多くの伝承が存在します。このような背景から、ししゃもはアイヌの人々にとって非常に重要な魚とされています。

イミューは、北海道で古くから大切にされてきたししゃもの歴史と文化を尊重し、その伝統を未来へとつないでいきたいと考えています。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81865/50/81865-50-cfb5acb967f7e7a712870e3100e32152-960x1706.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81865/50/81865-50-cc5e9bd3aa7f93f38587f9cd11e6df0d-960x1706.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81865/50/81865-50-b3460359a7c1cd9a43d45ebf8c47651c-960x1706.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「手振り塩」の後、一尾ずつ丁寧に串に通したししゃもを乾燥させる。干す時間を長めにし旨味を凝縮させる。



■株式会社イミュー概要
「地域に根を張り、日本を興す」というコンセプトのもと、地域資源のブランド化による産業創出を行っています。2022年9月に、ふるさと納税の自治体向けに継続寄付可視化システム「ふるさとリピートマップ」(特許出願済 / 特願2022-144015)の提供を開始。
また、北海道白糠町(しらぬかちょう)に拠点を構え、「極寒ぶり(R)」や本ししゃも等の産品開発・加工製造を行う傍ら、ふるさと納税やまちのPRといった自治体支援を行い、一次産業の生産と販路、地域PRを掛け合わせたブランド化を推進。日本が誇る食ものづくり産業を世界に発信していくため、地域の社会課題に向き合いながら活動しています。


会社名:株式会社イミュー
所在地:東京都品川区西五反田3-15-8 Biz-Field目黒 3F
代表者:黒田 康平
設 立:2021年4月
事 業:ふるさと納税支援事業、ブランド開発事業、商品開発事業
ホームページ:https://www.immue.co.jp/
公式note: https://note.com/immue_inc

株式会社シラリカ(株式会社イミュー100%出資子会社)
所在地:北海道白糠町庶路2丁目4-31
設 立:2023年9月



プレスリリース提供:PR TIMES

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