プレスリリース
医療データの一元化を目指すメディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之、以下「MDV」)は、国内最大規模の診療データベース(DB)を基に、ユーザー自身で適応症例別の患者数や処方日数、処方量などを容易に分析できるWeb分析ツール「MDV analyzer」に、約1,800万人の保険者データを搭載しました。
MDVと株式会社ディー・エヌ・エー(同渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村信悟、以下「DeNA」) は2022年5月に業務提携。連携により両社で利用可能なDBが充実しました。MDVがすでに保有している784万人(2022年7月末集計)の健康保険組合データベース(健保DB)にDeNAが利用可能な保険者DBが上乗せされます。
MDVとDeNAの連携保険者DBには、これまでなかった国民健康保険組合に加入する自営業者などのデータや、後期高齢者医療制度に加入する75歳以上の人のデータも含まれます。これにより連携保険者DBは約1,800万人となります。MDVが保有する全世代をカバーする病院データの実患者数は4,042万人(同)。ここに高齢者層のDBが一層充実されることで、国内最大規模の病院・保険者DBが構築され、分析の幅がさらに広がります。
【連携DBの特長】
従来の倍の保険者データ
厚みを増した有病率の高い高齢者・後期高齢者データ
急性期から軽症までの幅広い疾患のクリニック・転院先の情報を追跡可能(処方継続・処方変更等)
<データ利活用サービスラインナップ>
[画像: https://prtimes.jp/i/89368/49/resize/d89368-49-da18e689d8a52ee264f6-0.png ]
「MDV analyzer」
ユーザー自身で適応症例別の患者数や薬剤の処方日数、処方量などを容易に分析可能。疾患名や薬剤だけでなく、手術や検査といった実際の診療行為を組み合わせた多角的な分析もできる
「MDV analyzer for Academia」
薬剤と副作用の因果関係を特定するための疫学調査やDB研究におけるフィージビリティ調査に活用できる
「MDV analyzer for Oncology」
オンコロジー領域に特化。実際の現場で利用されているレジメンのシェアをラインごとに分析することで、市場における自社薬剤のポジショニングや適応追加、新規上市前の潜在患者の検討などに活用できる
「MDV analyzer for Patient Journey」
患者の治療フローをサンキー図(工程間の流量を表現する図表)で視覚的に確認可能。マーケティングのための市場調査、臨床試験の際のフィージビリティ調査、導入製品の評価資料作成などに活用できる
その他、ユーザーの要望に応じて当社がより具体的かつピンポイントに分析する「アドホックサービス」や、年間契約で診療DBからデータを提供する「年間データ提供サービス」を展開しています。これらについても連携DBを提供していきます。
プレスリリース提供:PR TIMES