プレスリリース
応募3割が自国でオンライン受講中の入国待機留学生。コロナ禍での苦悩や気づきも表現京進グループの日本語学校 第五回日本語作文大会受賞者決定
〜つながれ!にほんごの和〜 国内外のグループ12校に在籍の留学生が日本語で綴る「未来」
京進グループが運営する日本語学校 京進ランゲージアカデミー(以下KLA)が開催した作文大会の今年度の受賞者が2月10日(木)に決定しました。
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この大会はKLAの日本語教育の一環として2017年より実施、今年で5回目となります。2021年12月6日(月)より約2週間、国内11校、および海外校1校に在籍する留学生と、昨年に引き続きオンライン授業を受講している未入国学生も対象とし作品を募集しました。
日本語作文大会では、留学生が作文を通して自身の考えを論理的にまとめ正確に主張すると同時に、他者の考え方を知り、多様性を理解することを目的としています。また、KLAで学ぶほとんどの学生が、日本の大学・大学院などへの進学を目指しているため、多くの入試で必須となっている日本語作文に必要な要素を、イベントを通じて早い段階から体感してもらうこともそのねらいです。
今回の作文のテーマは「未来」。依然として世界中で続いているコロナ禍において、留学生たちも学ぶ環境や生活などをはじめとして、様々な制限や変化などを強いられてました。応募された作文からは、留学生たちが不安や焦りを募らせる場面もある一方で、現在の苦境を自らにとってのプラスの機会ととらえたり、日々の学びや時間を力に変えていくことの大切さを訴えたりと、未来を力強く見すえている様子を記したものが数多く見られました。
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初級の部で金賞を受賞したからの留学生、ヤン ユウさん(写真左)の作文には、中国でも人気のある音楽グループKiroroの「未来へ」の歌詞に触れながら、「未来は予測することはできないが自分の努力は必ず報われると信じ、未来の自分が感謝するような努力をしたい」と、今持っているものを大切にしてなりたい自分になろうと誓う思いが綴られていました。また、中上級の部で金賞を受賞したシンガポールからの留学生、ウォン クアン リンさん(写真右)の作文には、シンガポールの兵役で救急救命士として2年間務めた経験から過酷な状況にいる世界中の人を助けたいと考えるようになったことや、医療機関が整っている日本で学び、将来は国際ボランティアコーディネーターを目指していることについて述べられていました。
留学生たちからは、このイベントを通じて「今のことをしっかりすることが大切」「皆が普通に暮らせる未来に向かってがんばりたい」「今を大切にし未来の自分を後悔させたくない」「過去は変えられないが未来は変えられる」「小さな幸せを大切に毎日きちんと過ごすことが希望につながる」といった言葉が寄せられ、ひとりひとりが持つ「未来」を信じてこれからも努力し続けようとする、夢や目標に向かう力強い姿がありました。
京進ランゲージアカデミーでは新型コロナウイルスが感染拡大し始めた当初より、オンライン授業の導入・活用をしながら日本語の語学教育だけでなく、日本や各出身国の文化への相互理解や交流の取り組み、ワクチン接種への支援(新宿区)など、学生たちの学びや生活の悩みにも目を配り、感染対策に工夫しながら丁寧に取り組んでまいりました。コロナ禍で様々な制約の中でも学生たちのひたむきな努力が実を結び、2022年2月現在、進学志望者が多くの志望校合格を手に入れました。
京進グループでは、国内外問わず、夢や目標に向かって学ぶ人たちに対して最大限の支援を行い、グローバル社会で活躍できる人材の育成と教育を通して、「ステキな大人が増える未来をつくる」グループをめざします。
【開催概要】
■大会名:第五回KLA日本語作文大会
■スローガン:つながれ!にほんごの和
■対象:京進グループの日本語学校 京進ランゲージアカデミー国内外12校の在籍生(約2,600名)
(新宿校、秋葉原校、OLJ校、DBC校、水戸校、名古屋北校、京都中央校、大阪校、神戸校、福岡校、
びわこ校、ミャンマー・ヤンゴン校)
■作文テーマ:「未来」
この世界には、どんな未来がやってくるのでしょうか。皆さんは、どんな未来を進んで行くのでしょうか。未来はどうなるか、だれにもわかりません。だからこそ、おもしろくて、だからこそ、私たちは、夢をもち、希望をもって人生の道を歩んでいけるのでしょう。皆さんが思い描く「未来」を作文に書いてください。
■募集期間:2021年12月6日(月)〜12月20日(月)※締切日12月17日より変更
■審査結果発表:2022年2月10日(木)
■応募総数:120通(うち、未入国学生45通)
■募集部門:
初級の部 300字〜600字(作文用紙1枚〜2枚)
中上級の部 800字〜1600字(作文用紙2枚〜4枚)
■表彰:
金賞(各部門1名) 100,000円
銀賞(各部門1名) 50,000円
銅賞(最終選考者) 10,000円
参加賞 記念品
■入賞者:
<初級の部>
金賞:(中国/OLJ校)ヤン ユウ「未来へ」
銀賞:(中国/OLJ校)コウ マサレイ「未来は今」
銅賞:(中国/秋葉原校)リン エキクン「発展した未来」
<中上級の部>
金賞:(マレーシア/京都中央校)ウォン クアン リン「私が思い描く未来」
銀賞:(インドネシア/京都中央校)ソニア リスタンティ「日々の未来」
銅賞:(中国/DBC校)カン シンゲン「未来が来る前に」
(中国/OLJ校)オウ カギョク「未来は海のように」
(中国/OLJ校)チョウ スディ「未来を描くもの」
(中国/新宿校)キョウ カズイ「未来の喜劇と悲劇」
(アルゼンチン/新宿校)ス マリア アスル「御守り」
(中国/大阪校)ル コンエツ「平凡な未来を」
【京進ランゲージアカデミーについて】 https://www.kla.ac/jp/
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京進ランゲージアカデミーは株式会社京進とその子会社が運営する日本語学校です。「日本と世界の架け橋となる人材を育成する」というミッションステートメントをかかげ、主に日本の大学・大学院・専門学校への進学を希望する留学生約2,500名を対象に運営しております。日本語指導とは別に、京進グループのオリジナル・自立型人間育成プログラム「リーチング」の手法を指導に取り入れ、自立的な人間形成を図り、将来、国際社会で活躍できる人材を育てるべく、組織的な教育をしています。
【京進グループについて】
京進グループは、グループビジョンとして「ステキな大人が増える未来をつくる」を掲げています。保育や、教育、キャリア支援、介護など、人の一生に寄り添うことで、「ステキな大人」が増える未来をつくる世界の実現を目指します。
【株式会社京進】
本社:600-8177京都市下京区烏丸通五条下る大坂町382-1
設立:1981年4月
代表取締役社長:福澤 一彦
事業内容:総合教育サービス(幼児から高校生までの学習塾、個別指導教室のフランチャイズ事業、英会話、日本語教育)、保育、介護事業、フードサービス事業、キャリア支援
従業員数:2,116名(連結2021年5月末現在)
電話番号:075-365-1500(代表)
ホームページ:https://www.kyoshin.co.jp/group/
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