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薩摩酒造株式会社

薩摩酒造『火の神蒸溜所』がモルトウイスキーを製造開始

(PR TIMES) 2023年03月27日(月)00時40分配信 PR TIMES

鹿児島県・枕崎市に本土最南端のウイスキー蒸溜所が誕生


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薩摩酒造株式会社(代表取締役社長:本坊愛一郎、本社:鹿児島県枕崎市)は、2022年12月にウイスキー製造免許を取得し、2023年2月よりモルトウイスキーの製造を開始いたしました。創業100周年(2036年)が視野に入るなか、当社では「モノづくりの可能性に挑戦し続け、人びとに幸せな笑顔をお届けしたい」という想いから、挑戦者として日本のモノづくりを追求したいと考えております。本格焼酎のパイオニアとして磨き続けてきた製造技術を活かし、世界水準でのウイスキーの生産を、創業の地「枕崎」で実現すべく取り組みます。

本土最南端の温暖な気候を活かしたウイスキー熟成

2020年には国産ウイスキーは日本産酒類の輸出においてトップとなり、その品質が国内外で高く注目されています。薩摩酒造では長年焼酎造りで培ってきた技術を活かし、更に高める事で世界水準の品質を持つウイスキーを誕生させるべく、本年2月より本格的なモルトウイスキー製造を開始いたしました。本蒸溜所が位置するのは、鹿児島県薩摩半島の南端の枕崎市火の神地区で、古事記に登場する「火の神=山幸彦」の舞台です。年間を通じ温暖な気候ながら、夏は暑く、冬は降雪がある複雑で多岐にわたる気象条件があり、かつ海風と潮気ある港町であるため、熟成も豊かに進みます。近年、温暖な国・地域でのウイスキー製造が注目を集めており、本土最南端の地理的な条件は強みになると思われます。


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「モルトウイスキー」「グレーンウイスキー」「クーパレッジ(樽工房)」が揃う稀有な蒸溜所

2023年内には同敷地に連続式蒸留機を新設し、モルトウイスキーに加えグレーンウイスキーの製造開始も予定しております。世界の流通量の9割を占めるのがモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドさせたブレンデッドウイスキーであるなか、国内では需要高騰により良質な国産グレーンウイスキー原酒不足が深刻化しています。当蒸溜所ではモルト・グレーン共に、2021年に制定されたジャパニーズウイスキーの定義*に適応すべく、この新たな挑戦に取組んでまいります。また、本蒸溜所は国内外でも数少ないクーパレッジ(樽工房)を合わせ持ちます。洋樽のメンテナンスを行う樽工房は、焼酎業界では薩摩酒造が唯一所有しているもので、その設備と技術をウイスキー造りに活用します。そして、グループ会社であり、国産ウイスキー生産の先駆者である本坊酒造(株)のマルス信州蒸溜所(長野)、マルス津貫蒸溜所(鹿児島)、および2021年から生産を開始した関係会社の(株)山鹿蒸溜所(熊本)と技術交流を行いながら生産を進めてまいります。
来年2024年内にはショップやバーを備えた施設もオープンし、一般のお客様の見学も受け入れる開かれた蒸溜所とする予定です。
「火の神蒸溜所」は、世界水準の品質の実現と共に、ウイスキーの魅力を惜しみなく見学頂ける施設を備えることで、世界で愛される新たなジャパニーズウイスキーを目指してまいります。

*ジャパニーズウイスキーの定義・・・原材料は麦芽、穀類、日本国内で採取された水、製造においては糖化、発酵、蒸溜を日本国内の蒸溜所で行う。蒸溜の際の留出時アルコールは95度未満。貯蔵は700リットル以下の木製樽を使用、日本国内で3年以上貯蔵すること。日本国内でボトリング、アルコール度数は40度以上。


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参考資料


薩摩酒造について


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1936年鹿児島県枕崎市に創業。代表銘柄に「さつま白波」「神の河」などを持ち、1970年代から始まった第1次焼酎ブームを支えるきっかけを作り、全国で愛される焼酎造りを行うほか、近年では樽貯蔵の本格焼酎ベースのリキュール「SLEEPYシリーズ」や公式サイト限定の挑戦的なブランド「SS.L」シリーズを発売するなど、時代を切り拓く商品を意欲的に手掛けています。


枕崎について



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薩摩酒造が1936年の創立以来、86年に渡り焼酎製造を続けてきた、鹿児島県枕崎市。鰹節生産量が日本一を誇る港町である枕崎は、薩摩半島の南端に位置し、年間を通じて温暖な気候に恵まれつつ、冬場の降雪もある四季の表情が豊かな町です。市の北部にある主峰蔵多山から東西に山地が伸びており、地質はカルデラ噴出物と火山灰層からなります。「火の神蒸溜所」では地下岩盤の割れ目に蓄えられた清冽な地下水である裂罅水を仕込み水として活用します。


クーパレッジ(樽工房)、樽職人について


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薩摩酒造では、ホワイトオーク樽で熟成させた麦焼酎「神の河」を1988年より生産しています。深くふくよかな味わいを作り出す樽にこだわり抜くため、薩摩酒造では焼酎メーカーとして日本で唯一、独自の「樽工房」「樽貯蔵庫」を有し、専属の「樽職人(クーパー)」が樽の管理・再生を行なっています。専門の知識と高度な技術が求められる樽職人は日本全国で60名ほどしかおらず、「火の神蒸溜所 樽工房」では若い樽職人が日々研鑽を積んでおります。


本坊グループのウイスキー製造体制について


薩摩酒造の属する本坊グループでは、本坊酒造(株)が1949年にウイスキー製造免許を取得して以降、1985年に長野県上伊那群宮田村に「マルス信州蒸溜所」、2016年に鹿児島県南さつま市加世田津貫に「マルス津貫蒸溜所」を開設し、評価の高いウイスキーを製造しております。関係会社である(株)山鹿蒸溜所(熊本)も2021年から本格的な製造を開始しており、「火の神蒸溜所」でもこれらの蒸溜所と技術交流を持ちながら、最高品質のウイスキー造りに邁進してまいります。


コメント


薩摩酒造株式会社 本坊愛一郎 代表取締役社長

「薩摩酒造は100周年(2036年)を見据え、昨年「モノづくりの可能性に挑戦し続け、人びとに幸せな笑顔をお届けする」という新しい企業理念を設定し、「MAKE a WAVE - 未来に向け挑戦する人たちへ-」というビジョンのもと、活動を加速させてきました。ウイスキー製造も我々にとって大変大きな挑戦と捉えています。終わりなき品質追及の旅が始まりますので、ウイスキー製造はもとより、本格焼酎事業でもより高い品質を実現すべく全社一丸となって取り組んでまいります。」

本坊酒造株式会社 本坊和人 代表取締役社長

「本坊酒造は1949年にウイスキー製造免許を取得して本年で74年目を迎えました。この度、我々のグループに新たなウイスキー蒸溜所が出来た事を大変嬉しく思います。一方で、ウイスキーは技術面含め、長い年月をかけて完成させていく事業です。時を積み重ねながら世界を見据えた最高品質のウイスキーを目指してほしいと思います。
関連する企業として、協力しながら世界を目指していきます。」

【薩摩酒造 火の神蒸溜所概要】

場所:鹿児島県枕崎市火之神北町388番地    
設備:蒸溜所、樽工房、樽貯蔵庫        
蒸留機:日本産ランタン型蒸留機2機             
稼働開始:2023年2月              
仕込み水:火の神蒸溜所周辺の地下水(裂罅水)
生産規模:17.5万リットル予定        
麦芽仕込量(ワンバッチ):1.1トン
今後の予定:2023年11月グレーンウイスキー本運転開始
      2024年内一般公開、ショップ、バー完成
      2026年内ファーストとなるシングルモルト「火の神」をリリース
      ※予告なく変更となる場合がございます。
      公式サイト:https://www.satsuma.co.jp/

【会社概要】

企業名:薩摩酒造株式会社            
代表者:代表取締役社長 本坊愛一郎       
本社所在地:鹿児島県枕崎市立神本町26番地   
設立:昭和11年6月21日           
資本金:2億1,735万円
従業員数:218名        
業種:酒類の製造販売並びに輸出入、清涼飲料・果汁その他飲料の製造販売並びに輸出入、農産物の研究開発及び
   生産物の販売、レストラン他飲食店の経営 他
連絡先TEL:(代表)0993-72-1231
公式サイト:https://www.satsuma.co.jp/
公式通販サイト:https://shop.satsuma.co.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/satsuma_shuzo/



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