プレスリリース
日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO:佐藤雅之)は、サウジアラビア現地法人であるJGCガルフ・インターナショナル社(JGCガルフ社)が、サウジアラビア国営石油会社(サウジアラムコ社)から、既設NGL(天然ガス液)プラントの増強工事を受注いたしましたのでお知らせします。プロジェクトの詳細は、下記の通りです。
1.契約先: サウジアラビア国営石油会社(サウジアラムコ社)
2.受注者: JGCガルフ・インターナショナル社
(JGC Gulf International Co., Ltd:日揮ホールディングス100%出資のサウジアラビア法人)
3.建設場所: サウジアラビア王国アブカイク地区
(首都リヤドの東約400km、ペルシャ湾岸側に位置する都市)
4.役務範囲: 既設NGLプラントの増強に係る設計・調達・建設工事(EPC)役務
5.契約形態: ランプサム契約
6.受注額: 非公表
7.契約調印日: 2021年10月5日
8.完工予定日: 2024年
9.プロジェクトの概要:
本プロジェクトは、サウジアラムコ社がサウジアラビア王国アブカイク地区に有する既設NGLプラントに、天然ガス露点調整設備を建設するものです。本設備は、温性ガスの輸送パイプライン内における液体の凝縮、蓄積を防止するため、出荷元において水分除去及びコンデンセート留分を回収し、ガスの露点を調整するものです。
本プロジェクトは、サウジアラムコ社とJGCガルフ社を含む9社が2020年11月に締結した既設プラント増強工事に関する長期包括契約*に基づいて発注された最初のプロジェクトであり、今後もJGCガルフ社は、競争環境が非常に厳しいサウジアラビア王国において、サウジアラムコ社から優先的に増強工事を受注することが期待されます。
JGCガルフ社は、2008年に設立した日揮ホールディングス(当時、日揮)のサウジアラビア法人であり、中東・湾岸地域での積極的なプロジェクトの受注・遂行を展開し、着実に実績を積み重ねています。
同社は、日揮グループが長年培ってきたサウジアラムコ社との信頼関係と価格競争力をベースに、引き続きサウジアラムコ社が計画する案件の受注を目指していくとともに、プラント建設を通して、若者を中心とする多くのサウジアラビア人の雇用と教育にも取り組んでおり、サウジアラビア王国の発展に貢献していく所存です。
*:サウジアラムコ社が有する10ヵ所以上の天然ガス処理関連プラントの増強工事に関し、長期包括契約を締結したエンジニアリング会社の中から請負会社を選定する、または、それらのエンジニアリング会社による指名競争入札を行い、増強工事を発注する。
本件に関するプレスリリースはこちら
(https://www.jgc.com/jp/news/2020/20201216.html)
プレスリリース提供:PR TIMES