プレスリリース
シワを改善する新たな有効成分『dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM(VEP-M)』
日本メナード化粧品株式会社(愛知県名古屋市中区丸の内3-18-15、代表取締役社長:野々川 純一)は、長年研究開発を進めてきた安定化ビタミンE誘導体『dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM(VEP-M)』にシワを改善する効果を見出し、新規有効成分として厚生労働省より承認を受けました。今後、スキンケア商品に展開していきます。
VEP-Mによるシワ改善効果の検証
日本香粧品学会の「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に基づき、シワ改善効果を調べる臨床試験を行いました。その結果、有効成分dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM(VEP-M)を配合した製剤の12週間の使用により、目尻の深いシワが顕著に改善しました。また、機器による測定でも、深いシワが浅くなっていることを確認しました(下図)。
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VEP-Mによるシワ改善メカニズム
シワができる原因のひとつに、肌の水分量の減少があります。肌の水分量が減少すると肌表面の柔軟性が低下し、シワにつながります。VEP-Mは表皮において、水分を逃がさない働きを担う「セラミド」および水分を保持する働きを担う「ヒアルロン酸」の産生を促進します。これにより、肌の水分量を増加させて柔軟性を高め、シワを改善します。
VEP-Mでシワ改善効果の承認を得たのは、メナードが日本初となります。今後、VEP-Mをシワ改善スキンケア商品に展開していきます。
<参考資料>
1.新規シワ改善医薬部外品有効成分『VEP-M』
dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM (VEP-M)は「安定化ビタミンE誘導体」とも呼ばれ、ビタミンEの安定性を高めた成分です。ビタミンEは高い抗酸化能を持ち、身体の様々な老化を防ぐビタミンですが、光や空気などにより変化しやすく、また、水に溶けにくいため、安定に化粧品へ配合しにくい成分でした。メナードは1990年代前半からビタミンEの安定性、溶解性を高める研究開発に着手し、高い安定性と水への溶解性を持ったビタミンE誘導体(VEP-M)の開発を進め、今回、シワを改善する医薬部外品有効成分として厚生労働省から承認を受けました。
2.VEP-Mによるシワ改善効果の検証
日本香粧品学会の「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に基づき、目尻のシワが気になる89名の女性被験者(35歳〜59歳、平均年齢48.9歳)を対象にシワ改善効果を調べる臨床試験を実施しました。被験者に、VEP-Mを配合した製剤(本製剤)と、VEP-Mを配合していない製剤(プラセボ製剤)を12週間使用していただき、皮膚科専門医によるシワの判定と機器測定を行いました。その結果、12週間の使用により、本製剤を使用した側のみ目尻の深いシワが改善しました(図1)。また、機器による測定でも深いシワが浅くなっており(図2)、本製剤のシワ改善効果が示されました。
効果実感についてもアンケートで検証し、本製剤のシワ改善効果は効果実感が伴ったものであることを確認しました。
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3.VEP-Mによるシワ改善メカニズム
VEP-Mは、肌の中でビタミンEに変換され、表皮におけるセラミドとヒアルロン酸の産生を促進します(図3)。セラミドは肌のバリア機能に関与し、水分蒸散を防ぐ成分で、ヒアルロン酸は肌の水分保持や弾力性の維持に関与する成分です。VEP-Mはこの2つの成分を増やすことで肌の水分量を高めて柔軟性を向上させ、シワを改善します(図4)。
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プレスリリース提供:PR TIMES