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イタリア アルカンターラ社、第6回目となる国際シンポジウムを10月1日にイタリア・ヴェネツィアにて開催

(PR TIMES) 2021年10月18日(月)17時15分配信 PR TIMES

グリーンウォッシングとサステナビリティをテーマに議論


[画像1: https://prtimes.jp/i/44421/47/resize/d44421-47-452d69d771f3eb4aff1b-14.jpg ]

2009年にイタリア企業として初めてカーボン・ニュートラル認証を取得し、サステナビリティの分野において先進的な取り組みを行うアルカンターラ社は、10月1日にヴェネツィアのサン・セルヴォーロ島で第6回目となる「サステナビリティに関する国際シンポジウム」を開催いたしました。社会的影響を与える投資のネットワークであるイタリア・ソーシャル・インパクト・アジェンダ (Social Impact Agenda for Italy) の支援を受け、ヴェネツィア国際大学と共同で開催された本シンポジウムの模様は、同社のウェブサイトでライブ配信されました。

今回の「サステナビリティに関する国際シンポジウム」は、世界各国から、政策立案者や国際機関の代表者、科学者、研究者、企業家やビジネスパーソンなど幅広い分野で活躍する著名人が参加しました。4部構成で行われたトークセッションでは、グリーンウォッシングとサステナビリティをテーマに、エコロジカル・トランジションの実施において新たに発生した、グリーンウォッシングの拡大を解明するため、サステナビリティの情報の透明性、広く受け入れられる技術・認証基準の定義、また効果的な規制を特定する重要性について議論されました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/44421/47/resize/d44421-47-a5ab27a512e1d1e6a053-11.jpg ]

本シンポジウムは、ヴェネツィア国際大学 学長ウンベルト・ヴァッターニ氏がアルカンターラ社の会長アンドレア・ボラーニョ氏を迎え始まり、ボラーニョ氏は開会式で、「グリーンウォッシングは、生態遷移の妨げや不公正な競争の原因となり、サステナビリティに向けたプロジェクトへの投資に反する活動を誘導します。このような理由から、グリーンウォッシングを阻止する必要があり、この深刻な問題の解決策を見つけるため、本日は経済界の代表者に加え、組織の代表者、法律家、著名人が集まっています。」とグリーンウォッシングの問題について警鐘を鳴らすと共に本シンポジウムの重要性を述べました。

イタリア・ソーシャル・インパクト・アジェンダ理事長のジョヴァンナ・メランドリ氏は、「環境や社会の変革に向けて何十年も取り組んできた人々が、ESGに準拠して報告されたコンプライアンスが、一部の企業によってマーケティングの機会として言い訳的に捉えられているという新たな問題に直面しています。ただ、良いニュースとしては、サステナビリティを重視した投資をしたいと公言する投資家、貯蓄家や一般市民の数が増え続けていることです。長期的には、資本市場を支配し続けている現在の会計システムを克服する必要があります。EUはレギュレーション2088 で一歩前進しましたが、インパクトを加味した会計モデルを世界レベルで適用する必要があります。この目標があってこそ、透明性と統合性が保証されます。」と述べました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/44421/47/resize/d44421-47-7248a08a94107c6d6fb5-8.jpg ]

セッション1では各界の著名人による遠隔講義が行われ、グリーン・トランジションへの取り組みについて議論されました。インフラ・持続可能なモビリティー担当大臣のエンリコ・ジョバンニーニ氏は、サステナビリティへの取り組みを現実的なものにするため、技術的な変化、政治的・経済的なリーダーによる文化的観点からの行動、そして、より効率的統治の形態、人々が集団的な意思決定を行う方法が必要であると述べました。また省庁では、意思決定プロセスの改善に多大な投資を行っており、ひとつひとつのプロジェクトを、発生する二酸化炭素の影響と削減の観点から検証を行っていると証言しています。

続いて、欧州議会議員 ・SUP指令報告者のシモーナ・ボナフェ氏は、「次世代のEU資源を利用して、2050年に設定された気候中立の目標を達成することが求められています。環境に有害な材料の使用や、製品の環境への影響を測定できる方法について、明確な規則を採用し、確実な制限を設ける必要があります。また、グリーンウォッシングを避けることも基本です。サステナビリティは消費者を欺くものであってはならず、科学的な証拠や認証に基づいた情報を提供する必要があります」と述べ、現在直面している数々の環境問題を克服し、持続可能で効率的かつ競争力のある経済を実現するために、EUがどのように取り組みを行っているかを説明しました。

本シンポジウムではグリーンウォッシング以外に、エコロジカル・トランジションにおける最も重要な世界的課題の一つである、ポリエステルと再生ポリエステルの具体的な事例についても議論されました。欧州PET製造業者委員会 会長のアントネッロ・チョッティ氏は、サステナビリティを達成するためにはコミットメントが必要であり、そのためには世界のサステナビリティ目標を支持しなければならないと述べました。特に、今後30年間で世界の人口が10億人増加すると言われていることを念頭に置き、消費者は科学やテクノロジーに依存しているため、ヨーロッパのPETメーカーは、真に持続可能な世界のためのパッケージをデザインするために、この2つの分野を組み合わせることが鍵となると示唆しています。

また、エグゼクティブ・ディレクターやサステナビリティ担当責任者として活躍するヤショバルダン・ロヒア氏は「高温を必要とするアルミニウムやガラスとは異なり、PETのリサイクル過程では、より少ないエネルギーと排出量で済みます」と、PETリサイクルの利点を強調しました。ALPLA (アルファ) グループの会長、ギュンター・レーナー氏はより信頼性の高い認証システムの必要性を示すとともに、ペットボトルやコンテナーの生産を成功させ、グローバルに展開する可能性を示しました。

グローバル・ソーシャル・インパクト投資運営グループ会長のロナルド・コーエン卿はビジネスの視点から、金融業界の変化に対応することが重要であり、明確で透明性があり、かつ相互に影響し合う目標を持って投資を行う必要性を強調しています。

[画像4: https://prtimes.jp/i/44421/47/resize/d44421-47-de31a678d5bf87e6201e-3.jpg ]

第6回目となる「サステナビリティに関する国際シンポジウム」はアンドレア・ボラーニョ氏の以下のコメントと共に幕を閉じました。 「グリーンウォッシングとサステナビリティへの関心が急速に高まっているという印象を受けていましたが、今日寄せられた肯定的な意見はそれを裏付けるものでした。このシンポジウムの目的は、グリーンウォッシングという現象がいかに深刻であるか、そしてグリーン・トラジションの緊急性を認識するとともに、様々なアイデアや考えを共有することでした。」


アルカンターラ社について - www.alcantara.com

[画像5: https://prtimes.jp/i/44421/47/resize/d44421-47-7741e6cc0c96f0496bbf-18.jpg ]

1972年に設立されたアルカンターラ社は、メイド・イン・イタリアの品質を誇る最高級素材を提供しております。アルカンターラはアルカンターラ社(Alcantara S.p.A.)の登録商標であり、独自の技術により生み出された他に類のない優れた感覚、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的素材です。驚くべき多様性を備え、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザインおよび室内装飾、家電など、さまざまな分野の一流ブランドに選ばれています。こうした特性とサステナビリティ(持続可能性)への真摯な取り組みを行う企業姿勢や認証取得の実績など、アルカンターラは現代的なラグジュアリー ライフスタイル ― 環境を尊重しながら、毎日使うものの良さを追求したい人のためのライフスタイル ― の象徴となっております。アルカンターラ社は企業活動全般における二酸化炭素排出量について、全量の測定・削減・相殺に成功し、2009年「カーボン・ニュートラル」の認証取得を致しました。サステナビリティ分野における企業の道のりの記録の為、アルカンターラ社は、BDOインターナショナルの認証した『サステナビリティ・レポート』を毎年公表しており、同社のウェブサイトにて参照いただけます。2011年には、このレポートはアルカンターラ社の製品の生産から廃棄を含む「ゆりかごから墓場まで」のライフサイクル全体の分析を含むように拡張されました。アルカンターラ社は本社をミラノに置き、生産拠点と研究開発施設はウンブリア州の中心であるネラ・モントロにあります。



プレスリリース提供:PR TIMES

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