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太陽工業株式会社

丹波山村の新大屋根庁舎を設計・施工

(PR TIMES) 2023年03月27日(月)14時45分配信 PR TIMES

人口530人の村に新たなシンボルとなる“大きな木組み屋根”

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己)は、人口約530人で離島を除いて関東で最も小さい自治体である丹波山村(山梨県)から新庁舎の設計、施工を受注し、このたび完工しました。街道と山を包み込むような大きい屋根が特徴の新庁舎は、2023年4月より稼働されます。2023年3月25日(土)には落成式が開催され、岡部 岳志 丹波山村村長がテープカットを行いました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48808/45/resize/d48808-45-aa77fde4e7f5c0d715c8-2.jpg ]

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上)庁舎外観
下)太陽工業社長 能村祐己の挨拶の様子

■青梅街道と奥多摩の山々をつなぐ大屋根庁舎
丹波山村新庁舎は、村の中央を東西に貫く青梅街道に面して建てられています。村に住む人、山を訪れる人、街道を通りすぎる人、様々な人が行き交うこの場所に、村のシンボルとなるカラマツ集成材の大屋根をもつ庁舎が誕生します。村民と登山客や梅街道を通る人が触れ合い、語り合えるような開かれたイメージをもつ2階建ての建物です。

新庁舎は、鉄筋コンクリート造、鉄造、木造のハイブリッドな構造となっています。鉄筋コンクリートの基壇の上に、鉄の柱梁を建てたあと、木造屋根を架構しました。北側法面の土砂崩れに備え、本工事に先立って法面補強工事を行なっており、木がもつ温もりある優しい外観の一方で、十分な堅牢性をもっています。新庁舎は役場機能はもちろんのこと、観光拠点としての機能、子供たちの遊び場、お年寄りの寄合の場、災害時の拠点、お祭りの舞台など、さまざまな活動の拠点となります。梅街道に沿って設置したテラスはバスの待合スペースとしても活用されます。新庁舎の内外には々なスペースを設置しており、用がなくてもふらりと人が集まってくる村の方々の家のような庁舎となります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/48808/45/resize/d48808-45-8981520ba0fdff710b20-1.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/48808/45/resize/d48808-45-833bdb9cffc29ae07d41-4.jpg ]


■災害対策と環境配慮
災害時や有事の拠点となる新庁舎では、3日分の常用電源、3日分の雑用水、3日分の飲料水(PETボトル備蓄)を備える備品倉庫を設けています。また、排水貯留槽や太陽光発電など、災害時の機能維持に配慮した設備も備えています。

斜面地の敷地特性を生かした自然換気に有利な屋根形状を採用するとともに、大きくひさしを出すことで日射遮蔽を徹底しました。これによりランニングコストとCO2排出量の削減を図っており、環境にやさしい新庁舎となっています。

■新庁舎の概要
□1F
街道に沿って、広く、見通しのよいロビーを配置しました。
執務室や村長室等の日常業務のスペースは1階に集約しており、来庁者の受付もすべて1階となります。

〇ロビー
明るく、見通しのよい開放的なロビー空間。入口を入ってすぐに受付カウンターを設け、職員に声をかけやすい雰囲気を作っています。一角には丹波山の特産品などを紹介する展示コーナーを設け、道の駅のアネックスのように利用することもできます。


[画像5: https://prtimes.jp/i/48808/45/resize/d48808-45-bcd3c922f687c485d81e-3.jpg ]


□2F
議会スペースや職員のミーティングのほか、村の方々がワークショップや放課後の学習などに自由に使えるスペースとして大会議室、小会議室、図書コーナーを設けています。

〇大会議室と図書コーナー
2階の大会議室は、移動間仕切の開閉によって空間を区切ることができます。議会会期中は議場として、日常は職員も村の方々も利用する多目的ホールとして、さまざまな用途に活用されます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/48808/45/resize/d48808-45-8f17d5684a4a2e024a4f-0.jpg ]


■建築概要
所在地 :山梨県北都留郡丹波山村2450
施主 :丹波山村
CM :株式会社山下PMC
設計/施工 :太陽工業・橋本尚樹建築設計事務所共同企業体
施工 :太陽工業株式会社
設計・監理 :株式会社橋本尚樹建築設計事務所
着工 :2021年9月
規模 :
地上2階建て・鉄筋コンクリート造一部鉄造、木造
建築面積868.13平方メートル (建ぺい率25.31%)
延床面積1079.02平方メートル (容積率30.27%)
高さ10.300m
敷地面積3429.33平方メートル

■受注の経緯
当社は橋本尚樹建築設計事務所と共同企業体を結成し、新庁舎建設に関する設計施工一括による公募型プロポーザルにエントリーしました。新庁舎に求められる多様な要求を満たすため、コンクリート・鉄骨・木造の混構造に金属屋根という堅牢な建築と、街道沿いには膜屋根を採用した明るいテラスを配置しました。そのデザインの独創性や、未来に向けた村づくりの拠点としての在り方を評価され、受注にいたりました。

□太陽工業株式会社 社長 能村 祐己のコメント
このたびは丹波山村新庁舎の開庁、誠におめでとうございます。
雲取山や七ツ石山など秩父山地の山々と丹波川の美しい自然に囲まれたこの村は、青梅街道の宿場町として古くから多くの人々が行き交ってきたとお聞きしています。今回、こうした歴史ある村のシンボルとなる新庁舎の設計と建設をお手伝いできたことを大変嬉しく思っています。村民の方々をはじめ関係する皆様には厚く御礼申し上げます。
当社は膜面構造物のリーディングカンパニーとして昨年100周年を迎えました。一般的な建築物のみならず、スポーツや遊戯施設など、人々がふれあう開かれた楽しい施設の建設に強みをもっています。この大きな木組み屋根がこれまで以上に多くの人々の往来を呼び込み、また多くの方々がふれあうような新庁舎となることを願っています。施工に携わった私たち太陽工業も引き続き丹波山村の方々の末永いパートナーとなれればと思います。

■太陽工業株式会社について
太陽工業は、社会の安心・安全を支え、人々の豊かな生活の実現に貢献することを目指す「膜構造のリーディングカンパニー」です。軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも製品を展開しています。特に近年では、各地で多発する災害時の緊急対応や、新型コロナ対策の医療用テントでも社会の注目を集めつつあります。
公式HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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