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イマクリエイト株式会社

イマクリエイトとリプロライフ、卵子を凍結保存する高度生殖医療技術を実践練習できるバーチャル空間を開発

(PR TIMES) 2022年05月25日(水)14時45分配信 PR TIMES

自由度の高さとミリ単位の操作性を実装した身体性のあるVR

現実に作用する身体性のあるバーチャル技術の研究・開発を行うイマクリエイト株式会社(本社:東京都品川区、代表者:山本彰洋、川崎仁史、以下イマクリエイト)と株式会社リプロライフ(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:向井正弘)は、高度生殖医療で用いられる卵子や胚を凍結保存する細胞凍結法の一種である「クライオテック法」をいつでも何度も繰り返し実践できる胚培養士向けの身体性のあるバーチャル空間を開発しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34298/43/resize/d34298-43-505f63788b7694355ddd-0.png ]


■高度生殖医療で用いられる「クライオテック法」とは
どのステージの卵子・胚でも安全に凍結融解できる細胞凍結法の一種です。従来の細胞凍結法と比べて手順が簡単で、しかも「クライオテック法」以外の手段で凍結した卵子や胚の融解にも利用できることが特徴となっており、妊孕能温存や不妊治療の手段として活用されている高度生殖医療です。

■胚培養士とは
胚(受精卵)を扱う生殖補助医療を行う医療技術者です。精子と卵子を受精させて母体に戻すまで、胚の状態確認や培養、管理などを行います。

■開発の背景
「クライオテック法」では、胚培養士が専用の道具や溶液を使って顕微鏡をのぞきながらしかるべき手順で卵子や胚を扱います。しかし、卵子や胚という極めて繊細な細胞を扱う上では実践を伴う練習が必要ですが、専用の道具や溶液を用意しなければいけないこと、凍結や融解に時間の経過を要する手順があること、そもそも卵子や胚を気軽に練習で扱うことができないことなど、一連の手順を実践の中で学習することは非常に難しいものがありました。そこで、「クライオテック法」を練習できる環境をバーチャル空間上につくることで、胚培養士が気軽にいつでも何度でも繰り返し実践を伴う練習ができるようにしました。

■現実における「クライオテック法」の手順
動画にすると約10分程度の様々なステップがあり、顕微鏡をのぞきながらの作業などミリ単位の操作を要する非常に繊細な動作が多く、また、数分から数時間まで時間経過が必要となる手順もいくつかあります。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=MK4QpoaZ2ro ]


■開発したバーチャル空間の特徴
特徴1.:自由度の高いバーチャル空間上のトレーニング環境
本コンテンツは、ステップごとに指示に従いながら決められた手順を進めることで1つ1つ進めていくタイプのトレーニングではなく、バーチャル上に用意された道具を自由に使って自分で最後まで進めていくという点が特徴のトレーニングです。
1つ1つの手順の正しさの確認ができることはもちろん、もし途中で手順を間違えても進めることができるため、間違った順番で進めていないか、抜かしてしまった手順がないかなど、自由度が高いからこそ「クライオテック法」に慣れた胚培養士では想定しえないミスの有無までも確認することができます。 

[画像2: https://prtimes.jp/i/34298/43/resize/d34298-43-19d6b0942756d92b0c10-1.png ]

  必要な道具が空間内に揃っており、このすべてを自由に扱うことができます。

[画像3: https://prtimes.jp/i/34298/43/resize/d34298-43-29dbae408a52c27110da-2.png ]

  時間経過が必要な手順では、タイマーを使って時間を操作します。 

特徴2.:ミリ単位の操作性を実現
ピペットによる液体の吸いこみや吸いだし、顕微鏡をのぞきながらの卵子の吸引や放出など、現実の「クライオテック法」において非常に細かい動作が必要な手順もバーチャル上で身体性のある体験として表現しています。

[画像4: https://prtimes.jp/i/34298/43/resize/d34298-43-df7f7fc78dbf72540b35-3.png ]

   顕微鏡を使用する場合は、現実と同様に顕微鏡でのぞきたい対象をセットします。

[画像5: https://prtimes.jp/i/34298/43/resize/d34298-43-9dfcf001a530e03f4800-4.png ]

  顕微鏡をのぞきながらの作業をバーチャル上で再現しています。

[画像6: https://prtimes.jp/i/34298/43/resize/d34298-43-16636a4166de80ee615c-5.png ]

  顕微鏡の他にも、繊細な動作が求められる様々な作業を実装しています。

■開発者情報
イマクリエイト株式会社
所在地 : 〒141-0022 東京都品川区東五反田5丁目22-7 KAY&KAY West 101号室
代表者 : 山本彰洋 川崎仁史
URL  : https://ima-create.com/

株式会社リプロライフ
所在地 : 〒160-0022 東京都新宿区新宿2丁目5-3 AMビル 9階
代表者 : 代表取締役社長 向井正弘
URL  : https://reprolife.jp/


イマクリエイトは「血を通わす。データに、人に、世の中に。」をミッションに、時間や場所などの様々な現実の壁をこえて、全ての人がもっと自由に、便利に活動できる世の中の実現を目指し、現実に作用する身体性のあるバーチャル技術の研究・開発を進めてまいります。



プレスリリース提供:PR TIMES

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