プレスリリース
〜点群データ取得・3Dモデリングサービス『Virtual Visit』を開始〜
AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う株式会社Ridge-i(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳原 尚史、以下「リッジアイ」)と、国内における3次元計測の実績トップクラスのクモノスコーポレーション株式会社(本社: 大阪府箕面市、代表取締役:中庭 和秀、以下「クモノス」)が、3D点群モデリング事業で業務提携を開始しました。
今回の業務提携は、”メタバースをよりリアルタイムに、より身近に実現する” ために、クモノスとリッジアイ両社が有する技術や知見および経営資源を用いて、メタバース時代に求められる新たなソリューションを共同開発していくものです。メタバースのベースとなる3次元計測データ(点群データ)を活用するには、計測から始まり様々な作業・処理工程が必要です。そのために現状は限られた業界でのみ活用されています。今回、クモノスが誇る高精度な3次元計測技術と経験に、リッジアイがもつAI技術による高精度化・高速化を組み合わせることで、多くの業界で点群データを扱うことを可能とし、そこから生まれる新たな可能性に両社は着目しています。
共同サービス第一弾 『Virtual Visit』(バーチャル ビジット)
『Virtual Visit』は、街並みや建物、空間をまるごとスキャンし、臨場感のあるVRウォークスルーや文化財のデジタル保存を実現するサービスです。高精度な「3Dスキャン」技術により、街全体や建物の様子を3Dデータ化し、コンピュータ上に再現します。計測した3Dデータは以下のように、BIM・CIMにおける図面生成や、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)への展開など、データ活用範囲は多岐にわたります。すでに多くの世界遺産や文化財をはじめ、スタジアムなどの有名建築物や後世に残したい建築物などの3次元計測実績があります。
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▼利用シーン
新たな観光コンテンツに活用できる3Dデジタル空間を生成
土木建築分野における施工シミュレーションとしての利用
都市計画や景観シミュレータ・災害シミュレーションとしての利用
文化財のデジタルアーカイブ
図面がない建物のリフォーム時に、現況の図面生成
▼サービスの流れ
3次元データの取得から、3Dデータの生成、可視化まで、用途に合わせて最適な方法を提案します。また、取得したデータを使った、サービスへの活用についても対応が可能です。取得費用は90万円〜(税別)となります。
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Virtual Visit紹介サイト
https://virtual-visit3d.com/
今後も『Virtual Visit』の進化にとどまらず、今回の業務提携を通じて、新たな活用方法やサービスを実現するために両社で協力して順次発信・サービス提供をしていきます。
各社コメント
クモノスコーポレーション株式会社 代表取締役 中庭 和秀
1998年に3Dレーザースキャナー(以下、3DLS)を日本で初めて導入して以来、25年が過ぎます。クモノスの歴史は、3DLSと共に創り上げた空間計測ソリューションの歴史と言っても過言ではありません。これまでの長きにわたり、我が国で3DLSのトップランナーとして走り続けることができたのは、最新鋭の技術にご理解いただいてきた多くのお客様のおかげです。クモノスが3D計測してきた現場は遂に2500件を超え、取得した点群データは実に300TBに達しています。今回のリッジアイ様との業務提携の目的は、クモノスが保有する膨大なデータとノウハウを、厳格なセキュリティのもと、AIの教師データとして活用することにより、様々な社会課題の解決に「3D」のアプローチから新たな貢献ができると考えたからです。
これまで支援頂いたお客様にこれらの成果を還元するとともに、より多くのお客様、そして我が国のDXの飛躍発展に寄与したいと考えております。
株式会社Ridge-i 代表取締役社長 柳原 尚史
データ、AI・ディープラーニング技術、そしてビジネスニーズが組み合わさることで、革新的なソリューションが生まれます。クモノスコーポレーション様は、長年測量業界を中心に確固たる顧客基盤を持ちつつ、3次元測量や新たな点群センサーの開発にいち早く取り組むなど、先進的な側面ももつユニークな企業です。そこにリッジアイが保有するデータ解析・AIの知見を組み合わせてサービスを共同開発することで、新しいビジネスを共創し、メタバース・デジタルツインの世界をリードできるベストパートナーと確信しています。
点群データの活用および関わるAI技術はまだまだ発展途上であり、新たな価値創造のポテンシャルは相当大きいと認識しています。今後、両社で連携しながら、新たなソリューションを実際のビジネスとして提供し、そしてメタバース・デジタルツインの進化に寄与できればと強く考えています。
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両社は、産業競争力強化法に基づく官民出資の投資ファンドである産業革新投資機構系列より出資を受けており、
同機構のご紹介により、今回の協業に至りました。
▼クモノスコーポレーション株式会社について
クモノスコーポレーション株式会社は、1995年に阪神淡路大震災の復興支援を目的に創業した会社です。社名は、クモノスが開発した100m先の0.2mmのひび割れを早く正確に計測できる世界唯一無二の計測機「KUMONOS」に由来します。
1998年、クモノスは日本で始めて3Dレーザースキャナーを導入し、以来、3DLS技術の普及のため、3D計測事業と機器導入事業を展開してきました。現在に至る25年間で、実に2500件以上の計測実績と約300台の導入実績を積み重ね、我が国における3DLSのリーディングカンパニーの地位を築き上げております。
クモノスの技術は、日本ものづくり大賞をはじめ、国土交通省・経済産業省・文部科学省から数々の大臣表彰を受賞し、また、G20大阪サミットでは各国首脳に技術紹介されるなど、国内外で高く評価されています。今後も、高い技術力に裏打ちされた最新技術の社会実装を展開し、あらゆる分野でのDXソリューションを提供してまいります。
会社名: クモノスコーポレーション株式会社
設立: 1995年3月
所在地: 大阪府箕面市船場東2丁目1番15号
代表: 代表取締役 中庭 和秀
資本金: 10億3,000万円(資本準備金含む)
事業内容:測量、施工管理、外壁診断、構造物点検、システム開発、器機販売
URL: https://www.kankou.co.jp
▼ 株式会社Ridge-i(リッジアイ)について
リッジアイは、AI・ディープラーニング領域において、社会課題・顧客課題に寄り添い、現場に入り込んだコンサルテーションに始まり、アセスメント、開発、導入、顧客による自走化までを一元的に提供するテックイノベーションファームです。特に、画像やセンサーデータの解析について、様々な技術とディープラーニングを始めとするAIを組み合わせた開発能力に強みを持ち、投資対効果が高く技術面において最適化されたソリューションの提供により、課題解決に取り組んでいます。顧客課題だけでなく、多くの社会課題に取り組み、JAXAより受託した土砂崩れ解析ディープラーニングでは第4回宇宙開発利用大賞経済産業大臣賞を受賞。今後も技術の実用と研究の両立を追求し、社会・顧客が持続的に効果を実感できる最高のソリューションを提供します。
会社名: 株式会社Ridge-i
設立: 2016年7月
所在地: 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル438
代表: 代表取締役社長 柳原 尚史
資本金: 15億3,500万円(資本準備金含む)
事業内容:1. AI・ディープラーニング技術のコンサルティングおよび開発
2. 共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発等によるプロダクトの提供
URL: https://ridge-i.com
お問合せ:contact@ridge-i.com
プレスリリース提供:PR TIMES