プレスリリース

Spelldata、BIMI導入支援サービスを開始

(PR TIMES) 2021年12月07日(火)17時15分配信 PR TIMES

受信トレイにブランドロゴを表示させ、メールの信頼を培う

デジタル体験の計測・分析・改善のリーディングカンパニー株式会社Spelldata(本社:東京都千代田区、代表取締役:竹洞 陽一郎、以下 Spelldata)は、デジサート・ジャパン合同会社(本社:東京都中央区、職務執行者:マイケル・ユージーン・ジョンソン、以下DigiCert)と将星国際特許事務所(本社:神奈川県鎌倉市、所長: 弁理士 渡部仁)と提携し、Spelldataのなりすましメール防止サービス「MailData」におけるBIMI設定を、ブランドロゴの商標登録からVMC取得、BIMI設定完了までワンストップで企業に提供する「BIMI導入支援サービス」を開始しました。
BIMI(Brand Indicators for Message Identification)は、海外において導入が進んでいるGmailなどのメールクライアントでブランドロゴの使用を可能にする新しいメール仕様です。ブランドロゴを受信トレイの送信者欄の横に表示することで、メールが正規のブランドから送信されていることを保証し、メッセージを開封する前にメールの信頼性を確認することができます。
BIMIにより、SPF、DKIM、DMARCの3点セットをメール配信で設定していることを明示化し、ユーザに対してメールの信頼を培うことで企業ブランドを守ることが可能になります。
今回の3社提携により、MailDataを導入すれば、Spelldataが企業に代わって手続きが煩雑な取得作業を行い、BIMIの設定をワンストップで提供することが可能です。
Spelldataは、今後もSPF/DKIM/DMARC/BIMI/MTA-STSの運用・監査支援のサービスを拡充します。


提携の背景

総務省ではなりすましメール防止策としてSPF・DKIM・DMARCの送信ドメイン認証技術の導入を推進していますが、2021年6月の総務省の調査によると、JPドメインのDMARC設定状況は、全ドメイン数1,619,675に対して、30,214ドメインとわずか1.9%程度であるという結果でした(※1)。
また、フィッシング対策協議会によると、2020年の報告件数は22万件超と前年の4倍まで拡大し、2021年1〜8月では既に31万件以上と2020年を上回るペースで増え続け、大手企業のドメインを騙るものから、システムが脆弱な中小企業や個人事業主を狙うハッカーまで、多くの被害が報告されています(※2)。
SPF・DKIM・DMARCを設定し、BIMIの導入が進めば、一目で信頼できるメールであると分かるため、ユーザをフィッシング詐欺の被害から守る一助となり、企業はメール到達率・開封率が向上し、ブランドイメージの向上が可能になります。
(※1)総務省 JPドメイン名の種別ごとにおける送信ドメイン認証技術の設定状況の結果
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html#toukei
(※2)フィッシング対策協議会
https://www.antiphishing.jp/


提携の概要

BIMIの仕様に従い、対応しているGmailなどでブランドロゴを表示するには、以下の設定と手続きが必要になります。
・SPF、DKIMを設定し、且つ、DMARCで認証チェックに合格しなかったメールを排除するか、100%隔離する指定にしている
・受信トレイで表示する企業のシンボルマーク単体の商標登録がない場合には商標登録をする
・商標登録に基づいて認証マーク証明書VMC(Verified Mark Certificates)を取得する
・シンボルマークについて、SVG Portable/Secureフォーマットで作成する
・VMCとSVG Portable/SecureフォーマットのロゴデータをBIMIの仕様に基づいて登録する
以上のように技術的な設定だけではできないプロセスであるため、以下のようにプロセスの役割分担を行います。

・SPF、DKIM、DMARCの設定 … SpelldataがPowerDMARCの代理店として販売して設定
・シンボルマークがない場合には、ロゴデザインプロジェクトをリード
・ロゴデザイン、シンボルマークを新しくデザインした場合には、商標登録できるかどうかチェック … 将星国際特許事務所
・シンボルマークの商標調査・登録 … 将星国際特許事務所(6ヶ月〜1年前後)
・ロゴファイルのSVG Portable/Secureフォーマット化 … Spelldata
・VMCの販売 … SpelldataがDigiCertの代理店として販売
・BIMIの設定 … SpelldataがPowerDMARC上で設定
既にシンボルマークの商標登録がある場合には最短で数週間程度、無い場合には1年強でBIMIの導入を完了させることが可能です。


将星国際特許事務所 弁理士渡部仁先生のエンドースメント

私自身はITの特許を専門に取り扱う弁理士として法律の世界に入り、Spelldataの竹洞社長は元々司法書士事務所で働いて技術者としてITの世界に入った人で、お互いに法律とIT技術について熟知している仲として一緒に仕事をしてきました。
ロゴの商標登録はされていても、BIMIで使われるロゴの一部であるシンボルマークについては商標登録をしていない企業が多いです。
今回、このような形で、BIMIの導入支援サービスに関わることになりました。
商標調査・登録は、弊所が得意とする分野ですので、必ずや企業の皆様のお役に立てると考えております。


将星国際特許事務所について

私たちは、鎌倉・湘南エリアに根ざした特許事務所として、商標登録を取得し鎌倉でブランドを育てる企業を支援しています。商標登録を取得するだけでなく、商標登録を取得した後もブランド化のお手伝いを始め様々なサポートを行っていますので、企業のブランド化をお手伝いすることができます。また、弊所では、特許庁が発行する商標登録のビッグデータを分析するシステムにより、企業の事業に最適な商標登録の内容をご提案することができますので、将来に渡って安心できる商標登録の取得もお手伝いすることができます。
<事務所概要>
名称: 将星国際特許事務所
住所: 神奈川県鎌倉市小町二丁目11番14号 山中MRビル3F
設立: 2009年1月19日
代表者: 弁理士 渡部 仁


DigiCertについて

米デジサート・インク(本社:ユタ州リーハイ、代表者;ジョン・メリル(John Merrill)、CEO、非公開企業)は、認証や暗号化の為の拡張可能なTLS/SSL、IoT、PKI ソリューションのグローバルリーダーです。Fortune 500企業の89%、グローバル銀行上位100行のうち97行を含む革新的な企業の多くが、WebサーバーやIoT機器の認証や暗号化の為の専門的ノウハウを求めてデジサートを選択しています。デジサートはTLS及びその他の電子証明書のライフサイクル管理プラットフォームである CertCentral を通じ、どのような規模の拡張にも対応できるPKI実装を支援しています。デジサートのエンタープライズ向け証明書管理プラットフォーム、迅速かつ知識豊富なカスタマーサポート、市場を牽引するセキュリティ・ソリューションは高く評価されています。 また、デジサート・ジャパンは米デジサート・インクの100%子会社です。
最近のデジサートに関するニュースや情報は、 デジサートのwebサイトhttps://www.digicert.com/jp/news#pr 、もしくは@digicert(英語)をご覧下さい。


株式会社Spelldataについて

株式会社Spelldataは、パフォーマンスエンジニアリングの専門企業です。デジタル体験の計測・分析・改善のリーディングカンパニーとして、お客様のWebサイトが国内・海外ともに快適にエラーなく表示されて、かつ価値の高い情報を配信できるように支援します。デバイスと場所を問わず、コンシューマ体験、エンタープライズ体験、エンターテイメント体験を快適にする手法として、24時間365日デジタル体験を計測して分析する統計的品質管理を日本のWebサイトに普及します。
<会社概要>
商号:株式会社Spelldata
本店:東京都千代田区大手町一丁目7番2号東京サンケイビル27階
設立:2000年10月16日
代表:代表取締役 竹洞 陽一郎
目的:
・各種情報の収集、分析、処理及び提供
・各種データ解析作業の受託及びコンサルティング
・コンピュータのハードウェア及びソフトウェアの企画、開発、保守、販売及び輸出入
・データ収集及び分析に関する教育
・データ収集及び分析のための調査、測定及び実験
・前各号に附帯関連する一切の事業
Webサイト: https://spelldata.co.jp/

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