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株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズ

【個人投資家調査】個人投資家の投資方針別情報収集動向についての調査レポートを公開

(PR TIMES) 2024年03月04日(月)01時40分配信 PR TIMES


株式会社リンクアンドモチベーション(本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、証券コード:2170)のグループ会社、株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズ(本社:東京都中央区、代表:白藤大仁)は、個人投資家の投資方針別情報収集動向についての調査レポートを公開しました。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-597eaaa81ef3dcc7c8095f227b3d3800-3484x2231.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■調査の背景
インターネット証券会社の成長、新NISAの導入、そして岸田政権による「貯蓄から投資」の政策推進により、個人による投資が注目を集めています。一方で、企業のIR(Investor Relations)・SR(Shareholder Relations)において、個人投資家の注目を集め、適切なコミュニケーションをとるには、「個人投資家」と一括りにするのではなく、自社のターゲットにあった手法をとることが重要だと考えています。本調査では、当社が提供する個人投資家向けサービス「e-株主リサーチ」を通じて、投資方針ごとの情報収集の視点や重要視する情報の違いに焦点を当て、調査および考察を行いました。■調査概要
・調査の対象:リンクコーポレイトコミュニケーションズの運営する個人投資家向け情報プラットフォーム「e-株主リサーチ」を利用する個人投資家
・調査実施日:2023年11月30日〜12月10日
・調査主体:株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズ■調査対象属性
・性別:男性 82.4%、女性17.0%、その他0.6%
・年齢:19歳以下 0.2% 20〜29歳 1.6% 30〜39歳 10.7% 40〜49歳 23.4% 50〜59歳 29.3% 60〜69歳 21.9% 70歳〜79歳 10.4% 80歳以上 2.5%
・職業:会社員 45.7% 会社役員 3.7% 公務員・非営利団体職員 8.2% 自営業 7.8% パート・アルバイト・フリーター 5.0% 専業主婦・専業主夫 5.1% 学生 0.3% 無職・定年退職 22.3% その他 1.8%
・投資歴:1年未満 0.4% 1〜2年未満 1.9% 2〜5年未満 12.6% 5〜10年未満 17.0% 10年以上 68.0%
・投資資金:300万円未満 10.6% 300〜500万円未満 10.9% 500〜700万円未満 8.7% 700〜1000万円未満11.0% 1,000〜1,500万円未満 11.1% 1,500〜2,000万円未満 8.6% 2,000〜3,000万円未満 10.5% 3,000〜5,000万円未満 12.8% 5,000〜1億円未満 10.1% 1億〜3億円未満 4.9% 3億円以上 0.8%

投資方針ごとの投資家属性の分類について


アンケートにより明らかとなった投資方針の違いによって個人投資家属性を分類しました。
以下、本調査結果においてはそれぞれ以下のように呼称します。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-06fb0cdc5744f7ea00fe5dd00fc879e5-3309x1865.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

上記分類のうち、主に個別株に投資をする個人投資家1,928名にフォーカスして分析しました。内訳は以下の通りです。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-6a862b3505c4770bef8cd594c3eb2d5a-1277x906.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■短期投資家<505名、26.2%>
(主に個別株に投資し、3年未満の短期的な売買をする投資家)■期待投資家<357名、18.5%>
(主に個別株に投資し、3年以上の長期的な売買・特に値上がり益を重視した投資家)■配当投資家<701名、36.4%>
(主に個別株に投資し、3年以上の長期的に売買・特に配当を重視した投資家)■優待投資家<354名、18.4%>
(主に個別株に投資し、3年以上の長期的な売買・特に優待を重視した投資家)


調査結果

●IR・投資関連メディアの閲覧について

図:企業が発信するIR情報のうち、よく活用するもの(複数回答可)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-281c2c3b8f3cca0d1913c78522b4f960-2464x1939.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


全体的な傾向としては、株主通信、決算短信、決算説明会資料の活用が多くなった。
中でも、優待投資家、配当投資家においては、個別に直送される株主通信の閲覧率が高い結果となった。
同じく長期投資家でも、期待投資家は、決算短信や決算説明会資料に加え、有価証券報告書の閲覧率が高く、財務の定量的な情報を比較的重視していることがわかった。また、個人投資家向け説明会の活用率も高い結果となった。
一方で、短期投資家は決算短信や決算説明会資料などの四半期での開示を参考にしていることがわかった。図:投資関連媒体のうち、よく活用するもの(複数回答可)
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-3a65cbe01514a59c24286ced4ee07f04-2732x1707.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

全体的な傾向としては、Yahoo!ファイナンス、四季報、株式情報サイトの活用が多くなった。
配当投資家はYahoo!ファイナンスや四季報の比重が高く、期待投資家はYahoo!ファイナンス、四季報に加えて新聞の比重が高い結果となった。

●投資判断を行う際に重視する非財務情報
図:投資判断を行う際、財務情報・株価情報・株主還元情報以外に特に重視する情報(複数回答可)
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-2f563e2670c909e077232dba4b585bac-3349x2153.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

全体的な傾向としては、商品サービス、業界・業種、ビジョンやパーパス・企業理念の順に高い結果となった。
短期投資家は、全体的な傾向と近い結果となったが、比較的投資のテーマ性を重視しており、配当投資家は、全体的な傾向に比べ、業界・業種の重視度合いが高い。
優待投資家は、商品サービス、他の投資家の口コミや評価を重視しているなど、特に優待情報を口コミなどからも得ていることがわかった。
一方、期待投資家は、、投資のテーマ性(38.4%)ビジョンやパーパス(33.3%)、経営者の人柄(33.1%)、IRの誠実さ(22.7%)などの項目において他より高い傾向にあり、長期的な企業成長において、特に経営やIRの姿および企業の目指す姿などの要素を重視していることがわかった。

図:上記のうち、情報収集が難しいと感じる情報(複数回答可)
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-7a51af273211da8ffcd743f741b6e22c-3330x2258.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

全体的な傾向としては、経営者の人柄や能力・非財務資本、経営体制などのガバナンス情報の順に高くなった。
「経営者の人柄や能力」については、特に期待投資家において情報重視度が高いにも関わらず、現状の情報満足度が低い結果となった。
●投資判断を行う際の企業のIR動画※について

※IR動画:IR説明会や、決算説明会・個人投資家向け説明会などのライブ配信や録画配信など、投資家を主なターゲットとした動画メディア図:投資判断を行う際、企業のIR動画を参考にすることはありますか。(複数回答可)


[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-f1ab9c25f82c554a082a41466f1b19a8-2576x1055.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


全体的な傾向としては約72%が「多少ある・よくある」と回答しており、IR説明会などの動画においても投資関連の情報収集をしていることがわかった。
IR動画の閲覧率が最も高くなったのは期待投資家で、78.2%が「多少ある・よくある」と回答した。

図:(「多少ある」「よくある」と回答された方へ)IR動画で特に重視して視聴する情報(複数回答可)

[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-cc896052ca003f58f669bf9477f8660d-3294x2051.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


全体的な傾向としては商品サービス、経営者の人柄・能力が高くなった。
特に期待投資家において、経営者の人柄・能力を重視している結果となり、情報収集の期待度が高く満足度が低い経営者の能力・人柄について、IR動画で収集しようとしていることがわかった。

●企業の情報開示に対する課題感

図:企業が開示するIR情報や、一般的な個人投資家向けメディアを利用するにあたり、現在持っている課題感(複数回答可)
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-b2ce8641a56e138a1372352a71b0575e-2984x1579.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

全体的な傾向として、「企業にとって都合の悪い情報が得にくい」が58.4%と最も高くなり、良いことだけでなく、都合の悪いことについても開示する、フラットな情報開示を望んでいることがわかった。また、特に期待投資家においてこの傾向がみられた。

■見解
株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズ 
代表取締役社長 白藤大仁

国策としての「貯蓄から投資へ」の流れを受け、投資による資産形成に関心が寄せられていますが、直近ではそれに加えて金融経済教育を受けた人の割合を、現在の7%から、米国並みの20%に引き上げるとする金融リテラシー向上推進も進んでいます。これは、今までの「投機」的な観点から、長期的な時間軸で資産を形成する真の意味での「投資」が進んでいくことを予期させる取り組みです。2015年にGPIFが責任投資原則(PRI)に署名し、一挙にESG投資の流れが進んだ時と同じような大きな市場概念の変化が起こるとも考えられます。中期的にはリタイア層の株の市場流通や、リテラシーの高い若手層が資産形成のために積極的な投資に動くことも予測されます。さらに、投資運用資金についても、短期的な投機をする層よりも長期的に企業に期待する投資家の方が高い傾向※もあり、演繹的に”期待投資家のパフォーマンスが高い”とも言えます。なお、このようなムーブメントが起こっていることに関わらず、現段階においても「個人投資家」を一括りに考えてしまうことは避けるべきです。本調査からもわかるように、個人投資家にも様々な考え方の差異があり、投資方針も大きく違うものになります。自社の魅力や武器(オンリーワン性)を踏まえて、誰に何を訴求するのか、個人投資家とのエンゲージメントを企業自ら設計することが重要です。長期的な時間軸で企業に期待をして投資をする「期待投資家」との対話が促進されることになれば、2,000兆円の個人資産が「良い会社が良いものを生み出すための投資」に流れていくことになります。今から期待投資家との対話の準備をしていくことが肝要です。

※投資方針別 投資運用資金

[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/74275/40/74275-40-c41ffa8d5e062004ea1366184a47565c-2659x1603.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズ
代表取締役社長 白藤 大仁
2006年、株式会社リンクアンドモチベーション入社。2019年、株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズの代表取締役社長に就任。「オンリーワンの、IRを。」をメインメッセージとし、企業のオンリーワン性を導き出すことで、IR活動や経営活動を支援する事業を展開。プライム企業を中心に、統合報告書の制作や決算説明会の配信支援など、IR領域で幅広いソリューションを提供している。2023年より、特定非営利活動法人 日本IRプランナーズ協会 理事。 投資家との対談やメディアでの解説実績多数。

■会社概要
リンクアンドモチベーショングループの概要
・代表取締役会長:小笹 芳央
・資本金:13億8,061万円
・証券コード:2170(東証プライム)
・本社:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー 15階
・創業:2000年4月
・事業内容
組織開発Division(コンサル・クラウド事業、IR支援事業)
個人開発Division(キャリアスクール事業、学習塾事業)
マッチングDivision(ALT配置事業、人材紹介事業)
ベンチャー・インキュベーション株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズの概要
・代表取締役社長:白藤 大仁
・資本金:8,000万円
・本社:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー 15階
・創業:2009年2月
・事業内容:
コミュニケーションツールのコンサルティングと企画制作及び、
IR領域を中心にコーポレートブランディング設計・クリエイティブ制作を支援
・URL:https://www.link-cc.co.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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