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次世代海洋資源研究センター 加藤泰浩所長ら文部科学大臣表彰「科学技術賞」を受賞

(PR TIMES) 2023年04月07日(金)16時45分配信 PR TIMES

4月7日(金)に文部科学省から令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰の受賞者が発表され、本学から次世代海洋資源研究センターの加藤泰浩所長、中村謙太郎招聘研究員、町田嗣樹上席研究員、藤永公一郎上席研究員、大田隼一郎招聘研究員が「科学技術賞(理解増進部門)」を受賞しました。4月19日(水曜日)に文部科学省にて授賞式が開催されます。
この表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、これをもって我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的として行われています。その中でも「科学技術賞(理解増進部門)」は、青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し、又は地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った者を顕彰するものです。

<受賞者>
加藤 泰浩 (千葉工業大学次世代海洋資源研究センター所長・主席研究員/東京大学大学院工学系研究科長・工学部長・システム創成学専攻教授)
中村 謙太郎 (東京大学大学院工学系研究科附属エネルギー・資源フロンティアセンター准教授/千葉工業大学次世代海洋資源研究センター招聘研究員)
町田 嗣樹 (千葉工業大学次世代海洋資源研究センター上席研究員)
藤永 公一郎 (千葉工業大学次世代海洋資源研究センター上席研究員)
大田 隼一郎 (東京大学大学院工学系研究科附属エネルギー・資源フロンティアセンター講師/千葉工業大学次世代海洋資源研究センター招聘研究員)
※加藤泰浩所長を筆頭とする5名のグループ受賞

<業績名>
持続可能な社会を拓く国産海洋資源開発への理解増進

<業績概要>
レアアースは、電気自動車や風力発電など脱炭素社会の基盤構築に必須のマテリアルであり、世界中で需要が急増している。しかし、レアアースの供給構造は中国の寡占と採掘に伴う環境問題という大きな脆弱性を抱えており、その安定供給の確保が世界的に喫緊の課題である。
本活動は、2011年に全く新しいタイプの海底鉱物資源「レアアース泥」を、日本の排他的経済水域である南鳥島周辺海域を含む太平洋の深海底から発見したことに始まる。そして、この新たな海底鉱物資源を開発することの重要性について、国や産業界のみならず、広く一般に向けた情報発信を行うと共に、次世代を担うこどもたちに向けた科学教育活動を実施している。
本活動により、レアアース泥の開発が国の基幹政策である海洋基本計画や日本再興戦略などに反映されたほか、様々なメディアを通じてその重要性が国民に広く認知・理解されつつあり、極めて重要な社会的効果を上げている。本成果は、南鳥島レアアース泥の開発実現によるレアアースの安定供給確保と、ハイテク産業の振興および新規素材産業の創出を通じた日本と世界の持続可能な発展の重要性についての理解増進に寄与している。

プレスリリース提供:PR TIMES

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