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株式会社AGRI SMILE

AGRI SMILEと深谷市、ねぎ残渣バイオスティミュラントを活用した実証を開始

(PR TIMES) 2024年08月06日(火)17時45分配信 PR TIMES

〜JAふかやとともに、減肥栽培と温室効果ガス削減を推進〜


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/39438/39/39438-39-f46badda41b4c61366c387d226ff0b4d-2429x1623.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社AGRI SMILE(以下、AGRI SMILE)は、深谷市と2023年3月に締結した「アグリテックに関する連携協定」※にもとづき、深谷市およびふかや農業協同組合(以下、JAふかや)とともに、バイオスティミュラントを活用した深谷ねぎの減肥栽培、深谷ねぎの残渣(以下、ねぎ残渣)を活用したバイオスティミュラントの検証を開始しました。
※「深谷市とAGRI SMILEが連携協定を締結」https://agri-smile.com/news/agri-smilefukaya/


背景
JAふかやは、JAグループが目指す「創造的自己改革への挑戦」の基本目標である「農業者の所得増大」や「農業生産の拡大」の達成に向けた活動を推進しています。特に農家手取りの最大化を目指すなかで、肥料等の銘柄集約や土壌診断による適正施肥の取組でのコスト低減等、トータル生産コストの低減を目指しています。深谷市は、「深谷ねぎ」に代表される農畜産物の生産が盛んであり、「関東の台所」と呼ばれています。

一方で、生産の過程で排出されるねぎ残渣は、皮や根など、他の野菜と比較して廃棄量が多く、全国の年間収穫量約48万トンのうち、約3割の13万トンが廃棄されていると推定されます。残渣の焼却処理には膨大な費用や環境負荷もかかるため、残渣の有効な利用方法の開発が喫緊の課題とされています。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/39438/39/39438-39-e7d062933ed0f9d6e218743ab247c464-2429x1623.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


AGRI SMILEは、ねぎ残渣を用いたバイオスティミュラント素材の開発に成功しており、本実証では、ねぎ残渣バイオスティミュラント資材の開発に向けて、工場スケールの製造品とラボスケールの製造品の性能を比較し、品質・効果に相違がないことを確認します。さらに、実圃場での反復試験や、ねぎの植物体元素解析および遺伝子解析を用いた科学的根拠情報など、バイオスティミュラント効果の確実性を検証します。

また、化学肥料の使用量低減および残渣廃棄の削減によるカーボンニュートラルの取り組みから、温室効果ガス排出量の削減効果を試算します。

検証内容
- 深谷ねぎの減肥栽培検証- - 深谷市内の生産者圃場にて、ねぎ残渣バイオスティミュラントを活用した深谷ねぎの減肥栽培を実施します。- - ねぎの植物体元素解析および遺伝子解析など、バイオインフォマティクス手法を用いてバイオスティミュラント効果の確実性を検証します。- ねぎ残渣バイオスティミュラントの開発と検証- - 株式会社レグミンと協同し、苗からのバイオスティミュラント散布試験を実施します。- 深谷ねぎのブランディング活動- - 廃棄されるねぎ残渣を活用した農作物を通じて、地域貢献や環境保全農業を訴求することで、深谷ねぎの付加価値を高め、ブランディングを推進していきます。

食品残渣を原料として開発されたバイオスティミュラント資材は、フードサプライチェーンの食品廃棄問題を解決しながら農業生産量の拡大や化学肥料の使用量低減に寄与できることから、脱炭素社会と環境保全型農業の実現が両立できる画期的な生産技術として注目されています。
残渣型バイオスティミュラントを用いた環境保全型農業を推進し、高付加価値な農産物の需要増加と認知向上を目指します。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/39438/39/39438-39-bb77d4e9177c56d365a64a621bb63f3c-1920x1008.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


深谷市 小島 進 市長 コメント
2023年に締結した深谷市とAGRI SMILEとの連携協定が、着実に進捗していることを嬉しく思います。深谷ねぎの残渣を活用した温室効果ガス削減に向けた取り組みは、地域の発展とブランディングにも寄与するでしょう。今後もAGRI SMILEと連携を深め、さらなる成果を目指してまいります。

株式会社AGRI SMILE 代表取締役 中道 貴也 コメント
私たちAGRI SMILEは、一昨年度に締結した深谷市との連携協定において、脱炭素の地域づくりに取り組み、深谷市農産物のブランド化へ資する取り組みとして進めてまいりました。この度の実証実験におきましては、深谷市や関係者の方々と目標への第一歩を踏み出すことができ、非常に喜ばしく思っております。深谷市、JAふかやの皆様、そして助成金をいただいた東京都と協力企業の皆様に心より感謝申し上げます。この実証実験は当社のみでは成し遂げられるものではなく、多くのステークホルダーのみなさまとともに進めていくことが大切です。今後、この取り組みを日本国内に広め、残渣を活用したバイオスティミュラント開発力を活かして、全国の自治体様やJA様と連携しながら、減肥栽培や脱炭素、資源循環型農業の実現を目指してまいります。


以上


【深谷市について】
深谷市は、埼玉県北部に位置し、人口は約14万人の自治体。市の全体面積の約半分が農地である。今年7月3日に新しく発行された新1万円札の肖像である渋沢栄一の生誕の地である。2019年3月にアグリテック集積戦略を策定し、以来、毎年のアグリテックアワードの開催やアグリテック企業に対する現場での伴走支援、アグリテック交流施設の設置・運営など、様々な形で日本を代表するアグリテックエコシステムDeep Valleyを実現するための取組を展開する。2024年6月には、米国においてアグリテックエコシステム形成をリードし、全米最大級の実証実験圃場を有するGrand Farm(非営利団体)と国際的なアグリテックエコシステム間の連携を発表し、国内外様々なステークホルダーと連携したアグリテックの発展に注力する。

【組織概要】
名称:埼玉県深谷市
市長:小島 進
所在地:〒366-8501 埼玉県深谷市仲町11番1号
設立日:平成18年1月1日
DEEP VALLEY URL: https://deep-valley.jp

【JAふかやについて】
JAふかやは「地域と共に食と農の未来へ歩むJAふかや」をビジョンとして、「創造的自己改革への挑戦」の基本目標である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」に対して、引続き農産物の有利販売や資材の有利調達に向けた取組みを強化し、自己改革の実践により地域農業の実態や経営環境の変化に即応できる体制作りとともに、併せて、経営の健全化と安定を引続き目指してまいります。

【組合概要】
名称:ふかや農業協同組合(JAふかや)
代表者:代表理事組合長 原 浩
本店所在地:〒366-0831 埼玉県深谷市内ケ島728番地1
設立日:平成13年4月1日

【株式会社AGRI SMILEについて】
AGRI SMILEは、「テクノロジーによって、産地とともに農業の未来をつくる」を経営理念に据え、豊かな経験を持つ産地と、進化を続けるサイエンステクノロジーを融合することで、環境に優しい魅力あふれる農業の実現に取り組んでいます。

国内最大規模の産地ネットワークを活かし、データサイエンス技術による農業DXソリューション、最先端バイオテクノロジーによる生産技術、産地のブランディング支援などを展開しています。また、技術創出の源泉であるアカデミアの交流を活発化するプラットフォームを提供し、社内外で技術を連携させています。今後も、産地と調和した革新的なサービスを通じて、笑顔(SMILE)のある未来を創造し続けてまいります。

【会社概要】
代表者:代表取締役 中道 貴也
事業内容:農産業DXサービス、脱炭素に資するバイオテクノロジーの開発及び提供
設立:2018年8月31日
所在地:〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3丁目28-5 Axle御茶ノ水
会社URL:https://agri-smile.com/



プレスリリース提供:PR TIMES

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