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DAIZ株式会社(DAIZ Inc.)

植物肉「ミラクルミート」のDAIZと日清食品ホールディングスが資本提携“新たな食の創造”と“環境問題の解決”を目指し、共同開発等に取り組む

(PR TIMES) 2022年01月31日(月)16時15分配信 PR TIMES

 発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・生産するスタートアップであるDAIZ株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:井出 剛、以下「DAIZ」)は、日清食品ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長・CEO:安藤 宏基、以下「日清食品グループ」)と共同開発等を目的とした資本提携を行いましたことをお知らせします。本提携により、日清食品グループが開発を進める植物由来の原材料だけを使用した即席麺や最新の分子栄養学に基づく「完全栄養食メニュー」に、 DAIZが有する植物肉の独自技術で貢献して参ります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/52858/38/resize/d52858-38-ef2b610cfba339b59df8-0.png ]


■本資本提携の概要
 日清食品グループは、2020年4月に環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」を策定し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指したさまざまな取り組みを強化しています。中でも、調達原料が排出する温室効果ガス削減を重要施策に位置づけ、温室効果ガス排出の少ないグリーンな食材を活用した製品開発を活動テーマの一つとして取り組まれています。
 また、2021年12月に開催された「東京栄養サミット2021」では、日清食品株式会社が即席麺製品の具材として使用している「植物性たんぱく質」について、国内における使用量を2030年までに年間1,100トンへ引き上げることをコミットメントとして発表しました。
 一方、熊本発のフードテックベンチャーであるDAIZは、「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術として環境負荷の小さい次世代植物肉「ミラクルミート」を生み出しました。DAIZの「ミラクルミート」はこれまでに、大手ハンバーガーチェーンや、大手スーパー各社、飲食店など50社を超える採用実績を持ち、大手食品メーカーとの共同開発も進めてきました。大手企業と連携して日本の食品技術を結集させた「オールジャパン構想」のもと、さらに研究開発を重ねることで「ミラクルミート」の価値向上を図っております。
 本提携は、“新たな食の創造”と“環境問題の解決”を共通の目的として、両社の合意により実現しました。

■日清食品ホールディングス 代表取締役社長・CEO 安藤宏基様よりコメント
 日清食品グループは、“新たな食の創造”と“環境問題の解決”に向け、DAIZを「グリーンな食材」を共に作り上げていくパートナーと位置づけ、この度の共同開発等を目的とした出資に至った次第です。
 DAIZは、旨味や栄養価を増大させる大豆の発芽技術や肉本来の弾力と食感を再現するノウハウなど、植物肉開発について高い技術力を有しています。
 日清食品グループが開発を進める植物由来の原材料だけを使用した「カップヌードル」や、食べる楽しみを損なうことなく、カロリーをコントロールし、栄養バランスにも優れた「おいしい完全栄養食」などにおいて、DAIZの「植物性たんぱく質」素材を積極的に活用していく考えです。

■DAIZ代表取締役社長 井出剛よりコメント
 日清食品グループと資本提携が実現したことをとても嬉しく思っております。日清食品グループは、カップヌードルの「謎肉」に代表されるように、世界でいち早く植物性タンパク質の活用に取り組んでおられます。この度、植物肉の提携先としてDAIZをお選びいただいたことは大変光栄なことでございます。
 DAIZは日本が世界に誇る食品技術を結集して植物肉「ミラクルミート」を世界中に届けることを目指しております。インスタントラーメンや完全栄養食プロジェクトなど、多彩な商品群と世界的な食品技術を有する日清食品グループとの提携を通じて、DAIZの「ミラクルミート」が持つ健康価値や環境価値の可能性を引き出していければと期待しております。

■サステナブルな世界の実現に寄与する植物肉
 昨今、地球温暖化が私たちにとって大きな課題となっています。地球温暖化は、二酸化炭素・メタン・一酸化炭素・フロンなどの温室効果ガスが原因と言われています。温室効果ガスの最も大きな排出源は電力(火力発電など)ですが、同等に大きな排出源となっているのが、農業・畜産業*1です。世界で飼育されている15億頭もの牛による二酸化炭素や腸内ガス(メタン)の排出が温室効果ガスの大きな要因となっており、私たちの食生活の見直しが求められています。

 また、2050年までに地球上の人口は100億人に達すると予測されています*2。世界的な人口増加と新興国の経済成長により、2030年にはタンパク質の需要に供給が追い付かなくなる「タンパク質危機」が起こり、タンパク質の需給がひっ迫することで、これまで以上に食肉価格の高騰が予想されています。そこで、「植物肉」が代替タンパク質として注目されており、その市場は世界で9兆円を超えると見込まれています*3。

 牛・豚・鶏に次ぐ新たなお肉として注目されている植物肉は、温室効果ガスの排出を抑える効果が高く、同時にタンパク質危機の解決の一助となる植物性食品です。地球温暖化とタンパク質危機を防ぐため、私たちが今からできることは、植物肉を食生活に少しずつ取り入れることです。DAIZは植物肉「ミラクルミート」の普及を通じて、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の達成とサステナブルな世界の実現に向けて貢献して参ります。

*1 IPCC「Global Greenhouse Gas Emissions Data」より。
*2 国連推計「世界人口推計2019年版」より。
*3 UBS調べ。

■DAIZの発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」について
 DAIZは長年研究してきた独自技術により、従来の植物肉で課題とされていた、1.味と食感に残る違和感、2.大豆特有の青臭さや油臭さ、3.肉に見劣りする機能性(栄養価)を解決し、美味しい植物肉の開発に成功しました。

<DAIZの植物肉「ミラクルミート」の特徴>

[画像2: https://prtimes.jp/i/52858/38/resize/d52858-38-847bcfa685bcfc951ecd-2.jpg ]


特徴1.原料に丸大豆を使用
 これまでの植物肉は、大豆搾油後の残渣物である脱脂加工大豆を主原料としていましたが、DAIZの植物肉「ミラクルミート」は原料に丸大豆を使用しています。さらに、オレイン酸リッチ大豆を使用することで、大豆特有の臭みを無くし、異風味を低減しています。

特徴2.旨味や栄養価を増大、肉様食感を再現する独自技術
 味や機能性を自在にコントロールするコア技術「落合式ハイプレッシャー法」*4で大豆を発芽させ、旨味や栄養価を増大させます。その発芽大豆をエクストルーダー(押出成形機)*5にかけ、膨化成形技術*6により、肉のような弾力と食感を再現しています。これらの独自技術により、異風味を低減した植物肉「ミラクルミート」を製造しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/52858/38/resize/d52858-38-43184ac154364b4e2230-1.png ]


特徴3.独自製法による価格競争力
 旨味や栄養価が増大した発芽大豆を使用しているため、他の原料や添加物を足さずして、シンプルな製造プロセスによる生産が実現できています。独自の製造プロセスにより、原価低減を実現し、牛肉・豚肉・鶏肉に対し、価格競争力があります。


[画像4: https://prtimes.jp/i/52858/38/resize/d52858-38-de3bc3fe2b890a7bc2ba-3.jpg ]


▲DAIZの植物肉「ミラクルミート」の製造工程
*4 大豆の発芽中に酸素・二酸化炭素・温度・水分などの生育条件を制御し、酵素を活性化させることで遊離アミノ酸量が増加し、素材の旨味を引き出す栽培法。(特許第5722518号)
*5 食品加工時に使用される機械。材料に水を加えながら、高温下でスクリューによって圧力をかけ押し出すことにより混練・加工・成形・膨化・殺菌等を行う装置。
*6 特許申請中。

■会社概要
 DAIZは、独自技術「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術とした熊本発のフードテックベンチャーです。DAIZが生み出した環境負荷の小さい次世代植物肉「ミラクルミート」の普及を通じて、サステナブルな食文化を啓蒙し、持続可能な社会の実現を目指しております。

商号:DAIZ株式会社(https://www.daiz.inc/
代表者:代表取締役社長 井出 剛
所在地:〒860-0812 熊本県熊本市中央区南熊本五丁目1番1号 テルウェル熊本ビル4階
設立:2015年12月1日
資本金:10億2,508万円 (累計資本調達額:60.5億円)
事業内容:発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」及びその他の植物性食品の開発・生産及び販売



プレスリリース提供:PR TIMES

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