プレスリリース
採用業務クラウド「採用係長」を提供する株式会社ネットオン(本社:大阪市北区、代表取締役CEO:木嶋 諭、以下ネットオン)は、「採用係長」の登録ユーザーである中小企業の人事・採用担当者を対象に、SaaSサービスの利用に関するアンケート調査を実施しました。
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ソフトウェアをクラウドサービスとして提供するSaaS(Software as a Service)は、政府が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)を語るうえで欠かすことのできないテクノロジーのひとつです。
SaaSは導入が手軽で、利用料金もその多くがサブスクリプション形式。業務効率化や業務成果の向上に役立つことから、中小企業の業務改革を推進するサービスとしても大きな期待が寄せられています。
そこで株式会社ネットオンでは、中小企業の人事・採用領域におけるSaaS型サービスの利用実態について、採用業務クラウド「採用係長」の登録ユーザーである中小企業の採用担当者を対象にアンケート調査を実施しました。
<調査概要>
調査期間 :2022年2月9日(水)〜2月15日(火)
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :「採用係長」利用事業所の人事・労務担当者様
有効回答数:190
<調査結果の注意点>
%を表示する際に小数点第2位で四捨五入しているため、単一回答の場合は100%、複数回答の場合は合計値に一致しない場合があります。
<調査結果>
・88.4%が"SaaS"という言葉を「聞いたことがない」と回答。さらに意味を「知らない」は、91.6%に上った。
・中小企業におけるSaaSの知名度および認知度の低さが明らかにはなったが、実際には27.4%が何らかのSaaS型サービスを利用している。
・利用中のサービスで多かった業務は「採用管理(採用サイト作成、応募者管理)」「勤怠管理(シフト管理、タイムカード)」「給与計算」。
・今後導入を予定している事業所は、17.4%。利用する業務は「採用管理」と「Web面接」が同率1位となった。
88.4%が“SaaS”という言葉を「聞いたことがない」
はじめに、“SaaS”という言葉を聞いたことがあるかどうかについて質問したところ(n=190)、「いいえ(=聞いたことがない)」と回答した事業所が88.4%に上りました。中小企業における“SaaS”の知名度の低さが明らかになっています。
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“SaaS”の意味を知っている事業所は、わずか8.4%
続いてSaaSの意味について質問したところ(n=190)、91.6%が「いいえ(=知らない)」と回答。中小企業の大半がSaaSを知らないという結果になりました。
「はい(=知っている)」と回答した事業所は10%を下回りましたが、「聞いたことがある」事業所のうち、72.7%はSaaSの意味も知っています。つまり、同じ中小企業でもSaaSの認知には大きな開きがあるということです。
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SaaS型サービスを利用している事業所は27.4%
次にSaaSの意味を説明したうえで、現在利用中のサービスについて質問したところ(n=190)、27.4%の事業所がSaaS型サービスを利用していることが分かりました。
16.3%の事業所が利用していると回答した「採用管理(採用サイト作成、応募者管理)」に続いて、「勤怠管理(シフト管理、タイムカード)」、「給与計算」のサービスが多く利用されています。
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今後の予定は、80%以上が「導入しない」
今後の導入予定についての質問では(n=190)、82.6%が「いいえ(=導入の予定なし)」と回答。導入を予定している事業所は、17.4%にとどまりました。導入意欲の低さが鮮明になっています。
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導入予定のSaaS型サービスは、「採用管理」と「Web面接」が同率1位
Q4で「はい(=導入する予定)」と回答した事業所へ、どの業務で利用を予定しているかについて質問したところ(n=33)、「採用管理(採用サイト作成、応募者管理)」と「Web面接」が同率1位で並びました。採用選考における業務効率化や業務精度の向上を進めたいと考える採用担当者のニーズがうかがえます。
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人事・採用業務の課題は、「人材確保」「時間とコストの無駄遣い」「人材の定着・育成」など
人事・採用業務における課題についての質問では35件の回答があり、その多くが応募獲得に関する内容でした。ここでは回答の一部を抜粋して紹介します(可読性を高めるため、文言を調整しています)。
<自由回答・一部抜粋>※カッコ内は、業種/従業員規模/所在地
■求人募集時の課題
・応募が少なく、求める人材が採用できない(その他/5名以下/群馬県)
・返信のない人や面接に来ない人、採用後に来ない人に費やす時間を無くしたい(コールセンター/50〜99名/広島県)
・面接の段階で業務への適性を見極めるのが難しい(医療/10〜19名/神奈川県)
・面接のドタキャンが多い(製造/20〜49名/大阪府)
・費用をかけたのに採用できないという状況を回避したい など
■採用後の課題
・人材の定着、育成が課題(介護・福祉/100〜299名/広島県)
・採用後の評価システムを改善したい(運輸・物流/50〜99名/三重県)
・人事評価を見直したい(不動産/10〜19名/埼玉県) など
まとめ
今回の調査では、中小企業におけるSaaSの認知度やサービスの利用状況などについてアンケートを実施しました。その結果、SaaSの認知度は非常に低く、意味を知っている事業所はわずか8.4%でした。実際には27.4%の事業所が人事・採用領域において何らかのSaaS型サービスを利用していることが分かりましたが、30%にも満たない利用率からは、中小企業における業務改革の現状を窺い知ることができます。
株式会社ネットオンが2021年10月に実施した「DXに関する実態調査」では、DXが進まない理由として、コスト面やIT人材不足などの課題が挙げられました。SaaSはそうした問題をクリアし、さらに中小企業の競争力を高めることが可能なサービスです。
ところが今回の調査では、今後SaaSを「導入する予定」と回答した事業所は17.4%にとどまり、現状の利用率だけでなく、将来的な導入意欲も低いことが明らかになりました。
その一方で、SaaS型サービスを利用している事業所の30%以上は、「今後も導入する」と回答しています。
これらの結果からは、中小企業の人事・採用領域において業務改革を進めるには、SaaS型サービスの認知度向上はもちろん、サービスの利便性やベネフィットを感じ取る“体験”が不可欠であることが読み取れます。
加えて、それが良い体験であることが重要でしょう。SaaS型サービスの多くは無料プランが用意されており、体験自体のハードルは高くないはずです。そのため中小企業への浸透には、体験に至るまでの「きっかけ」と、サービスを利用して得た「成功体験」の両方が必要なのではないでしょうか。
株式会社ネットオンは、SaaS型サービスである採用業務クラウド「採用係長」の提供を通じて採用課題の解決に貢献することで、中小企業がさらなる業務改革へと踏み出すきっかけづくりにも寄与してまいります。
本アンケート調査の詳細な内容は弊社運営メディア『採用アカデミー』にて紹介しております。ぜひご活用ください。
https://saiyo-kakaricho.com/wp/survey_saas/
<記事等でのご利用にあたって>
本プレスリリースの内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いいたします。
<「採用係長」について>
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公式HP:https://saiyo-kakaricho.com
<ネットオンについて>
2004年の創業以来、Webマーケティング支援事業を行うネットオンは、“企業と求職者の最高の出会いを生みだしていきたい”という想いから、2017年より採用業務クラウド「採用係長」のサービスの提供を開始しました。以来順調に実績を増やし、国内累計45,000超(※)の事業所様にご利用いただくサービスへと成長しています。ネットオンは今後も、全国の採用難・人材不足の解消を目指して企業の採用活動を支援し、中小企業・地方企業が強く活躍する社会の創造に貢献してまいります。
(※)2022年2月時点
<株式会社ネットオンについて>
代表取締役CEO :木嶋 諭(きしま さとし)
所在地 :大阪市北区野崎町7-8 梅田パークビル1F
会社設立 :2004年10月1日
事業内容 :採用業務クラウド「採用係長」の開発・運営
資本金 :4億6,028万円(資本準備金含む)
公式HP :https://neton.co.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES