プレスリリース
社会貢献のための量子技術活用を目指した取り組みSDQs(量子技術が貢献できる可能性のある持続可能な開発目標)を開始
QunaSys(本社:東京都文京区、代表:楊 天任、以下「QunaSys」)は、社会貢献のための量子技術活用を目指し、SDQs(Sustainable Development Goals to which Quantum Technology can Contribute:量子技術が貢献できる可能性のある持続可能な開発目標)という取り組みを開始いたしました。これまでは量子技術の研究開発に注力してきましたが、産業界が様々な分野で量子技術に取り組みやすい環境を整え、量子技術を社会のために使うという目的を明確にし、量子技術の発展を加速させたいと考えています。
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本活動は、 量子コンピュータによるESG(持続可能な世界の実現のために、企業の長期的成長に重要な環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)の3つの観点)への貢献ストーリーを本気で考える取り組みです。SDQsの取り組みは、量子技術をどのように各産業へ応用していくのか、具体的に検討できる場を提供いたします。つまり、ご参加いただくことによって、1.量子コンピュータのESG貢献インパクトを定量化した報告書へのアクセス、2.議論を通じた、量子コンピュータのアプリケーションの考え方の型の獲得、が可能となります。
本活動では、外部エキスパートとして、経営コンサルティング会社であるアーサー・ディ・リトル・ジャパンや、サステナブルファイナンスやインパクトの評価専門チームを有するSBI新生銀行が参加してくださっています。また、世界で初めて固体素子による量子ビット動作に成功し、量子コンピュータの実用化に向けた活動に注力されているNECや総合商社として多様な産業での事業基盤を有する丸紅がスポンサーとして、ESG領域含めDX・IT 及び企業経営に関するコンサルティングサービスを提供する丸紅の100%子会社であるドルビックスコンサルティングが外部エキスパートとして本活動を支援してくださっています。
アーサー・ディ・リトル・ジャパン パートナー 三ツ谷 翔太 氏コメント
人類の将来を左右するような社会課題が山積する中、それらの解決への貢献はもはや大義名分ではなく、将来の企業価値を左右する時代になっています。そして社会課題の解決には、多様なステークホルダを巻き込んだイノベーションが不可欠となっています。今回、量子技術という革新的技術と社会課題との交点を見出すことで、社会・産業的インパクトのあるイノベーションを共創できればと思います。
SBI新生銀行 執行役員 サステナブルインパクト推進部長 長澤 祐子 氏コメント
SBI新生銀行グループは、2020年に銀行の法人ビジネスにおいて、「サステナブルインパクト推進部」を設立し、持続可能な社会資本の資金循環を促進する金融ソリューションの提供を通じて、環境・社会課題の解決に向けた役割を果たしていくことを掲げています。SDQsの活動が、量子技術の活用と環境・社会課題解決の懸け橋となるよう、貢献してまいります。
NEC セキュアシステムプラットフォーム研究所 ディレクター 白根 昌之 氏コメント
量子技術は、社会・経済を飛躍的に発展させる鍵となる革新技術であり、NECも量子ゲートと量とアニーリング両方式の量子コンピュータの研究開発や、量子ネイティブな専門人材育成に取り組んでおります。また、ベクトル型スーパーコンピュータを利用した疑似量子アニーリングでは、生産計画と配送計画の最適化で既に社会実装を始めております。本取組みにより、量子技術の社会実装が加速され、持続可能な世界への貢献につながることを期待します。
丸紅 情報ソリューション本部長 藤永 崇志 氏コメント
この度、QunaSysが主導するSDQsの取り組みに参画できたことを嬉しく思います。丸紅は全社的にサステナビリティの取り組みを推進しており、また将来的に革新的な技術として登場するであろう量子技術にも注目しております。本取組が量子技術のさらなる発展と社会貢献の促進に繋がることを期待しております。
ドルビックスコンサルティング 代表取締役社長CEO 佐藤 由浩 氏コメント
この度、QunaSysが主導するSDQsの取り組みに参画させていただき、幸甚に存じます。ドルビックスコンサルティングは、「社会基盤を革新し、より豊かな世界を構築する」というミッションを掲げ、お客様のDXをご支援しております。SDQsの取組は量子技術の活用による社会課題解決につながり、弊社のミッションとも合致しております。SDQsの活動が有意義なものとなるよう貢献してまいります。
QunaSys CEO 楊 天任 コメント
世界を少しでも良くするために、量子技術を活かせる術を見つけていくことは、QunaSysの使命の一つだと考えています。立ち上げたばかりのこの取り組みに、外部エキスパートやスポンサーの皆様がすでに賛同してくださり、応援してくださることを大変嬉しく、また心強く思います。今後も多くのメンバー企業にご参加いただき、有意義な研究に繋げていけるよう、社員一同邁進いたします。
SDQsの取り組みについては、7月19・20日にグランドハイアット東京で開催される量子コンピューティングのイベントQ2Bにて、詳しくご紹介する予定ですので、是非Q2Bに足をお運びください。また、SDQsのウェブサイト(https://sdqs.qunasys.com)でも情報を公開しております。ご質問や本取り組みへのご参加のお問い合わせは、SDQs事務局(sdqs@qunasys.com)までお願いいたします。
本リリースに関するお問い合わせ先:
QunaSys 広報
pr@qunasys.com
プレスリリース提供:PR TIMES