プレスリリース
〜世界と日本における農業食料システムの課題解決に取り組む〜
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)は、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の案件として、AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを販売するAGRIST株式会社(社長:齋藤潤一 以下、AGRIST社)に出資し、9月30日(月)に資本業務提携契約を締結いたしました。
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- AGRIST社概要
AGRIST社はテクノロジーで農業課題を解決するスタートアップ企業です。現在日本の農業従事者の平均年齢は68歳となっており、高齢化と人手不足による農業課題において早急な対策が求められています。AGRIST社は、収穫ロボットやソフトウェアの開発によるテクノロジーを活用した次世代農業を実現することで、それらの農業課題や世界の食料問題の解決、世界のウェルビーイングに貢献しています。
- 出資の背景と目的
現在の食料生産と消費のあり方には、地球環境と食料安全保障を脅かす多くの課題があります。気候変動の影響に適応し、82億人を超える人口を養うためには、世界の農業食料システムにおける食料生産、流通、消費の方法を見直す必要があります。また日本においては、農業の高齢化と労働力不足が深刻な問題となっており、食料自給率の低下も懸念されています。
NXグループは、長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、企業価値の向上と社会課題の解決に取り組んでいます。今回、生産から流通、加工、販売に至るまでの各段階でデジタル技術を活用し、スマート農業を推進するAGRIST社に出資することで、世界と日本における農業食料システムの課題解決に取り組みます。
- 取り組み内容
1.NXアグリグロウとの価値共創
山梨県北杜市で、パクチーやほうれん草などの葉物野菜を中心とした農作物の生産をおこなっているNXアグリグロウの農場で、AGRIST社のAIを活用した環境制御技術に基づくスマート農業DXを実践し、さらなる生産性向上を目指します。
2.日本の地方自治体との農業にかかわる共同実証
北海道や九州など、日本各地の地方自治体と連携し、農業に関する共同実証プロジェクトに取り組みます。DXを活用した収量予測に基づく物流効率化や最適な出荷先の選定など、スマート農業時代におけるロジスティクスサービスのあり方を検証します。
3.海外における農業食料システムのイノベーション
AGRIST社は今後、米国、中国、インド、アフリカなどへの事業展開を予定しています。自動収穫ロボットの輸出や、海外現地における物流・流通においてNXグループのグローバルネットワークを活用し、世界の農業課題の解決にむけ共創していきます。
NXグループは、今後も国内外に広がるネットワークを活かして、将来性のあるスタートアップ企業との共創に取り組んでまいります。
- 出資先概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/136897/table/36_1_17a7f0a7d56d0c881d0aa19d12017a7d.jpg ]
NXグループについて:
NXグループは、1937年の創立以来、モノを運ぶことを通じて人・企業・地域を結び、社会の発展と共に歩んでまいりました。世界50以上の国と地域に約73,000人の従業員を有するグローバルロジスティクスカンパニーとして、陸・海・空の輸送モードと倉庫・ITを駆使し、高品質なロジスティクスサービスを提供しています。
NXグループの企業メッセージ「We Find the Way」は、どんな状況でも最善の方法を見つけ出し、必ずやり遂げるという私たちの強い意志と自信を表しています。モノを運ぶだけではなく、お客様の未来をともに創造するパートナーとして、持続可能で環境に配慮したサプライチェーンソリューションを提供しています。
当社に関する詳しい説明は https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/ をご覧ください。
プレスリリース提供:PR TIMES