プレスリリース
「第3回燃料アンモニア国際会議」に海運会社で唯一参加
当社は9月29日、エネルギー・環境関連の国際会議を集中開催する経済産業省のイベント「東京GXウィーク」(注1)の「第3回燃料アンモニア国際会議」に海運会社として唯一参加し、横山 勉(よこやま つとむ)執行役員がGHG排出ゼロを目指す国際海運の取り組みや、当社が開発を進めるアンモニア燃料船について発信しました。
「燃料アンモニア国際会議」は経済産業省と一般社団法人クリーン燃料アンモニア協会(CFAA)が主催する国際会議で、地球温暖化対策に有効な燃料アンモニアの安定的で柔軟性のある市場とサプライチェーン構築に向け、国際的な官民連携基盤を強化することを目的としています。2022年に続く3回目の会議には、合計20以上の各国政府・国際機関・研究調査機関・民間企業などが参加しました。
講演概要
タイトル : 海運産業のゼロエミッション化に向けたクリーンアンモニア燃料の活用について
主な内容 :
・ 23年7月に国際海事機関(IMO)の海洋環境保護委員会(MEPC)で策定された「2050年頃までにGHG排出ゼロ」などの目標について。
・ アンモニア・水素・メタノール・バッテリーなど、船舶のゼロエミッション化に向けた選択肢におけるアンモニアの優位性。
・ 当社を中心とするコンソーシアムが日本政府のグリーンイノベーション基金事業(注2)として世界に先駆けて取り組んでいる、アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発状況。
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講演を行う当社執行役員の横山 勉
日本郵船株式会社は、洋上風力発電関連事業などのグリーンビジネスを通じた、低・脱炭素に向けた新しい価値創造の取り組みを対象としたESGブランド「NYK GREEN EARTH」を展開しており、今回の取り組みもその一環です。
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NYK GREEN EARTHロゴ
(詳しくはこちら→ https://www.nyk.com/news/2022/20220427_02.html )
日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing -”を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。
(詳しくはこちら→ https://www.nyk.com/profile/plan/ )
今回の取り組みが特に貢献するSDGsの目標
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(注1)東京GXウィーク
GX(グリーントランスフォーメーション)の実現を目指してカーボンニュートラル関連の国際会議を集中的に開催する、経済産業省主催のイベント。
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/roadmap/tokyo_gx_week/
(注2) グリーンイノベーション基金事業
「2050年カーボンニュートラル」に向けてエネルギー・産業部門の構造転換や、大胆な投資によるイノベーションといった現行の取組みを大幅に加速するため、NEDOに2兆円の基金を造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、最長10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する基金制度。グリーン成長戦略において実行計画を策定している重点14分野を中心に支援が行われます。
プレスリリース提供:PR TIMES