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放射冷却素材『SPACECOOL』を活用した膜材料の正式販売開始

(PR TIMES) 2023年01月24日(火)12時15分配信 PR TIMES


SPACECOOL株式会社(以下、「SPACECOOL社」)とカンボウプラス株式会社(以下、「カンボウプラス」)は、ゼロエネルギーで冷却できる放射冷却素材「SPACECOOL」(以下、「本素材」)を活用した膜材料(以下、「本膜材料」)を共同開発し、本日2023年1月24日より正式販売を開始することをお知らせいたします。

SPACECOOL社とカンボウプラスは、2020年度に本膜材料の共同開発を開始し、様々な効果検証やサンプル提供を進めてまいりました。これらの成果の活用や本膜材料の販売を通じ、膜構造建築物やテント倉庫、医療・防災テントやトラックの荷台カバーでの利用など、暑熱環境を改善したい用途の探索や、様々なパートナー企業とのアライアンスを推進することで、ゼロエネルギーでの冷却による温室効果ガスの排出抑制や、熱中症予防・食品鮮度維持などに貢献していきます。

今後も、SPACECOOL社とカンボウプラスは、2025年開催予定の大阪・関西万博での本膜材料の採用に向けた提案活動や、脱炭素や暑熱環境の改善といった社会課題の解決に向けた具体的な「解」としての役割を担っていけるよう、よりよい製品・サービスの開発と提供に向けて進化を続けて参ります。

<製品概要>
今回、正式販売する製品は、本素材をキャンバス生地に貼り付けたもの1種類、ターポリン生地に貼り付けたもの2種類です。(図1、表1)

ターポリン生地2種類*¹,²は、公益財団法人日本防炎協会認定の防炎製品認定を取得しております。テントやシェード、カバーやパラソルなどの用途に使用できる素材です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/78861/35/resize/d78861-35-eae4e61a8b8c394b7f5d-6.png ]



防炎認定番号 *1:FR-03259、*2:FR-04296

また、膜構造建築物は、建築基準法において、国土交通大臣による不燃材料・膜材料の認定品の使用が義務付けられています。現在、膜構造建築物向けの製品開発を進め、不燃材料の認定は取得しております(認定番号NM5553)。また、2023年春頃には、膜材料(B種)の認定を取得予定としており、認定を取得次第、販売も開始いたします(表2)。

加えて、膜構造建築物向けの製品の販売を見越して、2025年に開催される大阪・関西万博でのパビリオンでの活用など提案活動を進めております。
[画像2: https://prtimes.jp/i/78861/35/resize/d78861-35-b07240b2d9960743a99d-2.png ]

<導入用途1:テント>
SPACECOOLテント、普通テント、他社製遮熱テントの比較検証を大阪ガスエネルギー技術研究所(大阪市此花区)にて実施した。その結果、普通テントと比較した場合、天井温度とテント内での体感温度においてそれぞれ約10℃の温度差を確認。(図2)
[画像3: https://prtimes.jp/i/78861/35/resize/d78861-35-8d99b4c178de59d983c3-3.png ]

<導入用途2:パーゴラ>
酷暑対策を目的とした大手町仲通り(東京都千代田区大手町1丁目9、実施:三菱地所株式会社)での実証実験に使用するパーゴラに採用。(図3)
[画像4: https://prtimes.jp/i/78861/35/resize/d78861-35-c135149b9f32f636d988-4.png ]

 <販売方法>
本膜材料は、SPACECOOL社又はカンボウプラスから購入することが可能です。また、テントやパーゴラなどの加工品も購入することが可能です。購入方法や価格などの情報については、以下からお問い合わせください。

【SPACECOOL社 お問い合わせ先】
・お問い合わせ先フォーム:https://spacecool.jp/contact2/
・見積依頼フォーム: https://spacecool.jp/contact1/

【カンボウプラス お問い合わせ先】
・お問い合わせ先フォーム:https://kanbo.co.jp/contact

<放射冷却素材「SPACECOOL」とは>
本素材は、直射日光下において、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけではなく、放射冷却技術の原理により、宇宙に熱を逃がすことで、エネルギーを用いずに外気温よりも温度低下する放射冷却*³素材です(図4)。

本素材を開発した大阪ガスによる2020年夏の実証実験においては、直射日光が当たった状態で、本素材の表面温度が外気温より最大約6℃*低くなったことを確認しており、世界最高レベル*の放射冷却性能を実現しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/78861/35/resize/d78861-35-5969b3044221215352c0-5.jpg ]

*3:大阪ガス独自の放射冷却技術を用い、太陽光の入熱を抑え、熱放射による出熱(熱せられた物体の熱が電磁波・光として運ばれる現象)を大きくした材料設計により実現
*4:大阪市此花区の大阪ガスエネルギー技術研究所にて計測(計測時の周囲気温は約35℃)。
放射冷却素材を施工した鋼板の裏面温度を測定。
*5:公開されている論文を用いた当社および大阪ガス調べによる。

<会社概要>
<SPACECOOL社概要>
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/78861/table/35_1_592dc938b47d935828e1b01809d23ba6.jpg ]



<カンボウプラス社概要>


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/78861/table/35_2_f5b0e98dc9443aaea71f4d69f44f7eb2.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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