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特定非営利活動法人WELgee

ロシア軍によるウクライナ侵攻への非難声明

(PR TIMES) 2022年02月27日(日)12時15分配信 PR TIMES


[画像: https://prtimes.jp/i/32891/35/resize/d32891-35-a31ea82ee023cae35f32-0.png ]


2022年2月24日にロシア軍がウクライナに軍事侵攻を開始しました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の発表によると、この侵攻により故郷から避難を余儀なくされた避難民は10万人以上(*1)とされています。

いかなる理由であっても、一国の政府が罪のない多くの人々の命を奪うことは正当化され得ません。避難を余儀なくされた一人ひとりの市民には、一度故郷を離れたら、取り戻すことのできない時間と未来があります。

NPO法人WELgeeはこれまで、様々なセクターとの協働を通じて、日本にやってくる難民・難民申請者がキャリアや人生を構築するための取り組みを行ってきた立場から、この状況を傍観することは、軍事力で解決を図ろうとすることを許容、あるいは助長してしまうことと同義であると考え、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難するとともに、ロシア政府に対し、いかなる理由があっても、ウクライナへの侵攻を即時に中止することを求めます。

また、日本政府に対しても、ウクライナやロシアから、庇護申請者が来る可能性を考慮の上、慎重かつ十分な準備を進め、平時のような長期に不安定な法的地位で待機させるのではなく、迅速な保護を実施することを求めます。同時に、自力で日本へたどり着く庇護申請者のみならず、国際社会と足並みを揃え、受け入れ枠の調整に関する議論についても積極的に検討してください。さらに、帰国できないことを表明する在日ウクライナ人やロシア人の庇護申請者については、安定した状態で日本に留まれるような対応を求めます。

報道で見る大きな数字の裏には、一人ひとりの人間がいます。つい最近まで、私たちと同様に日々の暮らしを営んでいた市民が、生命の危険に晒されるという現状が、シリアでも、香港でも、ミャンマーでも、ウクライナでも、あらゆる国で起きてきました。

WELgeeは、その国・地域の未来を担う人たちを絶やさないという信念をもって、紛争・迫害から逃れてきた方々に対する育成機会の提供や就労の伴走を、引き続き行ってまいります。

2022年2月27日 NPO法人WELgee

*1 ロイター『Some 100,000 Ukrainians have left their homes, as several thousand flee abroad -U.N. estimates』 (最終閲覧日:2022年2月26日)URL:https://www.reuters.com/world/europe/some-100000-ukrainians-have-left-their-homes-several-thousand-flee-abroad-un-2022-02-24/

プレスリリース提供:PR TIMES

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