プレスリリース
海洋ごみ問題解決に向けて活動するNPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(香川県小豆郡小豆島町、代表理事:江川裕基)は、2024年10月17日(木)に香川県高松市詰田川において、河川ごみ回収装置の実証実験を行いました。
今回の実験について
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/34/110850-34-00642b4758a2ceaa81490eb92136b47b-2452x1442.jpg ]
10月17日(木)に香川大学の協力のもと、詰田川の河口域(木太新開公園前)の地点に回収装置を約5時間ほど設置し、約1.8kgの硬質プラスチックを含む河川ごみを回収することができました。
当日はスーパームーンというの影響で1年で最も潮位差が大きくなる日であったため、実験時間中で約160cmの差がありました。
加えて詰田川を含む香川県の河川は、全体水深が浅いことや、標高差が少なく内陸部まで潮位差などが影響するため、回収ポケット部分の水深を今より浅くするなど対策が必要だと感じました。
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[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/34/110850-34-83b48540d07e496872ba4bf65f3bc4fe-2778x1754.jpg ]
実証実験の結果
今回の実証実験では、中間回収(12:00・14:00)と実験終了時(16:00)の計3回の回収を行っており、硬質プラスチック、缶、ビニール袋等、合計約1.8kgの河川ごみを回収することができました。
初めての河川での実証実験でしたが、海上実験のノウハウや経験をうまく河川にも生かすことができ、概ね予定通りのスケジュールで実証実験を行うことができました。
なお回収装置の撤去時には魚などの生物は確認されず、ヘドロなどの自然物は再放流しました。
▼回収物
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/34/110850-34-9dd51f9cc6c934e8a9f3b632750da254-2031x2700.jpg ]
開始直後は、満潮のタイミングで潮位移動が少なくごみがあまり流れてきませんでした。
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下げ潮が始まり、上流に滞留していたごみが一斉に流れはじめた影響で、多くのごみを回収することができました。
ペットボトルや缶、名前入りのごみ袋を回収しました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/34/110850-34-9b55c0008fc25028b5e9715890b6eb6a-1553x2700.jpg ]
実験終了時は下げ潮も落ち着き、上流からはほとんどごみが流れてきませんでした。
唯一回収された肥料袋は、他のごみより汚れが目立ってます。
仮説段階ですが、河川内で何年または何ヶ月も流され押し戻されてきたごみかもしれません。
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今後の展開について
今回得られた知見を活用し、当該地域での再検証や、他の河川での回収実証実験の実施、回収装置の改修などを進めてまいります。
将来的には、日本全国、世界に回収装置を設置し、実質日本の河川ごみの流出ゼロを目指すべく、引き続き実証実験と関係構築を進めていきたいと考えております。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/34/110850-34-bb35490031fc0ae0c3d6a3074064cee9-3900x2196.jpg ]
河川プロジェクトリーダーより
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/34/110850-34-55b342ddd804af8b44cd4fd6e26c14d9-3900x3055.jpg ]
2024年5月から始まった河川プロジェクト。
詰田川での実証実験の実現は簡単ではありませんでしたが、
様々な困難の中実施できたのは、このプロジェクトを応援してくださった皆様のお陰です。ありがとうございます。
今回の成功を糧にさらに大きなインパクトを出せるよう、引き続き活動してまいります。
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル
河川プロジェクトリーダー:室谷雄作
撮影・調査協力
・香川大学海洋ごみチーム(香川県高松市、代表:中國正寿)
https://www.kagawa-u.ac.jp/setouchi/
・cubic-tt[島空撮]
https://www.cubic-tt.com/
マンスリーサポーター/一緒に活動していただける仲間を募集中!
海洋ごみは、生態系を含む海洋環境の悪化、漁業や観光への影響など、様々な問題を引き起こしており、世界全体で取り組むべき課題となっています。
このまま悪化が続けば、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えると言われています。
(参考:https://www3.weforum.org/docs/WEF_The_New_Plastics_Economy.pdf)
未来予測を変え、海洋ごみゼロの世界を実現するために、私たちは新しい挑戦を続けています。
ご支援とご協力よろしくお願いいたします。
▼ご支援方法
(1) ウェブサイトから寄付する(クレジット決済・銀行振込)
https://donation.cleanoceanensemble.com/
(2) ボランティア/プロボノとして参画する
https://peatix.com/group/12922636
(3) 協賛企業として支援する
https://cleanoceanensemble.com/cooperation/
(4) SNSフォローで応援する
https://lit.link/cleanoceanensemble
組織概要
・名称:NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(NGO Clean Ocean Ensemble)
・住所:香川県小豆郡小豆島町坂手甲985番地
・設立:2020年12月
・代表理事:江川 裕基
・主な活動国:日本、モザンビーク、ベトナム
・公式サイト:https://cleanoceanensemble.com/
・公式SNS:https://lit.link/cleanoceanensemble
団体の名前は、Clean(綺麗な)Ocean(海を)Ensemble(より多くの人と一緒に)というメッセージを込めています。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/110850/34/110850-34-23658a4854e1ef198cca88dbc5fa8726-1903x288.png ]
プレスリリース提供:PR TIMES