プレスリリース
東京大学医学部発のメディカル睡眠テックのACCELStars、ソニーネットワークコミュニケーションズの「mSafety(TM)」サービスと連携、睡眠解析ビジネスの共同探索に合意
東京大学医学部発のMedical Sleep Tech(睡眠テック)スタートアップである株式会社ACCELStars(読み方 アクセルスターズ)(本社:福岡県久留米市、代表取締役社長:宮原禎)は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 渡辺潤、以下「ソニーネットワークコミュニケーションズ」 )が提供するヘルスケアソリューションサービス「mSafety(TM)」と連携し、睡眠解析技術を活用した新たなビジネスモデルを共同で探索していくことに合意いたしました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/82124/34/82124-34-45727982fb0c8f7e872588ba003b956b-3900x1425.jpg ]
RAND研究所(米国本拠の有力シンクタンク)の調査(2016年)で、日本の睡眠不足による経済損失は年間15兆円(当時のレート)と発表するなど、日本は世界最大の睡眠負債大国とされる中、厚生労働省が「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」(改訂版睡眠指針、以下「睡眠ガイド」)をとりまとめるなど、睡眠改善に対する気風が全国で立ち上がりつつあります。
ACCELStarsは、腕時計型デバイスのみで、医療現場で用いることが可能なレベルで高精度に睡眠および睡眠中の中途覚醒を捉える技術を元に、主に企業や健康保険組合に向けて、健康経営や生活習慣病予防・重症化予防を目的としたSLEEP COMPASSというサービスを提供しておりますが、その利用用途やニーズは、さらなる広がりを見せつつあります。
一方、ソニーネットワークコミュニケーションズが国内展開*する「mSafety(TM)」は、LTE-M通信によるネットワーク常時接続が可能なソニー製のウェアラブル端末と、ヘルスケア・安全クラウドマネージメントソリューションを組み合わせたBtoBのソリューションサービスです。アルゴリズム解析に必要なローデータが取得できることに加え、データの種類、取得頻度、ディスプレーへの表示項目、外部センサーとの接続など、サービスに合わせてウェアラブル端末アプリケーションを開発可能で、カスタマイズ性に優れています。
* Sony Network Communications Europe社が開発
睡眠改善にかかるニーズは、今後さらに多様化することを見込み、より多くのケースに最適なサービスをご提供することを目的に、mSafety(TM)を用い、睡眠測定改善および睡眠改善を通じて、国内外の健康経営・労働安全・個人のパフォーマンス改善といった領域おける新サービスの共創検討を進め、24年夏までにいずれかにおける提携契約を締結することを目指します。
ACCELStarsの役割
・「mSafety(TM)」のウェアラブルを介し収集したデータに基づく睡眠解析アルゴリズムの開発
・同アルゴリズムを用いた新たなサービスおよびビジネスモデルの創出
ソニーネットワークコミュニケーションズの役割
・「mSafety(TM)」ソリューション(ウェアラブル端末およびクラウド型ローデータプラットフォーム)の提供
・創出したサービスに合わせたウェアラブル端末アプリケーションのカスタマイズ、提供
ACCELStars代表取締役の宮原は、「今回の連携によって、健康増進・予防に貢献するサービスを共創検討できることは非常に素晴らしいと捉えております。当社がスケールアップしていくにあたって、ソニーネットワークコミュニケーションズが展開する端末で睡眠測定サービスを提供できることは不可欠だと捉えております。今回の協働により、より多くの睡眠で困っている方々に対して新たなサービスをお届けできると思うとワクワクしております。」とコメントしております。
【会社概要】
株式会社ACCELStars(アクセルスターズ)
代表取締役 宮原 禎
設立日:2020 年 8 月 28日
本社所在地:〒839-0864 福岡県久留米市百年公園1-1
東京オフィス:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1東京大学アントレプレナープラザ205
HP:https://www.accelstars.com/
ACCELStarsは、「睡眠を解明し、新たな医療を創造する」というビジョンのもと、2020年8月に東京大学医学部教授の上田泰己が会社を設立いたしました。精神疾患・神経変性疾患・発達障害は、睡眠障害を併発する疾患であり、これらの疾患の治療サポートサービスの提供をいたします。日本国内のみならず世界的に睡眠への関心が高いにもかかわらず、現在提供されている睡眠測定サービスは、医療へ活用するには睡眠と覚醒の検知精度が低いという課題があります。そこで、弊社創業者兼取締役CTOの上田を中心に開発した睡眠測定技術は簡易であり、でも信頼性の高いものです。アルゴリズムによって、睡眠を解明し新たな医療を創造していきます。
宮原 禎(代表取締役 CEO)
リクルート(現リクルートホールディングス)でソフトウェア開発・事業開発に従事した後、会社経営を複数社経験。2015年からヘルスデータ・プラットフォーム社の立ち上げを行い、CEOとして現在、日本最大級のPHRサービスをゼロから成長をさせた。JMDCへ事業統合の後はグループの新規事業、マーケティングの責任者として、米国Fitbit社との独占提携を指揮。JMDC在籍当時から、睡眠領域へ興味を持ち、上田との出会いから2021年5月より現職。群馬県高崎市出身。
上田 泰己(創業者 / 取締役 CTO)
2004年、東京大学大学院医学系研究科修了。03年から理化学研究所チームリーダー等を経て13年より東京大学大学院医学系研究科教授。現在、東京大学大学院情報理工学研究科教授等を兼務。専門はシステムズ薬理学・睡眠。福岡県福岡市出身。
プレスリリース提供:PR TIMES