プレスリリース
視覚障がいに関わる“壁”を溶かす「VISI-ONE アクセラレータープログラム」デモデイで GATARI が Social Innovation Awardを受賞
Mixed Realityプラットフォーム「Auris」による未来の音声体験を通じて、視覚障がいにとらわれないインクルーシブな社会を目指す
デジタルとリアルが融け合う未来のインフラづくりを目指すMixed Reality ※1 スタートアップの株式会社GATARI(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:竹下俊一、以下「GATARI」)は、参天製薬株式会社(本社: 大阪市、以下 Santen)、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(東京都新宿区、以下、JBFA)、一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション(東京都新宿区、以下、IBF Foundation)の 3 者が主催する第1回「VISI-ONEアクセラレータープログラム」の採択企業6社に選出され、2022年10月14日に行われたデモデイ(https://visi-one.accelerator.demoday2022.jp/)にて、Social innovation Awardを受賞しました。
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GATARIは、現実空間とデジタル空間をシームレスに繋ぎ、インタラクティブな音響体験を可能にするMixed Realityプラットフォーム「Auris(オーリス)」の開発・運営を手掛けています。これまでにエンターテイメント業、観光業、建築関連業、地方自治体等、様々な企業・団体と連携し、「Auris」の有用性の実証、及びサービス導入を進めてきました。
「音」を起点にしたアプローチを得意とする「Auris」の強みを活かし、予てより視覚障がいの方々の”クオリティ オブ ライフ(QOL)”に繋がる取り組みを意識していた折、Santen、JBFA、IBF-Foundationの3者が主催する、視覚障がいに関わる“壁”を溶かす新規事業創出支援を目的とした「VISI-ONE(ビジワン)アクセラレータープログラム」を知り参加。多くの企業エントリーがある中、採択企業の6社に選出され、実装パートナー企業や視覚障がいを持つアドバイザリーボードメンバーの皆様の協力を得て、音声で情報を伝える「Auris」のインクルージョン視点での社会応用の可能性や、実装時の課題適応の検証などを目的に、実証実験に取り組んでまいりました。実証実験では、羽田イノベーションシティ敷地内40箇所に音声を配置し、視覚障がいのあるの方に実際に「Auris」を体験・評価いただくことで、配置すべき適切な情報コンテンツの把握や、拡充・改良すべき点など、新たな気づきをたくさん得ることが出来ました。
プログラムの集大成である 第1回「VISI-ONE アクセラレータープログラム」デモデイ が、10月14日(金)、視覚以外の五感を活用して様々なコミュニケーションを促す施設「ダイアログ・イ・ザ・ダーク」にて行われ、代表の竹下が登壇いたしました。
当日は、実証実験での気づきや、アドバイザリーボードメンバーの皆様からのフィードバックをもとに、空間を認識し、体の向きや対象物からの距離に応じた精度の高い音声配置を実現する「Auris」の活用利点や、視覚障がい者の方々のより良い生活に繋げるだけでなく、障がいの有無にとらわれることなくパーソナライズなサービス展開が可能であることなど発表いたしました。その結果、本プログラムのテーマにおける課題解決力、Mixed Reality がもたらす新規性と実装時の共生社会への拡がりなどの観点で審査員の方々に評価いただき、視覚障がいに関する課題への理解および、中長期的な視点からの共生社会の実現性を審査基準とする”Social innovation Award” を受賞いたしました。
今後もGATARIは、視覚障がい者の方々のQOLに貢献するとともに、「障がい者」「健常者」の垣根を超え、「Auris」の多様性に富む社会の実現を促すサービスとしての側面も認知・普及させるべく、コンテンツの強化とサービスの向上に尽力してまいります。
※1Mixed Reality:リアル空間とデジタル空間がシームレスに融合し(ミックスされ)、リアルなモノとバーチャルな情報を等価に表示・操作することができる状態のこと
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代表取締役 竹下俊一のコメント
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本当の意味でのインクルーシブな未来の施設空間を考えた時に、フィジカルな建築や設備にとらわれずに公共空間の中に個々人に合わせたプライベートな空間を作ることができるMixed Realityは非常に重要な役割を果たします。今回のプログラムでは「Auris」を活用し、Mixed Realityが視覚障がいのある方に提供できる価値について、当事者の方々を巻き込んだ制作プロセスで実証実験を行いました。当事者の方へのインタビューでは非常に前向きなコメントをいただき、またデモデイにおいても結果を評価いただくことができとても嬉しく思います。
今回の受賞で「やっと視覚障がいのある方に向けた Mixed Reality 空間の社会実装のスタートラインに立った」という気持ちです。引き続きVISI-ONEと連携させていただきながら取り組みを前進させて参ります。
実証実験について
羽田イノベーションシティにて、視覚障がいをお持ちの方を対象に「Auris」による敷地内の音声ナビゲーション体験会を実施。空間を把握する為のスマートフォンと音声が届くスマートグラスを対象者に身に着けて行い、実体験に基づくご意見をいただきました。
日程:2022年10月7日 (金)・8日 (土)
会場:羽田イノベーションシティ
参加者:視覚障がいをお持ちの方5名
実証実験の様子はこちらの動画をご覧ください。
https://youtu.be/DxdsjbUdEgs
「VISI-ONEアクセラレータープログラム」デモデイについて
視覚障がいに関わる“壁”を溶かすイノベーティブな製品やサービスの実証成果の発表の場として、採択された6社がプレゼン。審査の結果、Business Innovation Award、Social innovation Awardの2つの賞が授与されました。
日時:2022年10月14日(金)13:40〜16:30
会場:ダイアログ・イ・ザ・ダーク竹芝(オンライン中継にて一般公開)
内容:・採択企業6社によるプレゼンテーション
・審査、パネルディスカッション
・受賞結果発表、表彰式
登壇企業:株式会社Ashirase、株式会社GATARI、クラスリー株式会社、株式会社コンピュータサイエンス研究所、MAMORIO株式会社、リンクス株式会社 (五十音順)
主催:参天製薬株式会社、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会、一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション
事務局:レガシーイノベーショングループ株式会社
株式会社GATARI
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株式会社GATARIは新しいエンターテインメントを切り口に、デジタルとリアルの融け合う未来のインフラづくりを目指すMixed Realityスタートアップです。「人とインターネットの融け合う世界を創る」というビジョンを掲げ、東京大学を拠点とした日本最大のVR学生団体UT-virtual(https://utvirtual.tech)創設者である代表の竹下によって2016年に設立されました。これまで、ゲームエンジンを活用しリアルとデジタルを融合させることで生まれる様々な空間サービスの開拓や研究開発を行ってきました。現在、Mixed Realityエンジニアリングと音響の専門家が在籍するチームで、それぞれの専門領域を生かして既存フォーマットの100+1の体験ではない未来の音声体験を生み出し続けています。
所在地:東京都千代田区神田松永町16 ダイキビル4F
代表者:代表取締役CEO 竹下俊一
設立日:2016年4月5日
資本金:6010万円
事業内容:Mixed Realityプラットフォーム『Auris』の開発、MRコンテンツ制作ほか
GATARI公式HP:https://gatari.co.jp/
お問い合わせ
株式会社GATARI(担当:磯野、森脇)
[フォーム] https://share.hsforms.com/1M_lQE8HORJiJ2QOkkhSGjAbwv75
[メール] contact@gatari.co.jp
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