プレスリリース
『再生可能エネルギー導入に向けたレドックスフロー電池の開発最前線』(監修:産業技術総合研究所/佐藤 縁)2023年6月29日に発売
エレクトロニクス・化学などの技術・市場動向レポート発行やセミナー開催を行う、株式会社シーエムシー出版(本社:東京都千代田区、代表:辻賢司)は、書籍『再生可能エネルギー導入に向けたレドックスフロー電池の開発最前線』を2023年6月29日に発刊いたします。定価は税込69,300円(本体価格63,000円+税)で、当社ECサイトおよび全国の書店でご注文を受け付けております。
まもなくレドックスフロー電池の原理開発から50年。再生可能エネルギー利用に果たす役割や期待が寄せられるレドックスフロー電池の最新情報を集めた1冊となっております。
目次などの詳細については以下の当社サイトをご覧ください。
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9157
[画像: https://prtimes.jp/i/117216/31/resize/d117216-31-376670fe4fee26d98965-0.jpg ]
監修:佐藤 縁((国研)産業技術総合研究所)
発行日:2023年6月29日
体裁:B5判,263頁
ISBNコード:978-4-7813-1742-7
価格(税込):69,300円
刊行にあたって
「カーボンニュートラル」という言葉は、今は我々の日常生活の場でも広く浸透しており、この言葉を聞かない日はない。昨今、誰もがここ最近の気候変動の激しさを身近で感じることが増え、地球温暖化を防ごう、温室効果ガスを排出しない生活をしよう、再生可能エネルギーをできるだけ利用しよう、という機運が一般の生活の場でも一層高まっている。我が国のエネルギー政策の基本的な方向を示すエネルギー基本計画は2018年に第5次が出たが、さらなる脱炭素化に向けた世界的な急速な動き、エネルギー安全保障における緊張感の高まり等、急速な情勢変化を受けて、新たに2021年10月に第6次エネルギー基本計画(経済産業省)が策定された。既に2020年に表明されていた2050年カーボンニュートラル宣言を受けてのエネルギー政策の道筋,気候変動対策を進めながら日本のエネルギー需給構造の課題克服のためのエネルギーの安定供給・コスト低減に向けた取組が重要なテーマとして策定された。
今回はレドックスフロー電池技術開発、研究に関係する方々より執筆いただき、レドックスフロー電池が再生可能エネルギー利用に果たす役割、期待が寄せられている新しい材料開発(電解液、電極等)、新規分析方法、開発動向の変化や現状,導入事例の変化、システム開発等の広範にわたる内容について、その最新情報を本書に集めた。
(本書「刊行にあたって」より抜粋)
主な執筆者
佐藤 縁 (国研)産業技術総合研究所
津島将司 大阪大学
鈴木崇弘 大阪大学
太田一平 特許庁
重松敏夫 住友電気工業(株)
森内清晃 住友電気工業(株)
原田達朗 LE システム(株)
大平昭博 (国研)産業技術総合研究所
酒井孝明 (国研)産業技術総合研究所
兼賀量一 (国研)産業技術総合研究所
伊藤渉太 (株)日立製作所
土肥 稔 静岡理工科大学
石飛宏和 群馬大学
中鉢智士 山形大学
吉田 司 山形大学
ほか合計40名
目次
【第1編:最近の技術動向】
第1章 高性能レドックスフロー電池への展開
第2章 レドックスフロー電池の技術開発動向
第3章 レドックスフロー電池の導入事例と開発動向
【第2編:要素技術】
<電解液>
第4章 未利用資源からのバナジウム回収とレドックスフロー電池用電解液の製造
第5章 バナジウム代替金属系電解液の開発状況
第6章 水溶液中における疎水性ヨウ素複合体の生成と亜鉛ヨウ素レドックスフロー電池への応用
<電極材料>
第7章 金被覆電極を用いたフローレスレドックス電池の耐久性
第8章 レドックスフロー電池の電極に適したシームレスカーボン材料
第9章 亜鉛/テレフタル酸金属有機構造体を負極材料に用いたレドックス電池の評価
第10章 ナノ空間にレドックス活性分子を束縛させたスラリー電極の開発
<発電システムの設計・開発>
第11章 再生可能エネルギーを導入促進するレドックスフロー電池システムの開発
第12章 レドックスフロー電池を中核とした電力需給システムの構築
第13章 レドックスフロー燃料電池の車載性検討
第14章 レドックスフロー電池のマルチユース実証
<性能評価>
第15章 キノン系化合物と多孔質炭素との複合化とその電気化学キャパシタ特性評価
第16章 電極構造・運転条件がレドックスフロー電池性能に及ぼす影響の集約的評価
第17章 レドックスフロー電池の流動場設計を目的としたトポロジー最適化
【第3編:新規レドックスフロー電池の研究動向】
第18章 有機系レドックスフロー電池の高エネルギー密度化を目指した集積型ビオローゲンの開発
第19章 放射光X線分光によるチタン-マンガンレドックスフロー電池電解液の電子状態解析
第20章 高密度レドックス高分子を用いた有機レドックスフロー電池の展開
第21章 有機レドックスフロー電池の今後の展望
第22章 バナジウムイオンレドックス型ハイブリッドキャパシタの開発
第23章 アゾ化合物を活物質としたレドックスフロー電池の特性
第24章 リチウムイオン二次電池系への応用を指向した有機材料開発の動向
商品詳細はコチラから
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9157
プレスリリース提供:PR TIMES